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公開番号2024049653
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-10
出願番号2022156002
出願日2022-09-29
発明の名称庇および構造物
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類E04F 10/08 20060101AFI20240403BHJP(建築物)
要約【課題】庇本来の機能を担保しつつ構造物の美観性を向上させる庇、および、該庇を備えた構造物を提供する。
【解決手段】庇20は、構造物の外壁12に取り付けられるブラケット22と、外壁12の外方に向けて突出し、外壁12の正面視においてブラケット22を覆い隠す庇本体と、備える。庇本体は、外壁12に沿って水平方向に並設されるルーバー23によって構成されている。ルーバー23は、ブラケット22に連結される上下一対のルーバー部材25,26によって断面屈曲形状に構成されている。庇20は、ルーバー23の並設方向において、庇本体の先端高さ位置が連続的に変化するようにルーバー23の先端高さHが規定される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
構造物の外壁に取り付けられるブラケットと、
前記外壁の外方に向けて突出し、前記外壁の正面視において前記ブラケットを覆い隠す庇本体と、備え、
前記庇本体は、前記ブラケットに連結されるとともに前記外壁に沿って並設される上下一対のルーバー部材によって断面屈曲形状に構成されており、
前記上下一対のルーバー部材の並設方向において、前記庇本体の先端高さ位置を連続的に変化させた
庇。
続きを表示(約 770 文字)【請求項2】
前記上下一対のルーバー部材は、前記外壁からの突出量が所定の範囲内で変化するように前記外壁に沿って並設されている
請求項1に記載の庇。
【請求項3】
前記突出量は、取付対象となる外壁の向きに応じて異なる
請求項2に記載の庇。
【請求項4】
前記上下一対のルーバー部材は、上側ルーバー部材と下側ルーバー部材とによって構成され、
前記庇本体は、
前記上側ルーバー部材の先端部と前記下側ルーバー部材の先端部との間の隙間から前記外壁の外方に向けて突出する先端板材を有する
請求項1~3のいずれか一項に記載の庇。
【請求項5】
前記ブラケットは、
前記外壁に対して所定の間隔で取り付けられる取付部材と、
前記取付部材に架設される架設部材と、
前記架設部材に連結されるとともに前記上下一対のルーバー部材が連結されるブラケット本体と、を有する
請求項4に記載の庇。
【請求項6】
外壁に取り付けられるブラケットと、
前記外壁の外方に向けて突出し、前記外壁の正面視において前記ブラケットを覆い隠す庇本体と、を有する庇を備えた構造物であって、
前記庇本体は、前記ブラケットに取り付けられるとともに前記外壁に沿って並設される上下一対のルーバー部材によって断面屈曲形状に構成されており、
前記上下一対のルーバー部材の並設方向において、前記庇本体の先端高さ位置を連続的に変化させた
構造物。
【請求項7】
前記庇本体は、前記先端高さ位置が周期的に最大振幅位置に配置されるように構成されており、
前記最大振幅位置が上下階で異なる
請求項6に記載の構造物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、庇、および、該庇が設けられた構造物に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
構造物の外壁には、窓部や出入口などの上方に日除けや雨除けとして機能する庇が取り付けられる。たとえば特許文献1には、平板状の庇本体を外壁に沿って並設した庇が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-165201号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、構造物の外観は、庇によっても左右される。そのため、庇本来の機能を担保しつつ構造物の美観性を向上させる庇が求められていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決する庇は、構造物の外壁に取り付けられるブラケットと、前記外壁の外方に向けて突出し、前記外壁の正面視において前記ブラケットを覆い隠す庇本体と、備え、前記庇本体は、前記ブラケットに連結されるとともに前記外壁に沿って並設される上下一対のルーバー部材によって断面屈曲形状に構成されており、前記上下一対のルーバー部材の並設方向において、前記庇本体の先端高さ位置が連続的に変化する。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、庇を用いて構造物の美観性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
庇の一実施形態を備えた構造物の概略構成を示す図である。
庇の概略構成を示す上面図である。
外壁に対する庇の取付構造を示す側面図である。
ルーバー部材の断面図である。
上側取付部材、上側架設部材、ブラケット本体、および、アングル材の位置関係を示す上面図である。
ルーバー、上側取付部材、上側架設部材、ブラケット本体、アングル材、および、上側侵入防止材の位置関係を示す上面図である。
突出量および傾斜角度を変更した庇の一例を示す図である。
突出量および傾斜角度を変更した庇の一例を示す図である。
突出量および傾斜角度を変更した庇の一例を示す図である。
取付対象となる外壁の向く方向に応じて突出量を変化させた庇の一例を模式的に示す図である。
外壁の屈曲部分における連結構造の一例を示す図である。
変形例におけるブラケット本体とルーバーとの連結構造を示す図である。
変形例におけるブラケット本体とルーバーとの連結構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
図1~図11を参照して、庇および構造物の一実施形態について説明する。
図1に示すように、構造物10は、例えば鉄筋コンクリート構造を有する中高層建築物である。構造物10の各階層には、窓部11の上側などに、外壁の外方に向けて突出する庇20が設けられている。庇20は、雨除けや日除けとして機能する。外壁の正面視において、庇20は、後述する庇本体21の先端部によって周期的な波型模様を形成している。各階層の庇20は、上階層および下階層の庇20とは波型模様における最大振幅位置が異なるように位相をずらして構成されている。
【0009】
(庇の概略構成)
図2は、庇20の上面図である。庇20は、庇本体21とブラケット22とを備えている。庇本体21およびブラケット22は、耐候性に優れた各種の金属材料により構成される。
【0010】
(庇本体)
庇本体21は、外壁12に取り付けられるブラケット22を介して外壁12に支持される。庇本体21は、ブラケット22を覆い隠すように設けられている。庇本体21は、外壁12の外方に向けて突出するとともに外壁12に沿って水平方向に所定のピッチで並設されたルーバー23によって構成されている。
(【0011】以降は省略されています)

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