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公開番号2024136978
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-04
出願番号2023048305
出願日2023-03-24
発明の名称電動作業機、及び電動作業機の組み立て方法
出願人株式会社クボタ
代理人安田岡本弁理士法人
主分類E02F 9/08 20060101AFI20240927BHJP(水工;基礎;土砂の移送)
要約【課題】電動モータ、接続具、及び油圧ポンプの取付の作業性を向上させる。
【解決手段】電動作業機は、機体と、バッテリユニットと、バッテリユニットが出力した電力によって、駆動軸を回転させる電動モータと、駆動軸から動力が入力される入力軸を有し、且つ駆動軸から入力軸に入力される動力によって駆動されて作動油を吐出する油圧ポンプと、駆動軸と入力軸とを接続する接続具と、電動モータ及び油圧ポンプを機体上に支持する支持部と、を備え、接続具は、駆動軸及び入力軸のいずれか一方の軸と一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束されており、駆動軸及び入力軸の他方の軸と一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束されていない。
【選択図】図17
特許請求の範囲【請求項1】
機体と、
バッテリユニットと、
前記バッテリユニットが出力した電力によって、駆動軸を回転させる電動モータと、
前記駆動軸から動力が入力される入力軸を有し、且つ前記駆動軸から前記入力軸に入力される動力によって駆動されて作動油を吐出する油圧ポンプと、
前記駆動軸と前記入力軸とを接続する接続具と、
前記電動モータ及び前記油圧ポンプを前記機体上に支持する支持部と、
を備え、
前記接続具は、前記駆動軸及び前記入力軸のいずれか一方の軸と一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束されており、前記駆動軸及び前記入力軸の他方の軸と一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束されていない電動作業機。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記接続具は、
前記一方の軸が装着される第1接続部と、
前記他方の軸が装着される第2接続部と、
前記第1接続部及び前記第2接続部を連結する弾性体と、
を有している請求項1に記載の電動作業機。
【請求項3】
前記弾性体は、
前記第1接続部に固定された第1連結具と、
前記第2接続部に固定された第2連結具と、
前記第1連結具及び前記第2連結具に固定された弾性部材と、
を有している請求項2に記載の電動作業機。
【請求項4】
前記弾性部材は、前記第1連結具及び前記第2連結具に接着することで固定されている請求項3に記載の電動作業機。
【請求項5】
前記駆動軸及び前記入力軸は、スプライン軸であり、
前記第1接続部及び前記第2接続部には、前記スプライン軸が噛み合うスプライン軸受が形成されている請求項2~4のいずれか1項に記載の電動作業機。
【請求項6】
前記第1接続部には、前記一方の軸の軸心方向への移動を拘束する拘束具が取り付けられる請求項5に記載の電動作業機。
【請求項7】
前記電動モータ及び前記油圧ポンプが前記支持部に取り付けられた状態で前記接続具の径外方を包囲するハウジングを備え、前記電動モータ及び前記油圧ポンプのうち前記一方の軸を有する方に前記接続具を取り付け、且つ前記支持部に取り付けた状態で、前記他方の軸を有する方は、当該軸の軸心方向に移動させることで前記接続具から取り外し可能である請求項6に記載の電動作業機。
【請求項8】
駆動軸を回転させる電動モータと、前記駆動軸から動力が入力される入力軸を有し、且つ前記駆動軸から前記入力軸に入力される動力によって駆動されて作動油を吐出する油圧ポンプと、前記駆動軸と前記入力軸とを接続する接続具と、前記電動モータ及び前記油圧ポンプを支持する支持部と、を備えている電動作業機の組み立て方法であり、
前記駆動軸及び前記入力軸のいずれか一方の軸に対して前記接続具を、一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束される態様で取り付ける第1ステップと、
前記駆動軸及び前記入力軸のいずれか他方の軸を前記接続具に対して、一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束されない態様で取り付ける第2ステップと、
