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公開番号2024051887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158265
出願日2022-09-30
発明の名称新設防護柵の設置方法および防護柵構造
出願人個人,個人,個人
代理人個人,個人,個人
主分類E01F 15/06 20060101AFI20240404BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】歩行者自転車用等の既設防護柵の設置位置に車両用等の新設防護柵を簡単に設置できる新設防護柵の設置方法を提供する。
【解決手段】本発明は、既設防護柵1が取り付けられた防護柵設置位置に、新設防護柵2を設置するための新設防護柵の設置方法を対象とする。既設防護柵1は、防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定される既設支柱11と、隣合う既設支柱間に取り付けられる既設下桟とを備え、新設防護柵2は、既設下桟を収容可能な下桟収容凹部を有する複数の新設支柱4を備える。既設防護柵1を撤去せずに、新設支柱2の下桟収容凹部内に既設下桟を収容することにより新設支柱2の既設下桟に対する干渉を避けつつ、新設支柱2を、隣合う既設支柱間において防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定する一方、新設横材を、新設支柱間に取り付ける。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
既設防護柵が設置された防護柵設置位置に、新設防護柵を設置するための新設防護柵の設置方法であって、
前記既設防護柵は、防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定される既設支柱と、隣合う前記既設支柱間に架け渡すように取り付けられる既設下桟とを備え、
前記新設防護柵は、前記既設下桟を収容可能な下桟収容凹部を有する複数の新設支柱を備え、
前記既設防護柵を撤去せずに、前記新設支柱の下桟収容凹部内に前記既設下桟を収容することにより前記新設支柱の前記既設下桟に対する干渉を避けつつ、前記新設支柱を、隣合う前記既設支柱間において防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定する工程と、
新設横材を、前記既設支柱および前記新設支柱の内側に配置しつつ、隣合う前記新設支柱間に架け渡すように取り付ける工程とを含むことを特徴とする新設防護柵の設置方法。
続きを表示(約 820 文字)【請求項2】
前記既設防護柵は、歩行者自転車用柵によって構成されるとともに、
前記新設防護柵は、車両用防護柵によって構成され、
隣合う前記既設支柱間の間隔寸法に対し、隣合う前記新設支柱間の間隔寸法が小さく設定されている請求項1に記載の新設防護柵の設置方法。
【請求項3】
前記下桟収容凹部は、前記新設支柱における道路に対し外側に向けて開口するように形成されている請求項1または2に記載の新設防護柵の設置方法。
【請求項4】
前記新設支柱は、前記下桟収容凹部の開口部を閉塞するための閉塞蓋を有している請求項1または2に記載の新設防護柵の設置方法。
【請求項5】
前記既設防護柵は、前記既設下桟の上方に配置され、かつ隣合う前記既設支柱間に取り付けられる既設上桟を備え、
前記新設支柱の上端が、前記既設上桟よりも低い位置に配置されている請求項1または2に記載の新設防護柵の設置方法。
【請求項6】
既設防護柵が設置された防護柵設置位置に、新設防護柵を設置するようにした防護柵構造であって、
前記既設防護柵は、防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定される既設支柱と、隣合う前記既設支柱間に架け渡すように取り付けられる既設下桟とを備え、
前記新設防護柵は、前記既設下桟を収容可能な下桟収容凹部を有する複数の新設支柱を備え、
前記既設防護柵が残存した状態で、前記新設支柱の下桟収容凹部内に前記既設下桟が収容されることにより前記新設支柱の前記既設下桟に対する干渉が避けられた状態で、前記新設支柱が、隣合う前記既設支柱間において防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定される一方、
新設横材が、前記既設支柱および前記新設支柱の内側に配置され、かつ隣合う前記新設支柱間に架け渡すように取り付けられていることを特徴とする防護柵構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、歩行者自転車用柵等の既設防護柵が取り付けられた防護柵設置位置に車両用防護柵等の新設防護柵を設置するための新設防護柵の設置方法および防護柵構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
橋梁等の道路の両側縁に沿って設けられる防護柵は、歩行者や自転車等を対象とする歩行者自転車用柵と、自動車等の車両を対象とする車両用防護柵とに区分けされており、設置基準も異なっている。例えば歩行者自転車用柵は、さほど高い強度は必要なく支柱の間隔を比較的広く設定しても良いが、支柱間に設けられるバラスター(縦桟)等の間隔を、子供の通り抜けを防止できる程度に狭く設定する必要がある。これに対し、車両用防護柵は、歩行者自転車用柵に比べて高い強度が必要で支柱の間隔も狭くする必要があり、支柱間に設置される横梁等の横材も、衝突する車両をガイドできる程度に高い強度が必要である。
【0003】
一方、道路整備等によっては、特定の橋梁等の道路(歩道)を、車両用に変更するような場合がある。このような場合には、以前に設置されていた歩行者自転車用柵を、下記特許文献1に示すような車両用防護柵に取り替える必要がある。
【0004】
従来、歩行者自転車用柵を車両用防護柵に取り替える場合には、既設の歩行者自転車用柵を完全に撤去して、その撤去跡に新設の車両用防護柵や、歩行者自転車用柵を兼用する車両用防護柵(歩行者自転車用柵兼用車両用防護柵)を設置するのが通例であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-133160号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、上記従来のように歩行者自転車用柵を撤去して車両用防護柵を新たに設置する場合には、歩行者自転車用柵の撤去作業に多くの時間や費用が必要となり、工期の長期化およびコストの増大を来すという課題があった。さらに撤去された歩行者自転車用柵は、廃棄物として処理されることも多く、近年社会問題化されている廃棄物排出量の増大を招くという課題もあった。
【0007】
この発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、工期の短縮、コストの削減および廃棄物排出量の削減を図ることができる新設防護柵の設置方法および防護柵構造を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を備えるものである。
【0009】
[1]既設防護柵が設置された防護柵設置位置に、新設防護柵を設置するための新設防護柵の設置方法であって、
前記既設防護柵は、防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定される既設支柱と、隣合う前記既設支柱間に架け渡すように取り付けられる既設下桟とを備え、
前記新設防護柵は、前記既設下桟を収容可能な下桟収容凹部を有する複数の新設支柱を備え、
前記既設防護柵を撤去せずに、前記新設支柱の下桟収容凹部内に前記既設下桟を収容することにより前記新設支柱の前記既設下桟に対する干渉を避けつつ、前記新設支柱を、隣合う前記既設支柱間において防護柵設置位置に沿って間隔をおいて複数固定する工程と、
新設横材を、前記既設支柱および前記新設支柱の内側に配置しつつ、隣合う前記新設支柱間に架け渡すように取り付ける工程とを含むことを特徴とする新設防護柵の設置方法。
【0010】
[2]前記既設防護柵は、歩行者自転車用柵によって構成されるとともに、
前記新設防護柵は、車両用防護柵によって構成され、
隣合う前記既設支柱間の間隔寸法に対し、隣合う前記新設支柱間の間隔寸法が小さく設定されている前項1に記載の新設防護柵の設置方法。
(【0011】以降は省略されています)

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