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公開番号2024156454
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-06
出願番号2023070931
出願日2023-04-24
発明の名称作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 20/02 20060101AFI20241029BHJP(車両一般)
要約【課題】無段変速装置を中立位置に付勢する中立付勢機構の付勢力の調整を容易に行うことができる作業車を提供する。
【解決手段】無段変速装置13を中立位置に付勢する中立付勢機構27が備えられ、中立付勢機構27に、無段変速装置13の操作軸13aに接続され、凹状のカム部21aが形成されたカム部材21と、揺動軸48の軸芯P3回りに揺動可能に設けられ、カム部21aを押圧することでカム部材21を中立位置に対応する中立姿勢に操作する操作部材22と、操作部材22がカム部21aを押圧する方向に揺動するように、操作部材22を付勢する複数の付勢部材(23,24)と、が備えられ、複数の付勢部材(23,24)のうちの一部の付勢部材23は、操作部材22のうちの第一接続箇所s1に接続され、複数の付勢部材のうちの残りの付勢部材24は、操作部材22のうちの第一接続箇所s1とは異なる第二接続箇所s2に接続されている。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
前進側及び後進側に変速可能な無段変速装置と、
前記無段変速装置を中立位置に付勢する中立付勢機構と、が備えられ、
前記中立付勢機構に、
前記無段変速装置の操作軸に接続され、凹状のカム部が形成されたカム部材と、
揺動軸の軸芯回りに揺動可能に設けられ、前記カム部を押圧することで前記カム部材を前記中立位置に対応する中立姿勢に操作する操作部材と、
前記操作部材が前記カム部を押圧する方向に揺動するように、前記操作部材を付勢する複数の付勢部材と、が備えられ、
複数の前記付勢部材のうちの一部の前記付勢部材は、前記操作部材のうちの第一接続箇所に接続され、複数の前記付勢部材のうちの残りの前記付勢部材は、前記操作部材のうちの前記第一接続箇所とは異なる第二接続箇所に接続されている作業車。
続きを表示(約 790 文字)【請求項2】
前記第一接続箇所は、前記操作部材のうちの前記揺動軸に対して一方側の部分に位置し、前記第二接続箇所は、前記操作部材のうちの前記揺動軸に対して他方側の部分に位置する請求項1に記載の作業車。
【請求項3】
前記第一接続箇所に接続された前記付勢部材の付勢力の作用線は、前記第二接続箇所に接続された前記付勢部材の付勢力の作用線に対して非平行である請求項1又は2に記載の作業車。
【請求項4】
前記操作部材は、前記カム部に嵌まり込むことで、前記カム部材を前記中立位置に対応する中立姿勢に操作する、回転可能なローラを有する請求項1に記載の作業車。
【請求項5】
前記第一接続箇所から前記揺動軸の軸芯までの距離と、前記第二接続箇所から前記揺動軸の軸芯までの距離とが、異なる請求項1に記載の作業車。
【請求項6】
前記付勢部材は、二つ備えられ、
前記操作部材は、第一操作部材と、前記第一操作部材と一体的に揺動する第二操作部材と、を有し、
二つの前記付勢部材は、前記第一操作部材に接続される第一付勢部材と、前記第二操作部材に接続される第二付勢部材とからなる請求項1に記載の作業車。
【請求項7】
前記無段変速装置の後方に、トランスミッションケースが備えられ、
前記第二付勢部材は、前記第二操作部材と前記トランスミッションケースとに亘って設けられている請求項6に記載の作業車。
【請求項8】
前記第一付勢部材と前記第二付勢部材とは、それぞれ長さの異なるコイルバネによって構成されている請求項6又は7に記載の作業車。
【請求項9】
前記第一付勢部材と前記第二付勢部材とは、それぞれ径が異なるコイルバネによって構成されている請求項6又は7に記載の作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、前進側及び後進側に変速可能な無段変速装置と、無段変速装置を中立位置に付勢する中立付勢機構と、が備えられた作業車に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
従来の作業車として、例えば、特許文献1に記載されているように、無段変速装置のトラニオン軸を中立位置に付勢する中立付勢機構を備えるものがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2016-065636号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、従来の作業車では、中立付勢機構の一つの箇所に備えられた一つの付勢部材(文献では、「付勢バネ」)で付勢力を付与するものであった。
【0005】
この構成であれば、一つの箇所に備えられた一つの付勢部材で付勢力を付与するため、例えば、変速ペダルの踏込み開始時と最大踏込み時とのバネの荷重差を低減させるなど、付勢力の調整の面で改善の余地があった。
【0006】
本発明の目的は、無段変速装置を中立位置に付勢する中立付勢機構の付勢力の調整を容易に行うことができる作業車を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の作業車は、前進側及び後進側に変速可能な無段変速装置と、前記無段変速装置を中立位置に付勢する中立付勢機構と、が備えられ、前記中立付勢機構に、前記無段変速装置の操作軸に接続され、凹状のカム部が形成されたカム部材と、揺動軸の軸芯回りに揺動可能に設けられ、前記カム部を押圧することで前記カム部材を前記中立位置に対応する中立姿勢に操作する操作部材と、前記操作部材が前記カム部を押圧する方向に揺動するように、前記操作部材を付勢する複数の付勢部材と、が備えられ、複数の前記付勢部材のうちの一部の前記付勢部材は、前記操作部材のうちの第一接続箇所に接続され、複数の前記付勢部材のうちの残りの前記付勢部材は、前記操作部材のうちの前記第一接続箇所とは異なる第二接続箇所に接続されている。
【0008】
この発明によれば、中立付勢機構のうちの二箇所に付勢部材が接続される構成となるため、付勢部材の付勢力や作用点を組み合わせることが可能となる。これにより、中立付勢機構の付勢力を容易に調整することが可能となる。
【0009】
本発明においては、前記第一接続箇所は、前記操作部材のうちの前記揺動軸に対して一方側の部分に位置し、前記第二接続箇所は、前記操作部材のうちの前記揺動軸に対して他方側の部分に位置すると好適である。
【0010】
この構成によれば、中立付勢機構における付勢部材が接続される箇所が、それぞれ離れた箇所となるため、中立付勢機構を構成する部材へお負荷を分散させることができる。これにより、より耐久性の高い機構を構築することが可能となる。
(【0011】以降は省略されています)

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