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公開番号2024003730
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-01-15
出願番号2022112050
出願日2022-06-27
発明の名称X線用貼付剤
出願人個人
代理人
主分類A61F 13/00 20240101AFI20240105BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】肝臓癌患者手術前のCT(Computer Tomography)X線断層診断装置による診断で、ラジオ波焼灼プローブ先端を穿刺する体表面の位置は術者にとって手術直前まで不確定である。
ラジオ波焼灼手術に於いて、術前にCT装置により、癌患部の判定は出来ても癌患部が小さい場合、例として10mm以下、にはラジオ波焼灼プローブの穿刺位置決定は術者にとって難しい。
【解決手段】課題を解決するために、CT装置使用時に、その位置を体表に記す為に本発明の図形、文字、記号等の形状をしたX線用貼付剤を患者腹部に貼付し、撮影する。図形、文字、記号等は影像雑音と区別し易い。
撮影された正面のCT影像には患部とX線不透過性物が同時に写っており、これら患部とX線用貼付剤の位置関係により簡便にラジオ波焼灼プローブ先端の穿刺位置が確定出来、施術し易く、治療効果が上がる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
布、膜、箔、フィルム、シート、テープ、或いは板状の材料に、図形、文字、記号の何れかの形状をしたX線不透過性物質を貼付、塗付、包埋、内包、或いは染み込ませた事を特徴とするX線用貼付剤。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
請求項1のX線不透過性物質がアルミニウム、銅等の金属類である事を特徴とする請求項1に記載のX線用貼付剤。
【請求項3】
請求項1に記載の布、膜、箔、フィルム、シート、テープ、或いは板状の材料の裏面に粘着剤を塗布した事を特徴とする請求項1に記載のX線用貼付剤。
【請求項4】
図形、文字、記号の何れかの形状をしたX線不透過性物質の裏面に粘着剤を塗布した事を特徴とするX線用貼付剤。
【請求項5】
請求項4のX線不透過性物質がアルミニウム、銅等の金属類である事を特徴とする請求項4に記載のX線用貼付剤。
【請求項6】
請求項1及び請求項4のX線用貼付剤に切り取り部を設けたX線用貼付剤。
【請求項7】
布、膜、箔、フィルム、シート、テープ、或いは板状の材料に、図形、文字、記号の何れかの形状をした電磁波感応物質を貼付、塗付、包埋、内包、或いは染み込ませた事を特徴とする電磁波感応貼付剤。
【請求項8】
布、膜、箔、フィルム、シート、テープ、或いは板状の材料に、図形、文字、記号の何れかの形状をした磁力線感応物質を貼付、塗付、包埋、内包、或いは染み込ませた事を特徴とする磁力波感応貼付剤。
【請求項9】
請求項1、請求項7、請求項8で記載の貼付剤を人や動物の体表に貼付し、その電磁波、或いは磁力線による体内診断を基に、病変や患部或いは異物の体表上の位置を確定する方法

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
医療用X線装置による撮影で、本発明のX線用貼付剤により、患部の体表面上の位置を確定する外科手術。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
医療用X線装置による診断で肝臓に癌が見つかった場合、外科的には開腹手術、腹腔鏡手術、そしてラジオ波焼灼手術等が施行される。
ラジオ波焼灼手術ではX線、電磁波、超音波等による各種診断後、ラジオ波焼灼プローブ先端の針を体表面から穿刺し、患部を焼灼する。
【0003】
食品、医薬品工場、レストラン、外食産業における作業員の絆創膏混入事故をX線異物検知機並びに金属検知機を用いて未然に防止することを可能にした金属を含有した絆創膏がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
患者の患部がX線影像には写っても、体表面上から見て患部の位置を正確に指し示すのは医師にとって難しい。
肝臓癌患者手術前のX線装置による診断で、ラジオ波焼灼プローブ先端を穿刺する体表面の位置は、術者にとって手術直前まで不確定である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
布、膜、箔、フィルム、或いは板状材料に、図形、文字、記号の何れかの形状をしたX線不透過性物質を貼付、塗付、包埋、内包、或いは染み込ませたX線用貼付剤をX線撮影時に使用する。X線影像から患者体表面の手術位置を特定する事により、術者の手術手順を容易にする。本発明のX線用貼付剤は患者の皮膚に優しい絆創膏の様な、ウレタン不織布材料使用が好ましい。
【0006】
本発明のX線用貼付剤の患者皮膚への粘着剤として、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系等の医療用粘着剤等がある。X線不透過性物質としてはアルミニウム、銅、等がある。
【0007】
CT(Computer Tomography)X線断層診断装置による撮影時に本発明のX線用貼付剤を1ヶ所以上、肝臓周辺と考えられる体表面に、貼付する。X線影像には患部と共に目印となるX線用貼付剤の図形、文字、又は記号が写っており、癌患部との位置関係が容易に計測出来る。
【0008】
つまり、本発明は、布、膜、箔、フィルム、シート、テープ、或いは板状の材料に、図形、文字、記号の何れかの形状をした電磁波感応物質を貼付、塗付、包埋、内包、或いは染み込ませた事を特徴とする電磁波感応貼付剤である。
【0009】
本発明では、電磁波は元より、磁力線に対しても同様の形態や使用方法が考えられ、磁力波感応貼付剤も提示、提供出来る。
【0010】
本発明の電磁波感応貼付剤や磁力波感応貼付剤を人や動物の体表に貼付し、その電磁波、或いは磁力線による体内診断を基に、体内の病変や患部或いは異物の体表上での位置を確定する方法を提供する。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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