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公開番号2024054453
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-17
出願番号2022160656
出願日2022-10-05
発明の名称道路標識柱
出願人ニッタ化工品株式会社
代理人弁理士法人OHSHIMA&ASSOCIATES
主分類E01F 9/623 20160101AFI20240410BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】ベースにボルト締結した標識柱本体及び押さえリングの外れを生じ難くすると共に、その外れが生じたとしても、ボルト先端部が上向きに突出するのを防止することのできる道路標識柱の提供。
【解決手段】路面2に設置するベース3を設ける。ベース3の上面側に配置する標識柱本体4を設ける。標識柱本体4の下端に、ベース3の上面に載置するフランジ6を形成する。押さえリング7でフランジ6を上方から押さえる。ボルト8及びナット9で押さえリング7をベース3に締結する。ベース3の下面側にナット収容空間10を形成する。ナット収容空間10にナット8を回転自在に収容する。押さえリング7、フランジ6及びベース3の上方からボルト8を貫通させる。ナット9にボルト8の先端部を螺合する。
【選択図】 図2
特許請求の範囲【請求項1】
路面に設置されるベースと、該ベースの上面側に配置される標識柱本体と、該標識柱本体をベースに固定する固定部と、を備えた道路標識柱であって、
前記固定部は、標識柱本体の下端に形成されてベースの上面に載置されるフランジと、該フランジを上方から押さえる押さえリングと、該押さえリングをベースに締結するボルト及びナットと、からなり、
前記ベースの下面側にナット収容空間が形成され、該ナット収容空間に前記ナットが回転自在に収容されると共に、前記ボルトが押さえリング、フランジ及びベースを上方から貫通して前記ナットにボルト先端部を螺合されることを特徴とする道路標識柱。
続きを表示(約 130 文字)【請求項2】
前記ボルトは、特殊工具を用いて締結する特殊ボルトとされたことを特徴とする請求項1に記載の道路標識柱。
【請求項3】
前記ボルト及びナットに、その緩みを防止する緩み止めが設けられたことを特徴とする請求項1又は2に記載の道路標識柱。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ベースの上面側に標識柱本体を固定した構造で、路面に設置される道路標識柱に関するものである。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、道路や歩道の路面には、例えば自動車の侵入を防ぐ標識としての道路標識柱が設置されている(例えば、特許文献1)。
【0003】
図5に示すように、特許文献1の道路標識柱は、ベース101にポール本体(標識柱本体)102を固定したものであり、ポール本体(標識柱本体)102の下端環状部分103を覆うリング(押さえリング)104をベース101にボルト締結した構造とされる。
【0004】
リング(押さえリング)104とベース101とのボルト締結は、リング(押さえリング)104の下面側にナット105を埋め込み固定し、このナット105に、ベース101の下面側から挿入した短尺ボルト106を螺合することによって構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第4997302号公報(段落0018~0021、図4)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところが、特許文献1の道路標識柱は、ベース101から短尺ボルト106を突出させてリング(押さえリング)104に螺合したものであり、車両から強い力を受けて、万が一、短尺ボルト106の螺合部分が抜け出すと、ベース101からポール本体(標識柱本体)102及びリング(押さえリング)104が外れることになる。この場合、ベース101に残った短尺ボルト106の細い先端部が上向きに突出し、その上を通過した車両に、タイヤのパンクなどの損傷を生じさせるおそれがある。
【0007】
本発明は、ベースにボルト締結した標識柱本体及び押さえリングの外れを生じ難くすると共に、その外れが生じたとしても、ボルト先端部が上向きに突出するのを防止することのできる道路標識柱の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明に係る道路標識柱は、路面に設置されるベースと、ベースの上面側に配置される標識柱本体と、標識柱本体をベースに固定する固定部と、を備えたものであり、その固定部を、標識柱本体の下端に形成してベースの上面に載置するフランジと、フランジを上方から押さえる押さえリングと、押さえリングをベースに締結するボルト及びナットと、で構成し、さらに、ベースの下面側にナット収容空間を形成して、このナット収容空間にナットを回転自在に収容すると共に、ボルトに、押さえリング、フランジ及びベースを上方から貫通させて、ナットにボルト先端部を螺合するものである。
【0009】
上記構成によれば、ボルトに、押さえリング、フランジ及びベースを貫通させて、そのボルト先端部を別体のナットに螺合させるので、ボルト先端部の抜け出しを阻止して、標識柱本体及び押さえリングの外れを生じ難くすることができる。しかも、押さえリングの上方からボルトを貫通させて、ベースの下面側のナットにボルト先端部を螺合するので、押さえリングが、そのボルト周辺部分を破壊しながら外れたとしても、ベースに残って上向きに突出するボルトの上端は、細い先端部ではなく、比較的に面積の大きい頭部であり、その上を通過した車両に、タイヤのパンクなどの損傷が生じるのを防止することができる。
【0010】
さらに、ベースの下面側のナット収容空間に収容したナットにボルト先端部を螺合するので、道路標識柱を路面に設置した後、ベースと路面とで閉ざされたナット収容空間にあるナットの回転を止めることはできず、押さえリングの上方からボルト頭部を回転させてボルトを外そうとしても、ナットがボルトと共回りして外すことができない。したがって、押さえリングの上方からボルトを貫通させることによってボルト頭部を露出させることになるものの、そのボルトを外すことはできず、道路標識柱の盗難や悪戯を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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