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公開番号
2025016139
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-31
出願番号
2023119215
出願日
2023-07-21
発明の名称
造水システム
出願人
株式会社ササクラ
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C02F
1/04 20230101AFI20250124BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】掃気空気冷却水の廃熱を有効利用できる造水システムを提供する。
【解決手段】船舶に取り入れられた海水を淡水化する造水システム1であって、造水システム1は、海水を加熱して蒸発させる加熱器3、及び、海水の蒸発により発生する蒸気を冷却して凝縮させる復水器4を備える造水装置2と、船舶用内燃機関(ディーゼルエンジン10)に供給される掃気空気を掃気空気冷却水との熱交換により冷却するように構成された掃気空気冷却器14と、加熱器3に供給される海水を掃気空気冷却器14から排出される掃気空気冷却水の少なくとも一部との熱交換により加熱するように構成された給水加熱器5と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
船舶に取り入れられた海水を淡水化する造水システムであって、
海水を加熱して蒸発させる加熱器、及び、海水の蒸発により発生する蒸気を冷却して凝縮させる復水器を備える造水装置と、
船舶用内燃機関に供給される掃気空気を掃気空気冷却水との熱交換により冷却するように構成された掃気空気冷却器と、
前記加熱器に供給される海水を前記掃気空気冷却器から排出される掃気空気冷却水の少なくとも一部との熱交換により加熱するように構成された給水加熱器と、
を備える、造水システム。
続きを表示(約 270 文字)
【請求項2】
前記復水器は、海水の蒸発により発生する蒸気を前記船舶に取り入れられた海水との熱交換により冷却するように構成されており、
前記復水器において前記蒸気と熱交換した後の海水が前記給水加熱器において加熱される、請求項1に記載の造水システム。
【請求項3】
前記掃気空気冷却水が清水である、請求項1に記載の造水システム。
【請求項4】
前記加熱器は、海水を前記内燃機関の冷却に使用されたジャケット冷却水との熱交換により加熱するように構成されている、請求項1に記載の造水システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、海水を淡水化する造水システムに関し、船舶の主機関であるディーゼルエンジンなどの内燃機関における廃熱を利用した造水システムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
船舶においては、船舶に搭載したディーゼルエンジンなどの内燃機関からの廃熱を熱源として利用して、海から汲み上げた海水を真空下などの減圧下で蒸発させて淡水を製造することが従来から行われている。例えば特許文献1に記載の造水装置では、ディーゼルエンジンに供給される掃気空気の冷却に使用された掃気空気冷却水を造水装置に導き、造水装置において、掃気空気冷却水の廃熱を海水の蒸発に利用している。造水装置では、海水を掃気空気冷却水との熱交換により蒸発させ、発生した蒸気を冷却して凝縮することで、海水を淡水化している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第4409546号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかし、掃気空気の冷却に使用された掃気空気冷却水の温度は、掃気空気冷却水が清水の場合で約60℃程度であり、掃気空気冷却水が海水の場合は清水の場合よりも一般的に低い。造水装置では、減圧下において海水を蒸発させているものの、約60℃の掃気空気冷却水では海水を効率よく蒸発させることが困難である。そのため、掃気空気冷却水の廃熱を造水装置における造水の主な熱源に利用した場合、十分な量の淡水(清水)を得るための熱量が足りずに造水装置の性能が低下するという課題がある。もしくは、十分な量の淡水(清水)を得るために海水及び掃気空気冷却水の熱交換の際の伝熱面積を大きく確保すると、造水装置が大型化するという課題がある。
【0005】
本発明は、上記課題を解決することに着目してなされたものであり、掃気空気冷却水の廃熱を有効利用できる造水システムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、上記課題を解決するため、以下の項1に記載の造水システムを主題とする。
【0007】
項1.船舶に取り入れられた海水を淡水化する造水システムであって、
海水を加熱して蒸発させる加熱器、及び、海水の蒸発により発生する蒸気を冷却して凝縮させる復水器を備える造水装置と、
船舶用内燃機関に供給される掃気空気を掃気空気冷却水との熱交換により冷却するように構成された掃気空気冷却器と、
前記加熱器に供給される海水を前記掃気空気冷却器から排出される掃気空気冷却水の少なくとも一部との熱交換により加熱するように構成された給水加熱器と、
を備える、造水システム。
【0008】
また本発明の造水システムは、上記項1に記載の造水システムの好ましい態様として、以下の項2に記載の造水システムを包含する。
【0009】
項2.前記復水器は、海水の蒸発により発生する蒸気を前記船舶に取り入れられた海水との熱交換により冷却するように構成されており、
前記復水器において前記蒸気と熱交換した後の海水が前記給水加熱器において加熱される、項1に記載の造水システム。
【0010】
また本発明の造水システムは、上記項1から項2に記載の造水システムの好ましい態様として、以下の項3に記載の造水システムを包含する。
(【0011】以降は省略されています)
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