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公開番号2024046804
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-05
出願番号2022152099
出願日2022-09-26
発明の名称エアブロア装置
出願人株式会社レールテック
代理人個人
主分類E01B 31/00 20060101AFI20240329BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】レール削正車が発生する鉄粉の回収効率を向上するエアブロア装置を提供する。
【解決手段】エアブロア装置1は、レール削正車に搭載され、軌間外側エアノズル2と、軌間内側エアノズル3と、圧縮空気供給装置4とを備える。軌間外側エアノズル2は、軌間外側で空気を噴射する。軌間内側エアノズル3は、軌間内側で空気を噴射する。圧縮空気供給装置4は、軌間外側エアノズル2及び軌間内側エアノズル3に圧縮空気を供給する。軌間外側エアノズル2及び軌間内側エアノズル3のレール長手方向Xに直交する水平方向から見た噴射方向は、鉛直下向きに対してレール長手方向Xに鋭角θを成す。軌間外側エアノズル2のレール長手方向から見た噴射方向21は、軌間外側から斜め下にレール底端部51の近傍に向いている。軌間内側エアノズル3のレール長手方向から見た噴射方向31は、軌間内側から斜め下にレール腹部52に向いている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
レール削正車に搭載されるエアブロア装置であって、
軌間外側で空気を噴射する軌間外側エアノズルと
軌間内側で空気を噴射する軌間内側エアノズルと、
前記軌間外側エアノズル及び軌間内側エアノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置とを備え、
前記軌間外側エアノズル及び軌間内側エアノズルのレール長手方向に直交する水平方向から見た噴射方向は、鉛直下向きに対してレール長手方向に鋭角を成し、
前記軌間外側エアノズルのレール長手方向から見た噴射方向は、軌間外側から斜め下にレール底端部の近傍に向いており、
前記軌間内側エアノズルのレール長手方向から見た噴射方向は、軌間内側から斜め下にレール腹部に向いていることを特徴とするエアブロア装置。
続きを表示(約 250 文字)【請求項2】
スラブ軌道において、前記軌間外側エアノズルは、レール底部の下を通って軌間中央に向かう気流を発生し、
前記軌間内側エアノズルは、レール腹部に当たって向きを変えて軌間中央に向かう気流を発生することを特徴とする請求項1に記載のエアブロア装置。
【請求項3】
レール削正によって発生する鉄粉をレール締結装置周辺から軌間中央まで移動させるように前記軌間外側エアノズル及び軌間内側エアノズルが噴射する空気の強さが設定されることを特徴とする請求項2に記載のエアブロア装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、レール削正車に搭載されて、レール削正によって発生する鉄粉を回収するためのエアブロア装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
線路の保守において、レール寿命の延伸、列車の走行安全性の確保、及び列車の走行騒音低減を目的としてレール削正が行われる。レール削正は、レール頭頂面や側面の凹凸を滑らかに削る保線作業である(非特許文献1の番号405参照)。レール削正は、レール削正車を用いて行われる(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
レール削正作業に伴い削正屑として鉄粉が発生する。レール削正車は、鉄粉を回収するため、エアブロア装置と集塵装置が搭載されている。エアブロア装置がエアーを吹き付けて軌道上の鉄粉を巻き上げ、集塵装置がその鉄粉を回収する。このようなレール削正車による回収作業は、レール削正作業と同時に実施されるが、その実施後に、レール締結装置周辺等の軌道上に鉄粉が残留する。バラスト軌道では、軌道上に残留した鉄粉は、バラスト(砕石)から成る道床内に沈み込んでいく。
【0004】
しかし、スラブ軌道では、軌道上に残留した鉄粉は、表面がコンクリートのスラブ上にあるため、列車風圧等によって飛散する可能性が高い。そこで、レール削正車で回収できなかった鉄粉は、人力によって回収される。人力による回収作業は、7名体制で軌道上を移動しながら実施される。先頭の1名が可搬式ブロアでレール締結装置周辺の鉄粉を清掃する。次の1名がマグネットで軌間中央付近の鉄粉を回収する。次の1名がバキュームクリーナーで右側のレール付近の鉄粉を回収する。次の1名がバキュームクリーナーで左側のレール付近の鉄粉を回収する。最後の3名は、作業終了後の跡確認を実施する。このように、人力による鉄粉の回収作業は、大変人手か掛かる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-224608号公報
【非特許文献】
【0006】
JIS E 1001:2001「鉄道-線路用語」
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題を解決するものであり、レール削正車が発生する鉄粉の回収効率を向上するエアブロア装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のエアブロア装置は、レール削正車に搭載されるものであって、軌間外側で空気を噴射する軌間外側エアノズルと軌間内側で空気を噴射する軌間内側エアノズルと、前記軌間外側エアノズル及び軌間内側エアノズルに圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置とを備え、前記軌間外側エアノズル及び軌間内側エアノズルのレール長手方向に直交する水平方向から見た噴射方向は、鉛直下向きに対してレール長手方向に鋭角を成し、前記軌間外側エアノズルのレール長手方向から見た噴射方向は、軌間外側から斜め下にレール底端部の近傍に向いており、前記軌間内側エアノズルのレール長手方向から見た噴射方向は、軌間内側から斜め下にレール腹部に向いていることを特徴とする。
【0009】
このエアブロア装置において、スラブ軌道において、前記軌間外側エアノズルは、レール底部の下を通って軌間中央に向かう気流を発生し、前記軌間内側エアノズルは、レール腹部に当たって向きを変えて軌間中央に向かう気流を発生することが好ましい。
【0010】
このエアブロア装置において、レール削正によって発生する鉄粉をレール締結装置周辺から軌間中央まで移動させるように前記軌間外側エアノズル及び軌間内側エアノズルが噴射する空気の強さが設定されることが好ましい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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