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公開番号2024035457
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-03-14
出願番号2022139921
出願日2022-09-02
発明の名称作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラム
出願人株式会社大林組
代理人個人,個人
主分類G06T 19/00 20110101AFI20240307BHJP(計算;計数)
要約【課題】作業現場において、効率的かつ的確な墨出し作業を支援するための作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラムを提供する。
【解決手段】作業支援システムA1は、BIMを用いて、仮想空間に3次元モデルを配置して設計を行なう管理装置10と、仮想空間に配置された要素の3次元モデルを表示する作業支援装置30と、を備える。そして、作業支援装置30が、視野に含まれる範囲の3次元モデルを特定し、現実空間に既設のオブジェクトと、仮想空間内の3次元モデルとの位置合わせを行ない、仮想空間内に、基準線を含むグリッドと、グリッドを用いた作業位置を示すマーカとを設定し、視野に対応させて、仮想空間の複合現実画像を表示する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
BIMを用いて、仮想空間に3次元モデルを配置して設計を行なう管理装置と、現実空間の視野に対応した仮想空間に配置された要素の3次元モデルを表示する作業支援装置と、を備えた作業支援システムであって、
前記作業支援装置が、
前記視野に含まれる範囲の3次元モデルを特定し、
前記現実空間に既設のオブジェクトと、前記仮想空間内の前記3次元モデルとの位置合わせを行ない、
前記仮想空間内に、基準線を含むグリッドと、前記グリッドを用いた作業位置を示すマーカとを設定し、
前記視野に対応させて、前記仮想空間の複合現実画像を表示することを特徴とする作業支援システム。
続きを表示(約 660 文字)【請求項2】
BIMを用いて、仮想空間に3次元モデルを配置して設計を行なう管理装置と、現実空間の視野に対応した仮想空間に配置された要素の3次元モデルを表示する作業支援装置と、を備えた作業支援システムを用いて、作業支援を行なう方法であって、
前記作業支援装置が、
前記視野に含まれる範囲の3次元モデルを特定し、
前記現実空間に既設のオブジェクトと、前記仮想空間内の前記3次元モデルとの位置合わせを行ない、
前記仮想空間内に、基準線を含むグリッドと、前記グリッドを用いた作業位置を示すマーカとを設定し、
前記視野に対応させて、前記仮想空間の複合現実画像を表示することを特徴とする作業支援方法。
【請求項3】
BIMを用いて、仮想空間に3次元モデルを配置して設計を行なう管理装置と、現実空間の視野に対応した仮想空間に配置された要素の3次元モデルを表示する作業支援装置と、を備えた作業支援システムを用いて、作業支援を行なうプログラムであって、
前記作業支援装置を、
前記視野に含まれる範囲の3次元モデルを特定し、
前記現実空間に既設のオブジェクトと、前記仮想空間内の前記3次元モデルとの位置合わせを行ない、
前記仮想空間内に、基準線を含むグリッドと、前記グリッドを用いた作業位置を示すマーカとを設定し、
前記視野に対応させて、前記仮想空間の複合現実画像を表示する手段として機能させることを特徴とする作業支援プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、工事現場での作業を支援する作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
建築工事において、各種作業のために、工事の進行に必要な線・形や寸法を表示する墨出しが行なわれている。この墨出し作業では、複数の基準点を設定し、それを結ぶ基準線に基づいて、寸法測定、角度出しを行なって、線引き図を実寸描写する。この墨出し作業の効率化を図るための技術が検討されている(特許文献1を参照)。この文献に記載された技術では、施工空間における任意の位置に、MR(複合現実)の相関位置を認識させる基準点を設置する。そして、MR視野に表示される、線引き図の線の寸法精度を維持するために基準点切替え時に設置する基準点の相関位置の誤差修正を行なう。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-019129号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、墨出し作業後に、この墨出しを用いて施工作業を行なう場合、墨出し作業と施工作業とを別個に行なうため、作業やコストの負担が大きい。また、墨出し作業後に、臨機応変な対応が困難であった。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を解決するための作業支援システムは、BIMを用いて、仮想空間に3次元モデルを配置して設計を行なう管理装置と、現実空間の視野に対応した仮想空間に配置された要素の3次元モデルを表示する作業支援装置と、を備える。そして、前記作業支援装置が、前記視野に含まれる範囲の3次元モデルを特定し、前記現実空間に既設のオブジェクトと、前記仮想空間内の前記3次元モデルとの位置合わせを行ない、前記仮想空間内に、基準線を含むグリッドと、前記グリッドを用いた作業位置を示すマーカとを設定し、前記視野に対応させて、前記仮想空間の複合現実画像を表示する。
【発明の効果】
【0006】
本開示は、作業現場において、効率的かつ的確な作業を支援することができる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
実施形態のシステムの説明図である。
実施形態のハードウェア構成の説明図である。
実施形態のBIM情報記憶部の説明図である。
実施形態で用いる情報の関係を説明する説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の処理手順の説明図である。
実施形態の仮想空間内における3次元モデルを説明する説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図であって、(a)は仮想空間、(b)は現実空間の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
実施形態の表示画面の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図1~図11を用いて、作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラムを具体化した一実施形態を説明する。本実施形態では、建物の建設現場において、施工作業を行なう場合に用いる作業支援システム、作業支援方法及び作業支援プログラムとして説明する。ここでは、天井に部材を設置するためのアンカー(天井インサート)の施工作業を想定する。この場合、デッキプレートに天井インサート用の孔を設ける施工作業を行なう。
本実施形態では、図1に示すように、作業支援システムA1は、ネットワークを介して相互に接続された管理装置10、支援サーバ20、作業支援装置30を用いる。
【0009】
(ハードウェア構成の説明)
図2を用いて、管理装置10、支援サーバ20、作業支援装置30を構成する情報処理装置H10のハードウェア構成を説明する。情報処理装置H10は、通信装置H11、入力装置H12、表示装置H13、記憶装置H14、プロセッサH15を備える。なお、このハードウェア構成は一例であり、他のハードウェアによって実現することも可能である。
【0010】
通信装置H11は、他の装置との間で通信経路を確立して、データの送受信を実行するインタフェースであり、例えばネットワークインタフェースや無線インタフェース等である。
(【0011】以降は省略されています)

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