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公開番号2024044827
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-02
出願番号2022150592
出願日2022-09-21
発明の名称切削装置
出願人株式会社三井三池製作所
代理人個人,個人,個人
主分類E01C 23/09 20060101AFI20240326BHJP(道路,鉄道または橋りょうの建設)
要約【課題】一対の切削ドラムを備えた平面切削用の切削装置において、複雑な機構を用いることなく切削残の発生を回避し、エネルギーの無駄にもならない効率のよい切削装置を提供する。
【解決手段】出力軸51を有する単一のモータ50と、前記出力軸51の軸直方向に配置されて前記出力軸51にギア部材61を介して連結された駆動軸60と、前記駆動軸60の両端においてそれぞれジョイント部材71を介して連結された2つの回転軸70と、前記回転軸70にそれぞれ固定された円錐台形の一対の切削ドラム80と、を備えた切削装置1であって、前記一対の切削ドラム80の切削面83が水平となるように、各前記回転軸70は、前記駆動軸60に対して所定の角度θを付けて連結されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
出力軸を有する単一のモータと、
前記出力軸の軸直方向に配置されて前記出力軸にギア部材を介して連結された駆動軸と、
前記駆動軸の両端においてそれぞれジョイント部材を介して連結された2つの回転軸と、
前記回転軸にそれぞれ固定された円錐台形の一対の切削ドラムと、を備えた掘削装置であって、
前記一対の切削ドラムの切削面が水平となるように、各前記回転軸は、前記駆動軸に対して所定の角度を付けて連結されていることを特徴とする切削装置。
続きを表示(約 460 文字)【請求項2】
前記ジョイント部材が、等速ジョイントであることを特徴とする請求項1記載の切削装置。
【請求項3】
前記切削ドラムの外周面に備えられた切削爪が50個以上であることを特徴とする請求項1記載の切削装置。
【請求項4】
前記駆動軸と前記回転軸の間に遊星歯車減速機を備えたことを特徴とする請求項1記載の切削装置。
【請求項5】
前記モータ,前記駆動軸,前記回転軸を格納する中空のケーシングをさらに備え、
前記ケーシングは、
前記モータおよび前記出力軸を格納するとともに前記出力軸を支える軸受を有する第1ケース体と、
前記第1ケース体に対して軸線が直交する方向に連結され、前記駆動軸を格納するとともに前記駆動軸を支える軸受を有する第2ケース体と、
前記第2ケース体に対して軸線が交差する方向に連結され、前記回転軸を格納するとともに前記回転軸を支える軸受を有する第3ケース体と、からなる、ことを特徴とする請求項1記載の切削装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、一対の切削ドラムを備えた、平面切削用の切削装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、一対の切削ドラムによって壁面や路面の切削を行う切削装置、いわゆるツインヘッダは広く知られており、走行部およびアーム部を有する作業車両に備え付けて、道路工事やトンネル工事など各種工事において活用されているところ、一対の切削ドラムが所定の間隔を有して並設されている構造である通常のツインヘッダにおいては、切削ドラム間が切削できない隙間となってしまうため、例えばアスファルト舗装の剥離などのために路面を平面切削したい場合には、一度切削を行った後に、隙間の切削残を改めて切削する二度手間が生じていた。
【0003】
図6は従来の切削装置1aを用いて路面を平面切削する工程を示す説明図であり、1回目の切削サイクル、2回目の切削サイクル、3回目の切削サイクルを時系列順に並べたものであって、被切削面である路面を平面視して、斜線アミカケ部が切削箇所、交差線アミカケ部が切削済箇所である。
【0004】
図6(a)に示すように、切削箇所を切削した際、切削ドラム間の隙間の切削残が生じるため、図6(b)に示すように、2回目の切削サイクルにおいては切削残を切削しつつ次の切削箇所を切削して、この流れを繰り返して所望の範囲の切削工事を行うものである。
【0005】
これに対し、例えば特開2006-028904号公報(特許文献1)に記載された、一対の切削ドラム間にチェーン駆動式の切削カッターを備えたツインヘッダの発明が知られており、このツインヘッダによれば、切削不能部分を切削カッターが作業するので、切削ドラムの外端間にわたる長さの切削が一回の作業工程で行えるようになり、従来は切削残の処理に要していた後工程が不要となるので、作業工期を大幅に短縮できて経済性の向上を図ることができるものとされている。
【0006】
しかしながら、チェーン駆動式の切削カッターを備えた従来のツインヘッダは、切削屑がチェーンに噛みこむことによるスタックを生じる可能性があった。
【0007】
また、例えば特開2004-250931号公報(特許文献2)に記載された、両回転ドラムを縦方向に所定角度で開閉操作可能としたツインヘッダの発明が知られており、このツインヘッダによれば、両回転ドラムの回転軸を先端方向に傾斜させて互いに対向するケーシング先端側の回転ドラムの両周面基端部を近接させて、切削残を最小限とすることができるものとされている。
【0008】
しかしながら、回転ドラムを縦方向に所定角度で開閉操作可能とした従来のツインヘッダは、開閉機構を設けたことによる複雑化や耐久力の低下を生じる可能性があるほか、各回転ドラムの油圧モータが独立していることから、被切削面の凹凸や硬度に偏りがある場合など、片方の回転ドラムにのみ負荷が集中すると、片方の油圧モータのみが仕事したり、逆に仕事しなかったりする事態が生じ、油圧モータ2基合計の出力が100%であるとすると最大でも50%の出力しか使用できないため、エネルギーの不足や余剰が生じる可能性があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2006-028904号公報
特開2004-250931号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、一対の切削ドラムを備えた平面切削用の切削装置において、複雑な機構を用いることなく切削残の発生を回避し、エネルギーの無駄にもならない効率のよい切削装置を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

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