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公開番号2024053463
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-15
出願番号2022159771
出願日2022-10-03
発明の名称倉庫出入口ガード機構
出願人福岡運輸株式会社
代理人個人,個人
主分類E01F 13/02 20060101AFI20240408BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】簡単で安価な構造で、倉庫の出入口を構成する自動扉やその周囲の壁とフォークリフトの各部位との衝突を未然に防止することが可能な機能と形状を備えた倉庫出入口ガード機構を提供する。
【解決手段】荷物の倉庫において、荷役運搬車両で倉庫出入口を通過して荷物を搬入・搬出する際に、前記倉庫出入口を構成する自動扉やその周囲の壁と前記荷役運搬車両の各部位との衝突を未然に防止するために、前記荷役運搬車両との衝突により傾動し、衝突が解除された場合は垂直に復元する復元機構を備えた門型ガードポストを、前記倉庫出入口を囲うように出口側・入口側それぞれに垂直に立設していることを特徴とする倉庫出入口ガード機構とした。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
荷物の倉庫において、荷役運搬車両で倉庫出入口を通過して荷物を搬入・搬出する際に、前記倉庫出入口を構成する自動扉やその周囲の壁と前記荷役運搬車両の各部位との衝突を未然に防止するために、前記荷役運搬車両との衝突により傾動し、衝突が解除された場合は垂直に復元する復元機構を備えた門型ガードポストを、前記倉庫出入口を囲うように出口側・入口側それぞれに垂直に立設していることを特徴とする倉庫出入口ガード機構。
続きを表示(約 180 文字)【請求項2】
前記倉庫出入口を通過する前記荷役運搬車両のマスト及びフォーク、フォーク上に載置されている荷物が、前記門型ガードポストより上部に位置することを検出する対物センサと、対物センサの検出動作に連動して前記荷役運搬車両が前記倉庫出入口に接触する虞があることを伝達する報知ランプを備えたことを特徴とする請求項1に記載の倉庫出入口ガード機構。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、倉庫出入口ガード機構であって、詳しくは、倉庫の出入口を構成する自動扉及びその周囲の壁が荷役運搬車両と衝突して損傷することを未然に防止するための倉庫出入口ガード機構に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
従来、大型の荷物を保管する倉庫内には、複数の荷物の保管スペースを確保するために、複数の保管棚が多段式に構築されている。このような保管棚に荷物を搬入・搬出する際には荷役運搬車両(以下、フォークリフトともいう)が好適に用いられている。そして、倉庫内に大型の荷物を搬入する際には、フォークリフトにより保管する荷物を倉庫出入口から搬入して保管棚に保管し、倉庫内の荷物を搬出する際は、同様にフォークリフトを用いて保管棚から保管した荷物を倉庫出入口から倉庫外部に搬出している。
【0003】
また、近年では、荷物の保管倉庫は大型化しているため、倉庫内の多段式の保管棚も高段で設置されている。このため、荷物の運搬に使用されるフォークリフトも、高いところの保管棚に荷物を搬入・搬出することができる高マストのフォークリフトが好適に用いられる。一般に倉庫の出入口は、フォークリフトの接近を検知して自動的に開閉する自動扉が設置されている。特に、冷凍・冷蔵倉庫においては、庫内の温度を保つために、フォークリフトが通過できる最低限の大きさの自動扉が設けられている。
【0004】
ところが、フォークリフトは作業者が運転するため、作業者の運転ミス等により、倉庫の出入口の自動扉を損傷する事故が発生する可能性がある。特に、冷凍・冷蔵倉庫においては、倉庫の出入口の自動扉を損傷して閉止状態を保てなくなると、温度の高い外気が倉庫内に侵入し、冷凍・冷蔵に適した庫内の温度を保つことができなくなる。
【0005】
このような、倉庫の出入口におけるフォークリフトとの衝突事故を未然に防止するために、倉庫の出入口の入口側と出口側の両側端部にそれぞれガードポストを垂直に立設して、フォークリフトを運転する作業者が倉庫内へ侵入又は倉庫外へ退出する際に、誤って、出入口の両側端部に突出した自動扉と接触するように走行した場合でも、フォークリフトと出入口の両側端部に突出した自動扉との衝突を作業者が聴音できるように出音することで、倉庫の出入口の自動扉を保護するガードポスト構が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2020-51190号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、上述した特許文献1のガードポストは、倉庫の出入口の自動扉を保護するガードポストを、倉庫の出入口の入口側と出口側の両側端部に垂直に立設することで、フォークリフトと倉庫の出入口の自動扉とが直接衝突して自動扉が損傷する事故を可及的に低く抑えることはできる。しかしながら、倉庫の大型化に伴い高マストのフォークリフトを荷物の運搬に使用する場合に、倉庫の出入口の両側だけではなく、高マストのフォークリフトがフォーク又はフォーク上の荷物を、倉庫の出入口の上部より高い場所に位置したまま倉庫の出入口に侵入する場合がある。
【0008】
この場合は、高い位置に保持されたフォークリフトのフォークが、倉庫出入口の上部壁面に衝突して壁を損傷する可能性がある。特に、冷凍・冷蔵倉庫においては、倉庫内の低温を保持するために、倉庫の壁に複数の断熱材を使用した特殊な壁材が用いられることが一般的であり、この特殊な壁材が損傷すると、本来の冷凍・冷蔵倉庫の機能を保てなくなるため早急な補修が必要となるばかりか、補修に係る費用も高額になるため、フォークリフトのフォークによる倉庫の出入口の上部の壁の損傷を効果的に防止することが待望されている。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するために、簡単で安価な構造で、倉庫の出入口を構成する自動扉やその周囲の壁とフォークリフトの各部位との衝突を未然に防止することが可能な機能と形状を備えた倉庫出入口ガード機構を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するために、本発明は、荷物の倉庫において、荷役運搬車両で倉庫出入口を通過して荷物を搬入・搬出する際に、前記倉庫出入口を構成する自動扉やその周囲の壁と前記荷役運搬車両の各部位との衝突を未然に防止するために、前記荷役運搬車両との衝突により傾動し、衝突が解除された場合は垂直に復元する復元機構を備えた門型ガードポストを、前記倉庫出入口を囲うように出口側・入口側それぞれに垂直に立設していることを特徴とする倉庫出入口ガード機構とした。
(【0011】以降は省略されています)

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