を含む電動作業機の組み立て方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、バックホー等の電動作業機、及び電動作業機の組み立て方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示された作業車は、旋回台フレームと、前記旋回台フレームに設けられた油圧機器と、前記旋回台フレームに設けられたバッテリと、前記旋回台フレームに配置され、且つ前記バッテリが出力した電力によって、出力軸を回転させる電動モータと、前記旋回台フレームに配置され、且つ前記油圧機器を作動させる作動油を吐出する油圧ポンプと、を備え、前記電動モータの出力軸と前記油圧ポンプの入力軸とがカップリングを介して接続されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-89369号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の技術では、油圧ポンプは、カップリング(接続具)を介して電動モータの出力軸と接続される。しかしながら、カップリング等の接続具で電動モータの出力軸と油圧ポンプの入力軸を接続する場合、電動モータ及び油圧ポンプの周囲の機器と工具等が干渉したり、出力軸と入力軸のいずれか一方に取り付けた接続具が脱落したりして、出力軸、入力軸、及び接続具の取付の作業性が低下する場合がある。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点を解決すべくなされたものであって、電動モータ、接続具、及び油圧ポンプの取付の作業性を向上させることができる電動作業機の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
電動作業機は、機体と、バッテリユニットと、前記バッテリユニットが出力した電力によって、駆動軸を回転させる電動モータと、前記駆動軸から動力が入力される入力軸を有し、且つ前記駆動軸から前記入力軸に入力される動力によって駆動されて作動油を吐出する油圧ポンプと、前記駆動軸と前記入力軸とを接続する接続具と、前記電動モータ及び前記油圧ポンプを前記機体上に支持する支持部と、を備え、前記接続具は、前記駆動軸及び前記入力軸のいずれか一方の軸と一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束されており、前記駆動軸及び前記入力軸の他方の軸と一体的に回転可能であり且つ軸心方向への移動が拘束されていない。
【発明の効果】
【0007】
上記電動作業機によれば、電動モータ、接続具、及び油圧ポンプの取付の作業性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
旋回作業機を示す概略側面図である。
旋回作業機を示す概略平面図である。
旋回作業機を示す概略背面図である。
旋回台を示す左前方斜視図である。
旋回台を示す右後方斜視図である。
下部走行体、旋回基板、及び旋回基板に配置された様々な機器等を示す平面図である。
旋回基板、バッテリユニット、電動モータ、油圧ポンプ、及び電装品を示す右前方斜視図である。
支持体を示す左前方斜視図である。
支持体を示す平面図である。
支持体を示す底面図である。
固定具の移動を説明する図である。
支持体、第1立設部、及び第2立設部等を示す左後方斜視図である。
連結ステー及び電装品を左前方からみた分解斜視図である。
電動モータ、支持部、及び油圧ポンプを示す平面図である。
接続具を左後方からみた斜視図である。
接続具を左後方からみた分解斜視図である。
電動モータ、支持部、接続具、及び油圧ポンプを右方からみた断面図である。
電動モータ、接続具、及び第1ブラケットを左前方からみた分解斜視図である。
油圧ポンプ及び第2ブラケットを右後方からみた分解斜視図である。
支持部を示す右前方斜視図である。
第1ブラケット等の支持部への取り付けを示す分解斜視図である。
第2ブラケット等の支持部への取り付けを示す分解斜視図である。
第1ノックピンの位置を示す支持部の背面図である。
第2ノックピンの位置を示す支持部の正面図である。
第3アッセンブリの取り付けを示す右後方斜視図である。
変形例における電動モータ、接続具、及び第1ブラケットを左前方からみた分解斜視図である。
変形例における油圧ポンプ及び第2ブラケットを右後方からみた分解斜視図である。
変形例における第1アッセンブリ及び第2アッセンブリの支持部への取り付けを示す右後方斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、旋回作業機1を示す概略側面図である。図2は、旋回作業機1を示す概略平面図である。図3は、旋回作業機1を示す概略背面図である。先ず、旋回作業機1の全体構成について説明する。図1に示すように、旋回作業機1は、例えば旋回台(機体)2と、下部走行体10と、作業装置20と、を備えているバックホー等である。また、旋回作業機1は、電力によって駆動する電動作業機である。旋回台2上には運転者が着座する運転席8が設けられており、当該運転席8の周囲は、保護機構85によって覆われている。
【0010】
なお、本実施形態においては、旋回作業機1の運転席8に着座した運転者が向く方向(図1、図2等の矢印A1方向)を前方、その反対方向(図1、図2等の矢印A2方向)を後方という。また、運転者の左側(図1の手前側、図2及び図3等の矢印B1方向)を左方、運転者の右側(図1の奥側、図2及び図3等の矢印B2方向)を右方という。また、前後方向に直交する方向である水平方向を幅方向(図2及び図3参照)といい、旋回台2の幅方向の中央部から右部、或いは、左部へ向かう方向を幅方向外方という。
(【0011】以降は省略されています)

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