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公開番号2024044841
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150611
出願日2022-09-21
発明の名称道路コーン設置回収装置
出願人株式会社トーテック,株式会社ネクスコ・メンテナンス新潟
代理人個人,個人
主分類E01F 13/02 20060101AFI20240326BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】対向一対の下部保持部材及び対向一対の上部保持部材の保持釈放動作を各別に行うことができ、道路コーンの各種の仕様に対する下部保持部材及び上部保持部材の保持釈放動作の融通性も向上することができ、道路コーンの下部保持部材及び上部保持部材の保持釈放動作を確実かつ安定的に行うことができ、挟持機構の構造を簡素化することができる。
【解決手段】対向一対の下部保持部材3・3及び対向一対の上部保持部材4・4をそれぞれ保持釈放動作させる挟持機構5として、旋回部材1に下部保持部材を保持釈放動作させる下部用軸3a・3a、及び、下部用軸が外嵌挿され、上部保持部材を保持釈放動作させる上部用筒軸4a・4aをそれぞれ道路コーンWの軸線方向に配設し、下部用軸を相互に異方向に正逆回転させる下部用モータ及び上部用筒軸を相互に異方向に正逆回転させる上部用モータを配設してなる。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
移動車両に配備され、道路の路面に対する道路コーンの設置回収装置であって、上記移動車両の荷台に複数個の道路コーンを貯留可能な貯留部が設けられ、該貯留部の外側方に道路コーンの受渡部が設けられ、該受渡部の受渡位置と上記路面上の設置回収位置との間で該道路コーンを上下旋回移送可能な旋回移送機構を備えてなり、上記旋回移送機構は、上記設置回収位置と上記受渡位置との間で上下旋回可能な旋回部材と、該旋回部材を往復旋回させる往復旋回機構と、該旋回部材に設けられ、該道路コーンの下部を保持釈放可能な対向一対の下部保持部材と、該旋回部材に設けられ、該道路コーンの上部を保持釈放可能な対向一対の上部保持部材と、該対向一対の下部保持部材及び対向一対の上部保持部材をそれぞれ保持釈放動作させる挟持機構とからなり、上記挟持機構として、上記旋回部材に上記対向一対の下部保持部材を保持釈放動作させる対向一対の下部用軸、及び、該下部用軸が外嵌挿され、上記対向一対の上部保持部材を保持釈放動作させる対向一対の上部用筒軸をそれぞれ上記道路コーンの軸線方向に配設し、該対向一対の下部用軸を相互に異方向に正逆回転させる下部用モータ及び該対向一対の上部用筒軸を相互に異方向に正逆回転させる上部用モータを配設して構成したことを特徴とする道路コーン設置回収装置。
続きを表示(約 210 文字)【請求項2】
上記対向一対の下部保持部材は上記道路コーンの下部の挟持又は解除により保持釈放可能に形成され、上記対向一対の上部保持部材は上記道路コーンの上部の圧潰又は解除により保持釈放可能に形成されていることを特徴とする請求項1記載の道路コーン設置回収装置。
【請求項3】
上記旋回移送機構は上記移動車両の左右両側位置にそれぞれ配設されていることを特徴とする請求項1又は2記載の道路コーン設置回収装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば、高速道路の工事現場と車道との境界に設置される円錐状の中空の道路コーン設置回収装置に関するものである。
続きを表示(約 3,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来、この種の道路コーン設置回収装置として、移動車両の荷台に複数個の道路コーンを貯留可能な貯留部が設けられ、貯留部の外側方に道路コーンの受渡部が設けられ、受渡部の受渡位置と道路の路面上の設置回収位置との間で道路コーンを上下旋回移送可能な旋回移送機構が設けられ、旋回移送機構は、設置回収位置と受渡位置との間で上下旋回可能な旋回部材と、旋回部材を往復旋回させる往復旋回機構と、旋回部材に設けられ、道路コーンを保持釈放可能な対向一対の保持部材と、対向一対の保持部材を保持釈放動作させる挟持機構とからなる構造のものが知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平6-57716号公報
特公平7-62326号公報
特開2018-104936公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら上記従来構造の場合、上記道路コーンを上記挟持機構の対向一対の保持部材で挟持し、受渡部の受渡位置と道路の路面上の設置回収位置との間で道路コーンを上下旋回移送して道路の路面に対して設置及び回収作業を行うに際し、道路コーンは例えば合成樹脂製又はゴム製の中空円錐形状に形成され、また、道路コーンには各種の仕様のものが存在し、このため、各種の道路コーンに対する仕様融通性が低下し、さらに、円錐形状の道路コーンの外周面を保持部材で挟持して旋回移送するため、道路コーンの自重及び遠心力により道路コーンが保持部材から離脱するおそれがあり、不安定な回収設置作業になることがあるという不都合を有している。