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公開番号2023163161
公報種別公開特許公報(A)
公開日2023-11-09
出願番号2023071864
出願日2023-04-25
発明の名称ケース
出願人個人
代理人個人
主分類A61J 7/04 20060101AFI20231101BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】持ち運びが容易であり、目薬等の使用のし忘れを抑制することができるケースを提供する。
【解決手段】ケース100は、容器900を保持する本体部10と、本体部10に回動可能に取り付けられ、回動位置によって、本体部10の上方を覆う第1位置と本体部10の上方を覆わない第2位置に位置される回動部材20と、目薬を既に点眼した時期を表示し、本体部10に設けられた使用時期表示部30と、回動部材20の回動によって、使用時期表示部30に表示される時期を変更する表示部変更機構40を有する。ユーザーが回動部材20を点眼のために第1位置から第2位置に回動させた後に第1位置に回動させると、使用時期表示部30に表示される時期が変更される。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
薬、健康食品、サプリメント、及び保健機能食品のいずれか1が収容される容器(900)を保持又は、前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を収容する本体部(10)と、
前記本体部に回動可能に取り付けられ、回動位置によって、前記本体部の上方を覆う第1位置と前記本体部の上方を覆わない第2位置に位置される回動部材(20)と、
前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を既に使用した時期を表示し、前記本体部に設けられた使用時期表示部(30)と、
前記回動部材の回動によって、前記使用時期表示部に表示される前記時期を変更する表示部変更機構(40)を有し、
ユーザーが、前記回動部材を前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1の使用のために前記第1位置から前記第2位置に回動させた後に前記第1位置に回動させると、前記使用時期表示部に表示される前記時期が変更されることを特徴とするケース。
続きを表示(約 3,700 文字)【請求項2】
前記表示部変更機構は、
前記回動部材に回転連結され、前記本体部に回転可能に取り付けられた第1ギヤ(41)と、
前記第1ギヤよりも歯数が多く、前記第1ギヤと噛合した第2ギヤ(44)を有し、
前記第2ギヤには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す使用表示マーク(44a、44b)が記載され、
前記使用時期表示部には、窓穴(33)が形成され、
前記使用表示マークが、前記窓穴を介して表示されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項3】
前記表示部変更機構は、
前記回動部材に回転連結され、前記本体部に回転可能に取り付けられた第1ギヤ(41)と、
前記第1ギヤよりも歯数が多く前記第1ギヤと噛合した第1係合ギヤ(42a)及び前記第1係合ギヤよりも歯数が少なく前記第1係合ギヤと同軸に形成された第2係合ギヤ(42b)を備え、前記本体部に回転可能に取り付けられた第2ギヤ(42)と、
前記第2係合ギヤと噛合し、前記第2係合ギヤの歯数よりも歯数が多く、前記本体部に回転可能に取り付けられた第3ギヤ(43)を有し、
前記第1係合ギヤには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す第1使用表示マーク(42c)が記載され、
前記第3ギヤには、ユーザーが前記薬、前記健康食品、サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す第2使用表示マーク(43a)が記載され、
前記使用時期表示部には、第1窓穴(31)及び第2窓穴(32)が形成され、
前記第1使用表示マークが、前記第1窓穴を介して表示されるように構成され、
前記第2使用表示マークが、前記第2窓穴を介して表示されるように構成され、
前記第1使用表示マークは、1日のうち既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期又は1日のうち既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した回数を表示するものであり、
前記第2使用表示マークは、曜日であることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項4】
前記表示部変更機構は、
前記回動部材に回転連結され、前記本体部に回転可能に取り付けられた第1ギヤ(41)と、
前記第1ギヤよりも歯数が多く前記第1ギヤと噛合した第1係合ギヤ(42a)及び前記第1係合ギヤよりも歯数が少なく前記第1係合ギヤと同軸に形成された第2係合ギヤ(42b)を備え、前記本体部に回転可能に取り付けられた第2ギヤ(42)と、
前記第2係合ギヤと噛合し、前記第2係合ギヤの歯数よりも歯数が多く、前記本体部に回転可能に取り付けられた第3ギヤ(43)を有し、
前記第3ギヤには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す第1使用表示マーク(43b)及び第2使用表示マーク(43a)が記載され、
前記使用時期表示部には、窓穴(33)が形成され、
前記第1使用表示マーク及び前記第2使用表示マークが、前記窓穴を介して表示されるように構成され、
