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公開番号2024041333
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-27
出願番号2022146080
出願日2022-09-14
発明の名称支承装置
出願人株式会社大林組
代理人弁理士法人一色国際特許事務所
主分類E01D 19/04 20060101AFI20240319BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】支承装置に部分的な破損が生じた場合にも、機能維持を図ることである。
【解決手段】隣り合う構造部材間で圧縮方向に応力伝達する支承装置であって、間隔を設けて並列配置した複数の雌側リブプレート、及び該雌側リブプレートの基端が表面に固定され、裏面に前記構造部材の一方が接合される第1の取付け板を有する一方の沓体と、前記雌側リブプレートの間に差し込まれる雄側リブプレート、及び該雄側リブプレートの基端が表面に固定され、裏面に前記構造部材の他方が接合される第2の取付け板を有する他方の沓体と、前記雌側リブプレート及び前記雄側リブプレートを貫通する連結軸と、を備え、前記雄側リブプレートの先端部に、凸状曲面が形成されるとともに、並列配置した前記雌側リブプレートの間に、前記雄側リブプレートの先端部を収納する収納部が形成され、該収納部の内面に、前記凸状曲面に対して面接触可能な凹状曲面が形成される。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
隣り合う構造部材間で圧縮方向に応力伝達する支承装置であって、
間隔を設けて並列配置した複数の雌側リブプレート、及び該雌側リブプレートの基端が表面に固定され、裏面に前記構造部材の一方が接合される第1の取付け板を有する一方の沓体と、
前記雌側リブプレートの間に差し込まれる雄側リブプレート、及び該雄側リブプレートの基端が表面に固定され、裏面に前記構造部材の他方が接合される第2の取付け板を有する他方の沓体と、
前記雌側リブプレート及び前記雄側リブプレートを貫通する連結軸と、
を備え、
前記雄側リブプレートの先端部に、凸状曲面が形成されるとともに、
並列配置した前記雌側リブプレートの間に、前記雄側リブプレートの先端部を収納する収納部が形成され、該収納部の内面に、前記凸状曲面に対して面接触可能な凹状曲面が形成されることを特徴とする支承装置。
続きを表示(約 440 文字)【請求項2】
請求項1に記載の支承装置において、
前記収納部が、並列配置した前記雌側リブプレートの基端側の両側部各々を塞ぐ塞ぎ部により形成され、
該塞ぎ部各々の内面に、前記凹状曲面が形成されることを特徴とする支承装置。
【請求項3】
請求項2に記載の支承装置において、
前記塞ぎ部が、前記雌側リブプレートの両側部から前記第1の取付け板に連続する壁体であることを特徴とする支承装置。
【請求項4】
請求項1からの3いずれか1項に記載の支承装置であって、
前記第1の取付け板及び第2の取付け板がそれぞれ、アーチ状をなす構造物の頂部で隣り合う前記構造部材に接合されることを特徴とする支承装置。
【請求項5】
請求項1から3のいずれか1項に記載の支承装置であって、
前記第1の取付け板及び第2の取付け板がそれぞれ、鉛直方向に隣り合う前記構造部材に接合されることを特徴とする支承装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、隣り合う構造部材間で、圧縮方向に応力伝達する支承装置に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、構造物の上部構造と下部構造の間に設置される支承装置の一つに、特許文献1で開示されているような、せん断型のピン支承装置がある。
【0003】
せん断型のピン支承装置80は一般に、図7で示すような、上沓体81及び下沓体82と、連結ピン83とにより構成される。上沓体81は、ソールプレート811と櫛状に設けた複数のリブプレート812を備える。また、下沓体82は、ベースプレート821と櫛状に設けた複数のリブプレート822を備える。
【0004】
これら上沓体81と下沓体82は、両者のリブプレート812、822をかみ合わせた状態で、連結ピン83を貫通させることにより連結され、ピン支承装置80が構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-139327号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記のピン支承装置80は、長期間にわたって使用すると金属疲労や腐食などにより破損を生じる可能性がある。なかでも、連結ピン83に破断などが生じると、ピン接合部としての機能が喪失して、ピン支承装置80を設けた構造物の崩壊につながるおそれがある。
【0007】
かかる課題に鑑みなされたものであって、その主な目的は、支承装置に部分的な破損が生じた場合にも、機能維持を図ることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
かかる目的を達成するため、本発明の支承装置は、隣り合う構造部材間で圧縮方向に応力伝達する支承装置であって、間隔を設けて並列配置した複数の雌側リブプレート、及び該雌側リブプレートの基端が表面に固定され、裏面に前記構造部材の一方が接合される第1の取付け板を有する一方の沓体と、前記雌側リブプレートの間に差し込まれる雄側リブプレート、及び該雄側リブプレートの基端が表面に固定され、裏面に前記構造部材の他方が接合される第2の取付け板を有する他方の沓体と、前記雌側リブプレート及び前記雄側リブプレートを貫通する連結軸と、を備え、前記雄側リブプレートの先端部に、凸状曲面が形成されるとともに、並列配置した前記雌側リブプレートの間に、前記雄側リブプレートの先端部を収納する収納部が形成され、該収納部の内面に、前記凸状曲面に対して面接触可能な凹状曲面が形成されることを特徴とする。
【0009】
本発明の支承装置は、前記収納部が、並列配置した前記雌側リブプレートの基端側の両側部各々を塞ぐ塞ぎ部により形成され、該塞ぎ部各々の内面に、前記凹状曲面が形成されることを特徴とする。
【0010】
本発明の支承装置は、前記塞ぎ部が、前記雌側リブプレートの両側部から前記第1の取付け板に連続する壁体であることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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