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公開番号2024048136
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-08
出願番号2022154020
出願日2022-09-27
発明の名称人工芝の排水構造
出願人住友ゴム工業株式会社
代理人個人,個人,個人,個人
主分類E01C 13/02 20060101AFI20240401BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】人工芝由来のマイクロプラスチックの流出防止
【解決手段】
ここで開示される人工芝の排水構造30は、人工芝10が敷設される人工芝施設領域10aの周囲に設けられた排水路32と、排水路32に繋がっており、排水路32よりも深い集水枡34と、集水枡34に接続された地下排水管36とを有している。集水枡34は、排水路32が繋がった高さよりも下方に設けられた上部空間34aと、上部空間34aよりも下方に設けられた比重が1よりも重い細粒粒状物が敷き詰められたフィルター層34bと、フィルター層34bよりも下方又はフィルター層34bの内部に配置され、細粒粒状物の流出を抑制しつつ水を通す透水部材で仕切られ、地下排水管36に接続された排水空間34dとを有している。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
人工芝が敷設される人工芝施設領域の周囲に設けられた排水路と、
前記排水路に繋がっており、前記排水路よりも深い集水枡と、
前記集水枡に接続された地下排水管と、
を有し、
前記集水枡は、
前記排水路が繋がった高さよりも下方に設けられた上部空間と、
前記上部空間よりも下方に設けられた比重が1よりも重い細粒粒状物が敷き詰められたフィルター層と、
前記フィルター層よりも下方又はフィルター層の内部に配置され、前記細粒粒状物の流出を抑制しつつ水を通す透水部材で仕切られ、前記地下排水管に接続された排水空間と
を有する人工芝の排水構造。
続きを表示(約 500 文字)【請求項2】
前記集水桝は、前記透水部材で形成された周壁によって囲われた内部に排水空間を有し、一端が前記地下排水管に連通し、かつ、他端が閉塞された透水性排水管を有する、請求項1に記載された人工芝の排水構造。
【請求項3】
前記集水桝は、前記透水部材で形成された周壁によって囲われた内部に排水空間を有し、両端が前記地下排水管に連通した透水性排水管を有する、請求項1に記載された人工芝の排水構造。
【請求項4】
前記透水部材は、前記集水桝内に、前記地下排水管が接続された部位よりも高い位置に配置され、前記集水桝を上下に仕切るシート状の部材であり、
前記フィルター層は、前記シート状の透水部材の上に設けられ、
前記透水部材とフィルター層とは、前記集水枡に取り付けられた枠体に支持されており、
前記透水シートの下方に前記排水空間が形成された、
請求項1に記載された人工芝の排水構造。
【請求項5】
前記フィルター層の内部に透水シートで被覆された立体網目構造体が埋設されている、請求項1に記載された人工芝の排水構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、人工芝の排水構造に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
特開2022-38426号公報には、人工芝の周囲に設けられた人工芝の排水構造が開示されている。この排水構造は、底部に透水機能を有する側溝と、側溝内の底部に設置された透水性排水管と、側溝内で透水性排水管の上方まで充填された細砂と、細砂の流出を防ぐ堰の機能を有し、透水性排水管を通過可能に側溝の延在方向を仕切る仕切り板と、を備えている。これによって、清掃等のメンテナンスにかかる作業を軽減することができ、しかも雨水を運動場に流出させることなく、運動場から流れ込む小片を容易にかつ確実に回収することができる、とされている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-38426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、人工芝が敷設された人工芝施設から人工芝由来のマイクロプラスチックが流出するのを防ぐとともに、人工芝の排水構造に用いられる材料の再利用も促進したい。
【課題を解決するための手段】
【0005】
ここで開示される人工芝の排水構造は、人工芝が敷設される人工芝施設領域の周囲に設けられた排水路と、排水路に繋がっており、排水路よりも深い集水枡と、集水枡に接続された地下排水管とを有している。
集水枡は、排水路が繋がった高さよりも下方に設けられた上部空間と、上部空間よりも下方に設けられた比重が1よりも重い細粒粒状物が敷き詰められたフィルター層と、フィルター層よりも下方又はフィルター層の内部に配置され、細粒粒状物の流出を抑制しつつ水を通す透水部材で仕切られ、前記地下排水管に接続された排水空間とを有している。
【発明の効果】
【0006】
かかる人工芝の排水構造によれば、人工芝施設から人工芝由来のマイクロプラスチックが流出しにくくなり、人工芝の排水構造に用いられる材料、特に、フィルター層に用いられる細粒粒状物の再利用が促進される。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、人工芝10が敷設された人工芝施設20を模式的に示す平面図である。
図2は、人工芝の排水構造30の集水枡34の模式的な断面図である。
図3は、集水枡34の一例を示す模式的な断面図である。
図4は、集水枡34の他の一例を示す模式的な断面図である。
図5は、集水枡34の他の一例を示す模式的な断面図である。
図6は、集水枡34の他の一例を示す模式的な断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、ここで開示される人工芝の排水構造を図面に基づいて説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。各図面は模式的に描かれており、必ずしも実物を反映していない。また、各図面は、一例を示すのみであり、特に言及されない限りにおいて本発明を限定しない。また、同一の作用を奏する部材・部位には、適宜に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0009】
〈人工芝施設20〉
図1は、人工芝10が敷設された人工芝施設20を模式的に示す平面図である。
【0010】
人工芝施設20は、例えば、野球場、サッカー場、テニスコート等として用いられる人工芝が用いられた施設である。人工芝10は、舗装面に敷設される。人工芝10は、図示は省略するが、シート状の基布と、パイルとを有する。基布の材質および形態は、特に限定されない。例えば、基布は、ポリプロピレン、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂からなる平織布として形成されうる。基布には、パイルが植設されている。基布の裏面には、バッキング層が形成されている。バッキング層は、バッキング剤が塗布された層であり、パイルが抜け落ちるのを防止している。バッキング層は、例えば、ポリエチレンとSBRラテラックスとの混合体によって構成されてもよい。なお、バッキング層は、適宜に省略されうる。
(【0011】以降は省略されています)

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