前記第1使用表示マークは、1日のうち既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期又は1日のうち既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した回数を表示するものであり、
前記第2使用表示マークは、曜日であることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項5】
前記表示部変更機構は、
前記回動部材に回転連結され、前記本体部に回転可能に取り付けられた第1ギヤ(41)と、
前記第1ギヤよりも歯数が多く前記第1ギヤと噛合した係合ギヤ(45a)、外縁部に円弧状の滑動部(45e)が形成されたカム(45b)、及び前記係合ギヤに突出形成されたジェネバピン(45d)を備え、前記本体部に回転可能に取り付けられたドライブホイール(45)と、
前記滑動部に対応した形状であり、前記滑動部と滑動可能に係合する複数の従動カム凹部(46a)が周方向に一定角度をおいて形成されるとともに、隣接する前記従動カム凹部の間のそれぞれに、前記ジェネバピンが侵入可能なピン溝(46b)が形成され、前記本体部に回転可能に取り付けられたドリブンホイール(46)を有し、
前記係合ギヤには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す第1使用表示マーク(45c)が記載され、
前記ドリブンホイールには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す第2使用表示マーク(46c)が記載され、
前記使用時期表示部には、第1窓穴(31)及び第2窓穴(32)が形成され、
前記第1使用表示マークが、前記第1窓穴を介して表示されるように構成され、
前記第2使用表示マークが、前記第2窓穴を介して表示されるように構成され、
前記第1使用表示マークは、1日のうち既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期又は1日のうち既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した回数を表示するものであり、
前記第2使用表示マークは、曜日であることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項6】
前記表示部変更機構は、
前記回動部材に回転連結され、前記本体部に回転可能に取り付けられた第1ギヤ(41)と、
前記第1ギヤよりも歯数が多く前記第1ギヤと噛合した係合ギヤ(47a)と、前記係合ギヤと同軸に設けられ周方向の一部のみにギヤが形成された間欠ギヤ(47b)とを備え、前記本体部に回転可能に取り付けられたギヤ式ドライブホイール(47)と、
前記ギヤ式ドライブホイールの回転角度によって、前記間欠ギヤと噛合し又は噛合しないギヤ部(48b)を備えたギヤ式ドリブンホイール(48)とを有し、
前記係合ギヤには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す第1使用表示マーク(47c)が記載され、
前記ギヤ式ドリブンホイールには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す第2使用表示マーク(48c)が記載され、
前記使用時期表示部には、第1窓穴(31)及び第2窓穴(32)が形成され、
前記第1使用表示マークが、前記第1窓穴を介して表示されるように構成され、
前記第2使用表示マークが、前記第2窓穴を介して表示されるように構成され、
前記第1使用表示マークは、1日のうち既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期又は1日のうち既に前記薬、前記健康食品、サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した回数を表示するものであり、
前記第2使用表示マークは、曜日であることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項7】
前記回動部材が前記本体部に対する回動すべき方向と逆の方向の回動を阻止する逆回動阻止機構(50)を更に有することを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項8】
前記回動部材は、第1板部(20a)と、前記第1板部と対向して配置された第2板部(20b)と、前記第1板部及び前記第2板部の先端部を接続する第3板部(20c)とから構成され、
前記第1板部が前記本体部の正面に軸支され、前記第2板部が前記本体部の裏面に軸支されて、前記回動部材が前記本体部に回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載のケース。
【請求項9】
前記第1板部及び前記第2板部の前記回動部材の回動方向と反対側の外縁には、把持用切欠(20d)が凹陥形成され、
前記回動部材が、前記第2位置に位置されている場合に、ユーザーが前記把持用切欠を介して前記本体部を把持できるように構成されていることを特徴とする請求項8に記載のケース。
【請求項10】
前記本体部の側面には、前記本体部に連通する連通穴(11d)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のケース。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ケースに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
医師の処方により、目薬を一日に数回点眼する場合に、飲み薬のように包装パッケージが残らないため、本人の記憶が頼りになり、目薬の点眼し忘れや、目薬を複数回点眼してしまうおそれがある。
【0003】
