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公開番号2024056592
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-23
出願番号2022172768
出願日2022-10-11
発明の名称TRPA(トリップ・チャンネル)を応用した食害防除組成物
出願人個人
代理人
主分類A01N 37/44 20060101AFI20240416BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】本発明は、従来の食害忌避剤の欠点を解決し、人体や自然環境に優しい化学物質を用い、食害生物にたいする食害防除組成物を提供する。
【手段】課題を解決するために、本発明は、TRPA(トリップ・チャンネル)を活性化させるため重要な役割を担うアミノ酸を、豊富に含有する水産エキスや農産エキス、畜産エキス等を食害生物に対する誘因物質として利用し、植物由来の香辛料に含まれる刺激性化学物質を食害生物に接触させ、いずれの食害生物が維持しているTRPA(トリップ・チャンネル)を活性化させ、体にダメージを与える刺激を引き起こさせることを特徴とする食害防除組成物を提供する。
重量1kgの熱可塑性プラスチックや熱硬化性プラスチック、ポリ乳酸プラスチックと、5~10gのアントラ二ル酸メチル(コンコードグレープ)やアリルイソチオシアネート(ワサビ)、サンショール(山椒)、スピラントール(オランダセンニチ)カプサイシン(唐辛子)等の植物由来の香辛料、及び、1~3gの水産エキスや農産エキス、畜産エキス等の食害生物に対する誘因物質として、これらを高温で練り合わせて成形されていることを特徴とする食害防除組成物。
特許請求の範囲【請求項1】
食害生物の誘因物質を含有させることにより、植物由来の香辛料に含まれる刺激性化学物質を食害生物に接触させ、いずれの食害生物が維持している痛み受容の感覚神経を活性化させ、体にダメージを与える刺激を引き起こさせることを特徴とするTRPA(トリップ・チャンネル)を応用した食害防除組成物
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
重量1kgの熱可塑性プラスチックや熱硬化性プラスチック、ポリ乳酸プラスチックと、請求項1に記載の植物由来の香辛料である、5~10gのアントラ二ル酸メチル(コンコードグレープ)やアリルイソチオシアネート(ワサビ)、サンショール(山椒)、スピラントール(オランダセン二チ)カプサイシン(唐辛子)等、及び、1~3gのアミノ酸が豊富な水産エキスや農産エキス、畜産エキス等の食害生物に対する誘因物質、これらを高温で練り合わせて成形されていることを特徴とするTRPA(トリップ・チャンネル)を応用した食害防除組成物。
【請求項3】
請求項1、2に記載の、食害防除組成物は食害鳥類、食害魚類、食害獣類に適用できることを特徴とする食害防除組成物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、香辛料に含まれる刺激性化学物質に、アミノ酸が豊富な水産エキスや農産エキス、畜産エキス等を食害生物に対する誘因物質として利用し食害生物に接触させ、いずれの食害生物が維持しているTRPA(トリップ・チャンネル)を活性化させ、体にダメージを与える刺激を引き起こさせることを特徴とする食害防除組成物に関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
近年、特に増えてきている鳥類、魚類、獣類による被害は社会的な問題として拡大している。その例として、農作物の食害、水産養殖物の食害、住宅街及びその他の建築物などへの糞害と被害はますます拡大している。
【0003】
食害の被害から作物及び建築物を守るため用いられている駆除方法として反射板、警報音、点滅閃光、超音波など食害生物にたいする防除方法が取られているが、短期的であることや、施設の維持管理費などの負担が大きく、実用的な防御技術とは言えない。
【0004】
上記の方法以外に、農家が作物を守るために主に用いられている物に忌避剤がある。
味覚や臭覚的効果および刺激などにより、異常な生理・代謝反応を示す忌避剤である。
しかし、忌避剤の大部分が、農薬および化学物質であるため、人体や自然環境に悪影響を及ぼす恐れがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特願2010-503983
特願2021-130315
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、従来の食害忌避剤の欠点を解決し、人体や自然環境に優しい化学物質を用い、食害生物にたいする食害防除組成物を提供する。
【0007】
課題を解決するために、本発明は、TRPA(トリップ・チャンネル)を活性化させるため重要な役割を担うアミノ酸を、豊富に含有する水産エキスや農産エキス、畜産エキス等を食害生物に対する誘因物質として利用し、植物由来の香辛料に含まれる刺激性化学物質を食害生物に接触させ、いずれの食害生物が維持しているTRPA(トリップ・チャンネル)を活性化させ、体にダメージを与える刺激を引き起こさせることを特徴とする食害防除組成物を提供する。
【0008】
重量1kgの熱可塑性プラスチックや熱硬化性プラスチック、ポリ乳酸プラスチックと、5~10gのアントラ二ル酸メチル(コンコードグレープ)やアリルイソチオシアネート(ワサビ)、サンショール(山椒)、スピラントール(オランダセンニチ)カプサイシン(唐辛子)等の植物由来の香辛料、及び、1~3gの水産エキスや農産エキス、畜産エキス等を食害生物に対する誘因物質として、これらを高温で練り合わせて成形されていることを特徴とする食害防除組成物。
【発明の効果】
【0009】
本発明にかかわる食害防除組成物は、農作物の被害ばかりでなく水産養殖物への適用しやすい組成物である。いずれの食害生物が維持しているTRPA(トリップ・チャンネル)を活性化させ、体にダメージを与える刺激を引き起こさせることを特徴とする即効性がある食害防除組成物であるが、生物に致死的な作用を及ぼしにくい利点があり、また、安全性が高い植物成分である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
次に、実施例により本発明を説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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