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公開番号
2025011953
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114427
出願日
2023-07-12
発明の名称
水処理用フィルター
出願人
個人
,
個人
,
個人
代理人
個人
主分類
C02F
1/68 20230101AFI20250117BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】カルシウムなどのイオン化ミネラルなど自然界に存在する化学物質や界面活性剤、抗酸化剤、抗生物質、防カビ剤など人工的な化学物質など科学的なアプローチを使用することなく細胞の活性化を促すことを目的とする体に良い水を提供する。単なる有害物質除去とは異なり、水道水を隕石や隕石含有セラミック(陶芸用粘土焼成を含む)や隕石含有繊維に触れさせ隕石の固有振動を付加できるようなカートリッジや浄水器及び隕石の固有振動を経験させた水を提供する。
【解決手段】導水口と排水口とを設けた容器と、導水口から排水口までを通じる流水通路と、この流水通路内に設けられた隕石を備え、隕石は0.0001g以上であることを特徴とする水処理用フィルターによって達成される。水道水に隕石を触れさせ、隕石の固有振動を与えられるカートリッジ及び浄水器により、隕石の固有振動を水に与えた波動水(クラスターサイズが六分子構造水)を提供できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
導水口と排水口とを設けた容器と、前記導水口から排水口までを通じる流水通路と、この流水通路内に設けられた隕石を備え、前記隕石は0.0001g以上であることを特徴とする水処理用フィルター。
続きを表示(約 3,000 文字)
【請求項2】
上記隕石は20μm~300μmの大きさに細粉化された後、赤外線輻射率が90%以上のセラミック素材に練り込む、又は釉薬に混入した後に、焼成しセラミックとされる請求項1に記載の水処理用フィルター。
【請求項3】
上記隕石は20μm~300μmの大きさに細粉化された後、繊維に練り込む、又は吸着されている請求項1に記載の水処理用フィルター。
【請求項4】
上記隕石は20μm~300μmの大きさに細粉化された後、セメントなどの接着剤に練り込む請求項1に記載の水処理用フィルター。
【請求項5】
上記隕石に加え、アーケード、アクアマリン、アパタイト、アマゾナイト、アレキサンドライト、アンデシン、アンバー、医王石、一角、インカローズ、ウォラストナイト、エメラルド、黄土、オニキス、オパール、ガーネット、カーネリア、カオリナイト、角閃石、花崗岩、火山ガラス、火山岩(青海薬石)糸魚川、火山岩(溶岩)、滑石(タルク)、褐鉄鉱、カルサイト、貴陽石、魚脳石、魚・イカ・タコの耳石、金、銀、金華石(鉱物名なし)、クリソコラ(孔雀石)、クリスタル・クォーツ、クリソプレーズ、クンツァイト、ケセラストーン、玄武岩、牛黄、黒曜石、琥珀、サファイヤ、サマルスキー石、酸化イットリウ、酸化銅、サンゴ、サンストーン、自然銅(黄鉄鉱)、赤石脂、秋石、鍾乳石、シリカ、シリシャスシスト、ジルコニア(人工)、ジルコン(天然)、スーパーセブン、スギライト、すっぽんの甲羅、スピネル、赤鉄鉱、石灰(生石灰)、石炭、石決明一鮑(鮑の貝殻)、ゼノタイム、セレナイト、閃緑岩、ゾイサイト、象牙、ソーダライト、ターコイズ、タイガーアイ、ダイヤモンド、大理石、タンザナイト(灰簾石)、チャート、テラヘルツ鉱石、天眼石、トパーズ、トルマリン、ハーキマーダイヤモンド、パール、麦飯石、白金、パラジウム、バンデットカーネリアン、翡翠、ビスマス、姫川薬石、フローライト(蛍石)、ブラックスター、ブラックストーン、蛤殻(二枚柄の殻)、ヘマタイト、ペリドット、方ソーダ石、ホルンヘルス、マラカイト、海松、ムーンストーン、無名異焼、メノウ、蒙石、陽起石、ラスピラズリ、ラブラドライト、リモナイト、ルビー、ルビーインゾイサイト、羚羊角、レピドライト、ローゼライト、ロードナイト、炉眼石、鹿角及びワイルドホースからなる群から選択される少なくとも一種の原料を0.001g(1mg)含有する請求項1に記載の水処理用フィルター。