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明はこのような不都合を解決することを目的とするもので、本発明のうち、請求項1記載の発明は、移動車両に配備され、道路の路面に対する道路コーンの設置回収装置であって、上記移動車両の荷台に複数個の道路コーンを貯留可能な貯留部が設けられ、該貯留部の外側方に道路コーンの受渡部が設けられ、該受渡部の受渡位置と上記路面上の設置回収位置との間で該道路コーンを上下旋回移送可能な旋回移送機構を備えてなり、上記旋回移送機構は、上記設置回収位置と上記受渡位置との間で上下旋回可能な旋回部材と、該旋回部材を往復旋回させる往復旋回機構と、該旋回部材に設けられ、該道路コーンの下部を保持釈放可能な対向一対の下部保持部材と、該旋回部材に設けられ、該道路コーンの上部を保持釈放可能な対向一対の上部保持部材と、該対向一対の下部保持部材及び対向一対の上部保持部材をそれぞれ保持釈放動作させる挟持機構とからなり、上記挟持機構として、上記旋回部材に上記対向一対の下部保持部材を保持釈放動作させる対向一対の下部用軸、及び、該下部用軸が外嵌挿され、上記対向一対の上部保持部材を保持釈放動作させる対向一対の上部用筒軸をそれぞれ上記道路コーンの軸線方向に配設し、該対向一対の下部用軸を相互に異方向に正逆回転させる下部用モータ及び該対向一対の上部用筒軸を相互に異方向に正逆回転させる上部用モータを配設して構成したことを特徴とする道路コーン設置回収装置にある。
【0006】
又、請求項2記載の発明は、上記対向一対の下部保持部材は上記道路コーンの下部の挟持又は解除により保持釈放可能に形成され、上記対向一対の上部保持部材は上記道路コーンの上部の圧潰又は解除により保持釈放可能に形成されていることを特徴とするものである。
【0007】
又、請求項3記載の発明は、上記旋回移送機構は上記移動車両の左右両側位置にそれぞれ配設されていることを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は上述の如く、請求項1記載の発明にあっては、道路コーンを路面上に設置する場合、移動車両を進行方向に進行し、貯留部の道路コーンは受渡部の受渡位置に移送され、受渡位置に移送された道路コーンは旋回移送機構の挟持機構により下部保持部材及び上部保持部材で挟持され、旋回移送機構の往復旋回機構により旋回部材は受渡部の移動車両の外側方の受渡位置から上記路面上の設置回収位置に下向きに旋回され、設置回収位置において、挟持機構は道路コーンを釈放し、道路コーンは路面上に設置され、道路コーンを釈放すると、旋回部材は設置回収位置から受渡位置に上向き旋回し、順次、移動車両の進行及び上記繰返動作により路面上に道路コーンを設置することができ、かつ、路面上に設置された道路コーンを回収する場合、移動車両を上記道路コーン設置時の進行方向とは互いに逆向きの進行方向に進行し、旋回部材を受渡位置から上記路面上の設置回収位置に下向きに旋回し、設置回収位置において、道路コーンが旋回部材の下部に接近したとき挟持機構は道路コーンを挟持し、旋回部材は道路コーンを保持して設置回収位置から受渡位置に上向きに旋回し、上記受渡位置の道路コーンは貯留部に貯留され、これにより道路コーンの設置及び回収を確実に行うことができ、さらに、この際、上記旋回移送機構は、上記設置回収位置と上記受渡位置との間で上下旋回可能な旋回部材と、旋回部材を往復旋回させる往復旋回機構と、旋回部材に設けられ、道路コーンの下部を保持釈放可能な対向一対の下部保持部材と、旋回部材に設けられ、道路コーンの上部を保持釈放可能な対向一対の上部保持部材と、対向一対の下部保持部材及び対向一対の上部保持部材をそれぞれ保持釈放動作させる挟持機構とから構成されているから、道路コーンは対向一対の下部保持部材及び対向一対の上部保持部材により上部及び下部の両部位を両持ち状態で保持することができ、受渡部の受渡位置と道路の路面上の設置回収位置との間で道路コーンを上下旋回移送して道路の路面に対して設置及び回収作業を行うに際し、道路コーンを下部保持部材及び上部保持部材の両部材で確実に保持することができ、自重及び遠心力による道路コーンの離脱を防ぐことができ、安定的に回収設置作業を行うことができ、さらに、上記挟持機構として、上記旋回部材に上記対向一対の下部保持部材を保持釈放動作させる対向一対の下部用軸、及び、下部用軸が外嵌挿され、上記対向一対の上部保持部材を保持釈放動作させる対向一対の上部用筒軸をそれぞれ上記道路コーンの軸線方向に配設し、対向一対の下部用軸を相互に異方向に正逆回転させる下部用モータ及び対向一対の上部用筒軸を相互に異方向に正逆回転させる上部用モータを配設して構成しているから、上記対向一対の下部保持部材及び上記対向一対の上部保持部材の保持釈放動作を各別に行うことができ、道路コーンの各種の仕様に対する上記下部保持部材及び上記上部保持部材の保持釈放動作の融通性も向上することができ、道路コーンの下部保持部材及び上部保持部材の保持釈放動作を確実かつ安定的に行うことができ、挟持機構の構造を簡素化することができる。
【0009】
又、請求項2記載の発明にあっては、上記対向一対の下部保持部材は上記道路コーンの下部の挟持又は解除により保持釈放可能に形成され、上記対向一対の上部保持部材は上記道路コーンの上部の圧潰又は解除により保持釈放可能に形成されているから、道路コーンを一層確実に保持することができる。
【0010】
又、請求項3記載の発明にあっては、上記旋回移送機構は上記移動車両の左右両側位置にそれぞれ配設されているから、移動車両の進行方向左側の旋回移送機構又は右側の他方の旋回移送機構により行うことができ、進行方向左右両側位置で設置及び回収することができ、道路コーンの設置及び回収の融通性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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