そこで、特許文献1に示されるように、目薬の点眼のし忘れを防止するための点眼補助具が提案されている。この点眼補助具は、パレット状であり、仕切り板によって碁盤目状に並設された複数の目薬収納凹部と、目薬収納凹部の行方向に沿って目薬収納凹部に対応して設けられる点眼時刻表示部と、目薬収納凹部に着脱可能に閉塞する閉塞体を有している。点眼時刻表示部には、目薬収納凹部に収納される目薬の点眼時刻が記載されており、点眼時刻として、例えば、朝、昼、夕、夜と記載されている。そして、点眼が必要の無い点眼時刻の目薬収納凹部が閉塞体で閉塞されている。ユーザーは、点眼時刻表示部に記載されている点眼時刻になると、この点眼時刻に対応する目薬収納凹部に収容されている目薬を点眼し、点眼を終了した目薬をそれぞれ次の点眼時刻に対応する目薬収納凹部に移動させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-24841号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に示される点眼補助具は、パレット状であるために、外出時に持ち運びが容易では無く、外出時に点眼補助具を持っていかなかった場合に、目薬の点眼をし忘れてしまうおそれがあった。また、ユーザーは、点眼を終了した目薬をそれぞれ次の点眼時期に対応する目薬収納凹部に移動させるが、目薬がもともと収納されていた目薬収納凹部に戻してしまい、適切な時期に点眼できないおそれがあった。また、容器に収容されている錠剤等の薬や、健康食品、サプリメント、保健機能食品を摂取する際にも、同様の問題があった。
【0006】
本発明は、持ち運びが容易であり、薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品の使用のし忘れを抑制することができるケースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するためになされた、請求項1に記載の発明であるケースは、
薬、健康食品、サプリメント、及び保健機能食品のいずれか1が収容される容器(900)を保持又は、前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を収容する本体部(10)と、
前記本体部に回動可能に取り付けられ、回動位置によって、前記本体部の上方を覆う第1位置と前記本体部の上方を覆わない第2位置に位置される回動部材(20)と、
前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を既に使用した時期を表示し、前記本体部に設けられた使用時期表示部(30)と、
前記回動部材の回動によって、前記使用時期表示部に表示される前記時期を変更する表示部変更機構(40)を有し、
ユーザーが、前記回動部材を前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用のために前記第1位置から前記第2位置に回動させた後に前記第1位置に回動させると、前記使用時期表示部に表示される前記時期が変更されることを特徴とする。
【0008】
これによれば、ケースは、単一の容器や、薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品を収容するものであるので、持ち運びが容易である。このため、外出時にケースを持ち出していないことに起因する薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品の使用し忘れを防止することができる。また、ユーザーが回動部材を薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品の使用のために第1位置から第2位置に回動させた後に第1位置に回動させると、使用時期表示部に表示される時期が変更されるので、ユーザーが既に薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品を使用した時期を把握することができる。この結果、ユーザーは、今までの薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品の使用時期を確認することができ、適切な時期に次の薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品を使用することができる。よって、薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品の使用のし忘れを抑制することができるケースを提供することができる。
【0009】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
前記表示部変更機構は、
前記回動部材に回転連結され、前記本体部に回転可能に取り付けられた第1ギヤ(41)と、
前記第1ギヤよりも歯数が多く、前記第1ギヤと噛合した第2ギヤ(44)を有し、
前記第2ギヤには、ユーザーが既に前記薬、前記健康食品、前記サプリメント、及び前記保健機能食品のいずれか1を使用した時期を示す使用表示マーク(44a、44b)が記載され、
前記使用時期表示部には、窓穴(33)が形成され、
前記使用表示マークが、前記窓穴を介して表示されるように構成されていることを特徴とする。
【0010】
これによれば、ユーザー薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品の使用のために回動部材を一回転させると、窓穴に表示される使用表示マークが確実に変更される。このため、今までの薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品の使用時期を確認することができ、適切な時期に次の薬、健康食品、サプリメント、保健機能食品を使用することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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