【請求項6】
請求項1~請求項5のいずれか一つに記載の水処理用フィルターで処理される時に波長域が2μm~14μmで輻射率90%以上の赤外線輻射物を内蔵する浄水器。
【請求項7】
請求項1に記載の水処理用フィルターを備えた浄水器。
【請求項8】
質量が0.1mg以上の隕石で単位質量あたり10mL/sec以下(隕石単位質量1gあたり100L/sec以下)の流量で水を接触経過させることを特徴とする水の処理方法。
【請求項9】
(a)質量が0.1mg以上の隕石と、(b)アーケード、アクアマリン、アパタイト、アマゾナイト、アレキサンドライト、アンデシン、アンバー、医王石、一角、インカローズ、ウォラストナイト、エメラルド、黄土、オニキス、オパール、ガーネット、カーネリア、カオリナイト、角閃石、花崗岩、火山ガラス、火山岩(青海薬石)糸魚川、火山岩(溶岩)、滑石(タルク)、褐鉄鉱、カルサイト、貴陽石、魚脳石、魚・イカ・タコの耳石、金、銀、金華石(鉱物名なし)、クリソコラ(孔雀石)、クリスタル・クォーツ、クリソプレーズ、クンツァイト、ケセラストーン、玄武岩、牛黄、黒曜石、琥珀、サファイヤ、サマルスキー石、酸化イットリウ、酸化銅、サンゴ、サンストーン、自然銅(黄鉄鉱)、赤石脂、秋石、鍾乳石、シリカ、シリシャスシスト、ジルコニア(人工)、ジルコン(天然)、スーパーセブン、スギライト、すっぽんの甲羅、スピネル、赤鉄鉱、石灰(生石灰)、石炭、石決明一鮑(鮑の貝殻)、ゼノタイム、セレナイト、閃緑岩、ゾイサイト、象牙、ソーダライト、ターコイズ、タイガーアイ、ダイヤモンド、大理石、タンザナイト(灰簾石)、チャート、テラヘルツ鉱石、天眼石、トパーズ、トルマリン、ハーキマーダイヤモンド、パール、麦飯石、白金、パラジウム、バンデットカーネリアン、翡翠、ビスマス、姫川薬石、フローライト(蛍石)、ブラックスター、ブラックストーン、蛤殻(二枚柄の殻)、ヘマタイト、ペリドット、方ソーダ石、ホルンヘルス、マラカイト、海松、ムーンストーン、無名異焼、メノウ、蒙石、陽起石、ラスピラズリ、ラブラドライト、リモナイト、ルビー、ルビーインゾイサイト、羚羊角、レピドライト、ローゼライト、ロードナイト、炉眼石、鹿角及びワイルドホースからなる群から選択される少なくとも一種の原料の1mg以上の鉱物と、を単位質量あたり10mL/sec以下(鉱物単位質量1gあたり1L/sec以下)の流量で水を接触経過させることを特徴とする水の処理方法。
【請求項10】
(a)質量が0.1mg以上の隕石と、(b)(b)アーケード、アクアマリン、アパタイト、アマゾナイト、アレキサンドライト、アンデシン、アンバー、医王石、一角、インカローズ、ウォラストナイト、エメラルド、黄土、オニキス、オパール、ガーネット、カーネリア、カオリナイト、角閃石、花崗岩、火山ガラス、火山岩(青海薬石)糸魚川、火山岩(溶岩)、滑石(タルク)、褐鉄鉱、カルサイト、貴陽石、魚脳石、魚・イカ・タコの耳石、金、銀、金華石(鉱物名なし)、クリソコラ(孔雀石)、クリスタル・クォーツ、クリソプレーズ、クンツァイト、ケセラストーン、玄武岩、牛黄、黒曜石、琥珀、サファイヤ、サマルスキー石、酸化イットリウ、酸化銅、サンゴ、サンストーン、自然銅(黄鉄鉱)、赤石脂、秋石、鍾乳石、シリカ、シリシャスシスト、ジルコニア(人工)、ジルコン(天然)、スーパーセブン、スギライト、すっぽんの甲羅、スピネル、赤鉄鉱、石灰(生石灰)、石炭、石決明一鮑(鮑の貝殻)、ゼノタイム、セレナイト、閃緑岩、ゾイサイト、象牙、ソーダライト、ターコイズ、タイガーアイ、ダイヤモンド、大理石、タンザナイト(灰簾石)、チャート、テラヘルツ鉱石、天眼石、トパーズ、トルマリン、ハーキマーダイヤモンド、パール、麦飯石、白金、パラジウム、バンデットカーネリアン、翡翠、ビスマス、姫川薬石、フローライト(蛍石)、ブラックスター、ブラックストーン、蛤殻(二枚柄の殻)、ヘマタイト、ペリドット、方ソーダ石、ホルンヘルス、マラカイト、海松、ムーンストーン、無名異焼、メノウ、蒙石、陽起石、ラスピラズリ、ラブラドライト、リモナイト、