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公開番号2024051853
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-04-11
出願番号2022158221
出願日2022-09-30
発明の名称故障診断装置
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類G05B 23/02 20060101AFI20240404BHJP(制御;調整)
要約【課題】容易に故障診断を行うことを目的とする。
【解決手段】故障コード31に対応する故障原因34および故障原因34に対応する故障診断方法35に関する原因情報25が格納される記憶部22と、入力故障コード27を受け付けるコード受付部14と、受け付けられた入力故障コード27に対応する故障原因34を原因情報25に基づいて優先順位の高い順に表示させる原因表示部18と、選択された故障原因34に対応する故障診断方法35を原因情報25に基づいて取得し、取得された故障診断方法35を表示させる診断実行部19とを備え、原因情報25は故障原因34毎に優先順位に対応する原因重みづけ係数36を有し、原因重みづけ係数36には、故障コード31と故障原因34との組み合わせ毎に、対象装置の市場において収集された過去に故障が生じた頻度が係数化されて含まれる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
故障コードに基づいて、対象装置の故障診断を行う故障診断装置であって、
各種の情報の入力を受け付ける入力受付部と、
各種の情報を表示する表示部と、
前記故障コードに対応する故障原因および前記故障原因に対応する故障診断方法に関する原因情報が格納される記憶部と、
前記入力受付部から入力された1または複数の前記故障コードを入力故障コードとして受け付けるコード受付部と、
受け付けられた前記入力故障コードに対応する前記故障原因を前記原因情報に基づいて優先順位の高い順に前記表示部に表示させる原因表示部と、
表示された前記故障原因から選択された前記故障原因に対応する前記故障診断方法を前記原因情報に基づいて取得し、取得された前記故障診断方法を前記表示部に表示させる診断実行部とを備え、
前記原因情報は前記故障原因毎に優先順位に対応する原因重みづけ係数を有し、
前記原因重みづけ係数には、前記故障コードと前記故障原因との組み合わせ毎に、前記対象装置の市場において収集された過去に故障が生じた頻度が係数化されて含まれる故障診断装置。
続きを表示(約 1,100 文字)【請求項2】
複数の前記入力故障コードが受け付けられ、
前記原因表示部は、複数の前記入力故障コードに共通する前記故障原因の前記原因重みづけ係数を高める請求項1に記載の故障診断装置。
【請求項3】
前記原因重みづけ係数は、過去の故障診断結果が反映される請求項1に記載の故障診断装置。
【請求項4】
前記原因表示部は、前記原因重みづけ係数が所定値以上の前記故障原因を前記表示部に表示させる請求項1に記載の故障診断装置。
【請求項5】
前記原因表示部は、所定の数以内の前記故障原因を前記表示部に表示させる請求項1に記載の故障診断装置。
【請求項6】
前記原因表示部は、表示された前記故障原因に対応する質問事項を前記表示部に表示させ、前記質問事項に対して入力された回答の内容に応じて前記原因重みづけ係数を変更する請求項1に記載の故障診断装置。
【請求項7】
前記診断実行部は、表示された前記故障診断方法に沿って行われた前記故障診断の故障診断結果の入力を受け付ける表示を前記表示部に表示させ、入力された前記故障診断結果に応じて、前記故障診断が終了するまで別の前記故障原因を表示させることを繰り返す請求項1から6のいずれか一項に記載の故障診断装置。
【請求項8】
前記原因表示部は入力された前記故障診断結果の内容に応じて前記原因重みづけ係数を変更する請求項7に記載の故障診断装置。
【請求項9】
前記故障コードに関するコード情報が前記記憶部に格納され、
受け付けられた前記入力故障コードに関連する前記故障コードを前記コード情報に基づいて前記入力故障コードの候補である故障コード候補として取得するコード選択部と、
前記入力故障コードとして選択可能に前記故障コード候補を前記表示部に表示させるコード表示部とをさらに備え、
前記コード表示部は、受け付けられた前記入力故障コードを前記故障コード候補と区別して表示させる請求項1に記載の故障診断装置。
【請求項10】
前記コード情報は前記故障コード毎に優先順位に対応するコード重みづけ係数を有し、
前記コード表示部は、前記故障コード候補を前記コード情報に基づいて優先順位の高い順に前記表示部に表示させ、
前記コード表示部は、受け付けられた前記入力故障コードに対応して、前記入力故障コードと関連性の高い前記故障コードの前記コード重みづけ係数を高める請求項9に記載の故障診断装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
故障コードを参照して、対象装置の故障診断を行う故障診断装置に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、従来の故障診断装置は、故障コードの入力に応じて、故障コードに対応する故障の概要や回路図、測定作業の作業要点(試験内容)、判定基準等を表示する。作業者は、故障診断装置に表示された内容を参照して故障診断を行う。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2017―198526号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、対象装置の複雑化等に伴い、故障コードに対応する診断項目(試験内容や修理内容等)は多岐にわたり、試験や修理によって故障診断を行うことが容易ではなくなっている。また、対応装置に生じた故障に対応する故障コードも複数にわたる場合があり、故障コードの入力も容易にできない場合がある。
【0005】
本発明は、容易に故障診断を行うことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る故障診断装置は、故障コードに基づいて、対象装置の故障診断を行う故障診断装置であって、各種の情報の入力を受け付ける入力受付部と、各種の情報を表示する表示部と、前記故障コードに対応する故障原因および前記故障原因に対応する故障診断方法に関する原因情報が格納される記憶部と、前記入力受付部から入力された1または複数の前記故障コードを入力故障コードとして受け付けるコード受付部と、受け付けられた前記入力故障コードに対応する前記故障原因を前記原因情報に基づいて優先順位の高い順に前記表示部に表示させる原因表示部と、表示された前記故障原因から選択された前記故障原因に対応する前記故障診断方法を前記原因情報に基づいて取得し、取得された前記故障診断方法を前記表示部に表示させる診断実行部とを備え、前記原因情報は前記故障原因毎に優先順位に対応する原因重みづけ係数を有し、前記原因重みづけ係数には、前記故障コードと前記故障原因との組み合わせ毎に、前記対象装置の市場において収集された過去に故障が生じた頻度が係数化されて含まれる。
【0007】
このような構成により、故障診断を行う作業者は、表示された順に故障原因を選択し、故障原因に対応する故障診断方法を実行することができる。入力(選択)された故障コード(入力故障コード)に対応する故障原因は優先順位の高い順に表示されるため、効率的かつ容易に故障診断を行うことができる。
【0008】
特に、故障原因の優先順位は、過去に故障が生じた頻度が係数化されて含まれる原因重みづけ係数に基づいて決定されるため、精度良く優先順位が決定される。そのため、より効率的かつ容易に故障診断を行うことができる。
【0009】
また、複数の前記入力故障コードが受け付けられ、前記原因表示部は、複数の前記入力故障コードに共通する前記故障原因の前記原因重みづけ係数を高めてもよい。
【0010】
受け付けられた複数の入力故障コードに共通する故障原因が対応する場合、共通する故障原因が故障の原因である可能性が高い。そのため、上記構成のように、受け付けられた入力故障コードに共通する故障原因の優先順位を高め、優先順位の高い故障原因に対応する故障診断方法を実行することにより、効率的かつ容易に故障診断を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

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