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公開番号2024057463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-24
出願番号2022164225
出願日2022-10-12
発明の名称橋梁用常設足場
出願人株式会社IHIインフラシステム
代理人弁理士法人アテンダ国際特許事務所
主分類E01D 22/00 20060101AFI20240417BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】裏面パネルの強度を十分に確保することができるとともに、耐食性または耐錆性の高い裏面パネルを低コストで形成することのできる橋梁用常設足場を提供する。
【解決手段】裏面パネル30が、裏面パネル30の両側面及び下面を形成する外装部材31と、裏面パネル30内に配置された補強部材32とを有し、外部に露出する外装部材31が天板31a、端板31b及び補強部材32よりも耐食性または耐錆性の高い部材によって形成されているので、外部に露出しない天板31a、端板31b及び補強部材32を外装部材31よりも耐食性または耐錆性が低く安価な部材によって形成することにより、裏面パネル30の強度を十分に確保しつつ、耐食性または耐錆性の高い裏面パネル30を低コストで形成することができる。
【選択図】図7
特許請求の範囲【請求項1】
橋梁の下方に作業者が載るための複数の裏面パネルを橋軸方向に並べて設置し、裏面パネルの橋軸直角方向の両側方に側面パネルを設けてなる橋梁用常設足場において、
前記裏面パネルは、少なくとも裏面パネルの下面を形成する外装部材と、裏面パネル内に配置される補強部材とを有し、
外装部材が補強部材よりも耐食性または耐錆性の高い部材によって形成されている
ことを特徴とする橋梁用常設足場。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
前記裏面パネルは、裏面パネルの上面を形成する天板を有し、
前記外装部材は裏面パネルの両側面及び下面を形成している
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用常設足場。
【請求項3】
前記補強部材が波板状に形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用常設足場。
【請求項4】
前記裏面パネルの橋軸直角方向の両端部を支持する複数の縦梁を備え、
縦梁は上フランジ及び下フランジを有する部材からなり、
下フランジ上に前記裏面パネルの端部が載置されるとともに、
裏面パネルの端部側上面と上フランジが固定板によって固定され、
固定板は上フランジ側から裏面パネルの上面側に向かって斜め下方に延びるように形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用常設足場。
【請求項5】
隣り合う裏面パネル同士を連結する連結板を備え、
連結板は橋軸直角方向に延びるように形成されるとともに、隣り合う裏面パネルの上面同士を連結するように形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用常設足場。
【請求項6】
前記連結板には、連結板を裏面パネルの上面に締結するための締結部材を挿通する長孔が設けられ、
互いに隣り合う一方の裏面パネル側に配置される長孔は橋軸直角方向に長く、他方の裏面パネル側に配置される長孔は橋軸方向に長くなる向きに形成されている
ことを特徴とする請求項4記載の橋梁用常設足場。
【請求項7】
隣り合う裏面パネルの橋軸直角方向端部は、裏面パネルの上面側から端面側に亘って覆うようにL字形に形成された端部連結板によって連結されている
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用常設足場。
【請求項8】
前記側面パネルは、橋軸方向に延びる複数のパネル部材を上下方向に配列することによって形成され、
各パネル部材は前記裏面パネルの補強部材よりも耐食性または耐錆性の高い部材によって形成されている
ことを特徴とする請求項1記載の橋梁用常設足場。
【請求項9】
前記側面パネルは、前記パネル部材を所定数ずつ一体に設けてなる複数のパネルユニットを上下方向に配列することによって形成されている
ことを特徴とする請求項8記載の橋梁用常設足場。
【請求項10】
前記パネル部材は、足場外部に望む外面が斜め下方に傾斜するように形成されている
ことを特徴とする請求項7記載の橋梁用常設足場。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、橋梁の点検等を行うために橋梁下に常設される橋梁用常設足場に関するものである。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、道路橋、鉄道橋等の橋梁の保守、点検においては、橋梁の下面に取り付けられた検査路からの目視のみで行われる場合が多かった。また、橋梁全体を近接して点検する場合には、高所作業車や橋梁点検車を用いたり、或いは工事用の仮設足場を設置して行っていた。しかしながら、高所作業車や橋梁点検車を用いる場合は、作業用の路面を占有するため交通規制が必要となる。また、橋梁の下方が線路や河川など、車両が侵入できない場所では、高所作業車や橋梁点検車による点検を行うことができなかった。更に、工事用の仮設足場を設置して点検を行う場合は、仮設足場の設置及び撤去費用が別途必要になり、橋梁点検コストが高くつくという問題があった。
【0003】
そこで、橋梁下に恒久的に設置される常設足場を設けることにより、橋梁に近接した点検作業を常時行えるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この常設足場は、橋梁下に橋軸方向に延びる複数の縦梁を橋軸直角方向に間隔をおいて配置するとともに、各縦梁の間に作業者が載るための複数の裏面パネルを橋軸方向に並べて設置し、裏面パネルの橋軸直角方向の両側方に側面パネルを設けることにより構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2019-7206号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の常設足場は、裏面パネルの強度を確保するために裏面パネルを鋼材(例えば、高耐食めっき鋼板)によって形成しているが、恒久的に設置される常設足場では鋼材の露出部分に腐食や錆が生じやすく、長期的な耐久性に劣るという問題点があった。また、鋼材の代わりにアルミ材やステンレス材を用いれば、裏面パネルの耐食性または耐錆性を高めることができるが、アルミ材やステンレス材は鋼材に比べて高価であるため、材料コストが高くなるという問題点があった。
【0006】
本発明は前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、裏面パネルの強度を十分に確保することができるとともに、耐食性または耐錆性の高い裏面パネルを低コストで形成することのできる橋梁用常設足場を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は前記目的を達成するために、橋梁の下方に作業者が載るための複数の裏面パネルを橋軸方向に並べて設置し、裏面パネルの橋軸直角方向の両側方に側面パネルを設けてなる橋梁用常設足場において、前記裏面パネルは、少なくとも裏面パネルの下面を形成する外装部材と、裏面パネル内に配置された補強部材とを有し、外装部材が補強部材よりも耐食性または耐錆性の高い部材によって形成されている。
【0008】
これにより、外部に露出する外装部材が補強部材よりも耐食性または耐錆性の高い部材によって形成されることから、外部に露出しない補強部材を外装部材よりも耐食性または耐錆性が低く安価な部材によって形成することにより、裏面パネルの強度を十分に確保しつつ、耐食性または耐錆性の高い裏面パネルを形成することが可能となる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、裏面パネルの強度を十分に確保しつつ、耐食性または耐錆性の高い裏面パネルを低コストで形成することができるので、長期的な使用における裏面パネルの耐久性を高めることができるとともに、常設足場全体の材料コスト及び施工費用の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本発明の一実施形態を示す橋梁用常設足場の正面図
常設足場の側面図
常設足場の要部正面図
裏面パネルの部分正面図
外装部材の部分分解正面図
裏面パネルの部分分解正面図
裏面パネルの側面断面図
裏面パネルの分解側面断面図
裏面パネルの固定状態を示す要部正面図
裏面パネルの連結状態を示す要部平面図
裏面パネルの設置工程を示す要部分解斜視図
連結板の取付工程を示す要部分解斜視図
裏面パネルの連結状態を示す要部分解斜視図
裏面パネルの連結状態を示す要部斜視図
側面パネルの分解側面図
側面パネルの部分背面側斜視図
パネル部材の斜視図
パネルユニットの斜視図
本発明の一実施形態を示す側面パネルの部分背面側斜視図
パネル部材の斜視図
パネル部材の側面断面図
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)

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