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公開番号
2025017159
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-05
出願番号
2023120083
出願日
2023-07-24
発明の名称
排水処理方法
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/00 20230101AFI20250129BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】排水処理を安定して行うことができる排水処理方法を提供する。
【解決手段】本実施形態による排水処理方法は、排水を調整槽に流入し、前記調整槽から排水処理設備へ送水するものであって、排水負荷に関する水質項目または運転管理項目を連続的または定期的に測定し、測定値に基づいて予め設定した演算式にて前記排水処理設備への排水流入部(排水処理流入部)の排水負荷を推定し、推定した前記排水負荷が所定の閾値未満の場合、前記排水を前記調整槽に供給し、推定した前記排水負荷が前記閾値以上の場合、前記排水を前記調整槽の上流側の排水分岐位置にて分岐して高負荷調整槽に貯留する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
排水を調整槽に流入し、前記調整槽から排水処理設備へ送水する排水処理方法であって、
排水負荷に関する水質項目または運転管理項目を連続的または定期的に測定し、測定値に基づいて予め設定した演算式にて前記排水処理設備への排水流入部(排水処理流入部)の排水負荷を推定し、
推定した前記排水負荷が所定の閾値未満の場合、前記排水を前記調整槽に供給し、
推定した前記排水負荷が前記閾値以上の場合、前記排水を前記調整槽の上流側の排水分岐位置にて分岐して高負荷調整槽に貯留する、排水処理方法。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
前記排水負荷に関する水質項目または運転管理項目は、前記排水の汚濁負荷又は汚濁負荷と相関する項目、及び前記排水処理設備へ流入する排水流量を含む、請求項1に記載の排水処理方法。
【請求項3】
前記高負荷調整槽から送水して前記排水分岐位置より下流側に合流させたときの前記排水負荷が所定の閾値以下になる場合は、前記高負荷調整槽から送水を行う、請求項1に記載の排水処理方法。
【請求項4】
前記高負荷調整槽から送水して、前記調整槽の下流側に合流させる、請求項3に記載の排水処理方法。
【請求項5】
前記高負荷調整槽から前記調整槽へ送水する、請求項3に記載の排水処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、排水処理流入部の排水負荷を推定し、推定した排水負荷を元に排水処理が破綻しないように高負荷排水を別の貯槽へ振り分け、排水負荷が低いタイミングで高負荷排水を送水することで排水処理を安定化させる排水処理方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
飲料、食品などの製造工場から排出される排水は、製造品目や製造量、製造ラインの洗浄経過時間などにより、濃度や排水量が大きく変動する場合が多い。排水の負荷により適した排水処理の運転条件が異なる場合が多く、排水の負荷変動が大きい場合には処理状況に影響を及ぼす場合がある。
【0003】
特に有機性排水は排水処理として好気処理や嫌気処理といった生物処理を行うことが一般的であるが、排水負荷が大きいと生物の処理能力を超えて生物処理が破綻し、処理水質が悪化する等の問題が発生する恐れがある。
【0004】
また、フェントン反応による処理や吸着などの物理化学処理による処理においても、添加する薬剤や吸着剤の必要量が変化するため、処理設備に流入する排水の負荷の変動を把握することは重要である。
【0005】
従来は、運転員が定期的に排水を採取・分析することで、排水処理流入部の排水負荷を把握し、高負荷排水が流入した際には、別の槽へ緊急避難する、希釈をする、排水処理への流入量を減らすなどの対策を手動で行っていた。しかし、この方法では、常に人の手で行うため連続的な測定ができず、高負荷排水の流入を見逃したり、対策が遅れたりすることで、排水処理が破綻し、処理水質が悪化することがあった。従って、流入する排水の負荷を連続的に把握し、排水処理が破綻しないよういち早く対策を取ることは非常に重要である。
【0006】
特許文献1には、濃度に応じて処理工程を振り分けることで、排水処理の安定化を図る排水処理装置が開示されている。具体的には、測定した排水の電気伝導度を元に排水を高濃度排水と低濃度排水に振り分ける。しかし、本手法で測定している電気伝導度では、導電性の低い汚濁物質を十分に評価することが難しい。加えて、高濃度排水と低濃度排水は両者の比較により高濃度か低濃度かを区別しており、数値により限定はされていない。このような方法では、排水の水質によって高濃度か低濃度かの判断が異なることとなる。例えば、高濃度の排水が長時間続いた場合には、後段の排水処理に影響を及ぼすような濃度の排水が低濃度排水として区別されてしまう懸念がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
特開2002-282889号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は、排水処理を安定して行うことができる排水処理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
[1] 排水を調整槽に流入し、前記調整槽から排水処理設備へ送水する排水処理方法であって、
排水負荷に関する水質項目または運転管理項目を連続的または定期的に測定し、測定値に基づいて予め設定した演算式にて前記排水処理設備への排水流入部(排水処理流入部)の排水負荷を推定し、
推定した前記排水負荷が所定の閾値未満の場合、前記排水を前記調整槽に供給し、
推定した前記排水負荷が前記閾値以上の場合、前記排水を前記調整槽の上流側の排水分岐位置にて分岐して高負荷調整槽に貯留する、排水処理方法。
【0010】
[2] 前記排水負荷に関する水質項目または運転管理項目は、前記排水の汚濁負荷又は汚濁負荷と相関する項目、及び前記排水処理設備へ流入する排水流量を含む、[1]の排水処理方法。
(【0011】以降は省略されています)
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