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公開番号
2025011385
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023113468
出願日
2023-07-11
発明の名称
水処理設備および水処理方法
出願人
株式会社クボタ
代理人
弁理士法人森本国際特許事務所
主分類
C02F
3/12 20230101AFI20250117BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】生物膜を用いて行う水処理設備において、曝気または攪拌などを要さずに被処理水に一定の流速を誘起して被処理水を処理できる、水処理設備を提供する。
【解決手段】水処理設備100は、被処理水を供給する供給路10と、供給路10から被処理水を供給される生物処理槽30とを備える。生物処理槽30は、被処理水の処理をする複数の生物膜処理ユニット40と、生物処理槽30内に複数の区画32を形成する隔壁31とを有する。生物膜処理ユニット40は、区画32内に配置される。隣接する区画32同士は、隔壁31に形成された連通部31a,31bを介して連通する。隔壁31は、生物処理槽30内に、上流側の区画32Uから下流側の区画32Lへ連続する被処理水の蛇行流路を形成する。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
生物処理槽と、
被処理水を生物処理槽に供給する供給路と
を備え、
生物処理槽は、
被処理水の処理をする複数の生物膜処理ユニットと、
被処理水と浮遊微生物とを有する活性汚泥と、
生物処理槽内に複数の区画を形成する隔壁と
を有し、
生物膜処理ユニットは、区画内に配置され、
隣接する区画同士は、隔壁に形成された連通部を介して連通し、
生物処理槽内に、上流側の区画から連通部を通って下流側の区画へ連続する活性汚泥の蛇行流路が形成されていることを特徴とする、水処理設備。
続きを表示(約 940 文字)
【請求項2】
生物処理槽により処理された生物処理水から活性汚泥を分離させる固液分離部と、
生物処理槽の少なくとも蛇行流路の下流側の活性汚泥を、生物処理槽の少なくとも蛇行流路の上流側に位置する区画に返送する返送装置と
を備えることを特徴とする、請求項1に記載の水処理設備。
【請求項3】
供給路は、分岐されて各区画に被処理水を供給することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の水処理設備。
【請求項4】
返送装置は、固液分離部により分離した活性汚泥を返送することを特徴とする、請求項2に記載の水処理設備。
【請求項5】
蛇行流路の下流側かつ固液分離部の上流側に連設され、生物処理槽により処理された生物処理水を補助的に処理する補助処理槽を備え、
補助処理槽は、活性汚泥に散気する散気装置を有することを特徴とする、請求項2に記載の水処理設備。
【請求項6】
補助処理槽は、最下流の区画内の活性汚泥を吸引して補助処理槽に送る吸引装置を有することを特徴とする、請求項5に記載の水処理設備。
【請求項7】
返送装置は、固液分離部により分離した活性汚泥および/または補助処理槽内の活性汚泥を、生物処理槽の少なくとも蛇行流路の上流側に位置する区画に返送することを特徴とする、請求項5に記載の水処理設備。
【請求項8】
生物処理槽は、生物膜処理ユニットが配置される区画の上流側に、生物膜処理ユニットが配置されない区画を、少なくとも一つ有することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の水処理設備。
【請求項9】
供給路は、生物膜処理ユニットが配置されない区画に被処理水を供給することを特徴とする、請求項8に記載の水処理設備。
【請求項10】
返送装置は、活性汚泥の返送量を制御する制御部を有し、
制御部は、蛇行流路を流れる活性汚泥の線速度が所定の値となるように返送される活性汚泥の返送量を制御することを特徴とする、請求項2または請求項4または請求項7に記載の水処理設備。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水処理設備および水処理方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
生物膜と活性汚泥中の浮遊微生物を用いて被処理水の処理を行うための水処理設備が提供されている。水処理設備は、生物膜を付着させ、その生物膜に酸素供給が可能なように構成された生物膜処理ユニットを、処理槽内の被処理水に浸漬し、また同時に処理槽内の活性汚泥に含まれる浮遊微生物を用いて、被処理水の処理を行う。
【0003】
被処理水の処理は、具体的には硝化反応と脱窒反応により進行する。硝化反応は、好気性の亜硝酸菌・硝酸菌の作用により、アンモニア性窒素を亜硝酸・硝酸性窒素に変化させる反応である。脱窒反応は、嫌気性の脱窒素菌の作用により、溶解性の硝酸性窒素から窒素ガスに還元させる反応である。
【0004】
従来からの活性汚泥法による処理では、一般に水処理設備は、硝化反応と脱窒反応の両反応を行うための異なる処理槽を必要とするが、生物膜を用いた処理では、生物膜において上記両反応が進行するため、同一の処理槽内で被処理水を処理することが可能である。
【0005】
特許文献1に記載の水処理設備は、処理槽の被処理水に複数の生物膜処理ユニットを浸漬させて、被処理水を処理するように構成されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2015-33681号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
生物膜による被処理水の処理効率を高めるためには、被処理水と上記両反応を進行する生物膜との接触効率を高めることが重要である。接触効率を高めるためには、被処理水を攪拌して生物膜周辺の被処理水に一定の流速を誘起させることが有効である。しかしながら、特許文献1に記載の水処理設備は、槽内を流入口2aから流出口2bに向かって流れる被処理水の流速が低く、また槽内で流速が一定ではないため、接触効率が悪い。
【0008】
生物膜ユニット内部の被処理水に一定の流速を誘起させるためには、曝気により空気を送り込むことで被処理水を攪拌して流速を付与する、または機械的に被処理水を攪拌して流速を付与することなどを必要とする。その場合、曝気または攪拌を行うための装置のイニシャルコストおよびランニングコストが必要となる。
【0009】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、生物膜を用いて行う水処理設備において、曝気または攪拌などを要さずに被処理水に一定の流速を誘起して被処理水を処理できる、水処理設備を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本第1発明による水処理設備は、生物処理槽と、被処理水を生物処理槽に供給する供給路とを備え、生物処理槽は、被処理水の処理をする複数の生物膜処理ユニットと、被処理水と汚泥とを有する活性汚泥と、生物処理槽内に複数の区画を形成する隔壁とを有し、生物膜処理ユニットは、区画内に配置され、隣接する区画同士は、隔壁に形成された連通部を介して連通し、生物処理槽内に、上流側の区画から連通部を通って下流側の区画へ連続する活性汚泥の蛇行流路が形成されているものである。
(【0011】以降は省略されています)
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