ルビー、ルビーインゾイサイト、羚羊角、レピドライト、ローゼライト、ロードナイト、炉眼石、鹿角及びワイルドホースからなる群から選択される少なくとも一種の原料の1mg以上の鉱物と、を単位質量あたり10mL/sec以下(鉱物単位質量1gあたり1L/sec以下)の流量で上記鉱物の近傍を水が非接触経過させることを特徴とする水の処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、水を隕石に触れさせることにより隕石の固有振動の記録を持った水処理用フィルター、カートリッジや浄水器及び隕石の固有振動を与えた水に関するものである。
続きを表示(約 7,200 文字)
【背景技術】
【0002】
水道水の水質に関する安全衛生上の関心が高まってきており、ペットボトルなどで水が販売されて久しい。そこで、浄水器においては水道水に含まれる種々の有害物質を除去することが望まれている、例えば細菌(特開2021-169072、特開2021-159894)、トリハロメタン(特開2020-124714)(特開2020-121288)(特開2020-110801)(特開2019-167258)、重金属(特開2021-176609)ホウ素、ヒ素、リン(特開2021-171729)、クロロホルム(特開2022-017611)、有機物、不純物、有害イオン等(特開平08-164380)、トリハロメタン、塩素、次亜塩素酸ナトリウム、水酸化マグネシウム、水酸化ナトリウム、藻、雑菌(特開2020-163370)、フッ素界面活性剤(特開2022-093398)などの除去ガ主流をなしている。
また、水のクラスターに注目した(特開2022-099208)(特開2022-102744)(特開2011-025217)(特開平07-204635)(実全平04-131483)(実全平04-131482)(特開2022-099208)等の浄水器の特許は多い。
【0003】
また、超音波振動や電磁振動のような強制振動(実開平06-048886)や超音波振動や電磁振動のような強制振動を利用して電極洗浄が可能な整水器に関する(実開平06-048886)、超音波照射による吸着剤の再生を可能にする(特開2008-136894)を与える浄水器の特許が考案されている。
遠赤外線を放出するセラミック体を振動させることにより、水を活性化させる(特開2008-012506、特許2918535)浄水器も考案されている。
電解システム以外で水の分子を小さくできる装置の提供をしている(特開2022-099208)や、ろ過カートリッジの交換時期を使用者に知らせることができる蛇口直結型浄水器(特開2022-097852)、流体に攪乱流や微細な振動や音波等を自発的に誘発させながら磁気を浴びせ、流体を改質できる磁気処理装置を提供する(特開2010-253415)の浄水器が考案されている。
磁石を用いたものとして、浄水器内に磁石又は磁気回路を組み込むことにより、フィルターによる浄化作用と磁気による活性化作用を併せもたせた磁気活性浄水器を提供している(特開2003-126865)やマグネットの磁気エネルギーが水道水に作用して、浸透力、溶解力、浄水力が向上させ、人体に対して良好な作用がより向上する(特開2004-261799)などの浄水器が考案されている。
【0004】
水道水などの飲料水は飲んで美味しくないことが常態化しているが、これは単に味だけの問題ではなく浄水場などを経由して来る水道水には有害物質トリハロメタン、残留塩素、重金属イオン、ダイオキシン、次亜塩素酸ナトリウム、水酸化マグネシウム、水酸化ナトリウム、ホウ素、ヒ素、リン、クロロホルム、各種の環境ホルモン、微細金属粒子、赤サビ、ニゴリ、雑菌やカビや藻類、およびそれ等の臭いが含まれており、これ等が水道水の元凶物質であり、そこで元凶物質を取り去ろうとする活性炭や中空糸膜フィルター等の浄水器が出回っている。しかしながらそのような浄水器を通した水でも、身体に対して良い影響を与えるものばかりではない。
そこで、水そのものの性質改良を行えるものの組み合わせを検証しその組み合わせによる浄水器を発明した。
しかし、波動(固有振動)を与えるという考えの浄水器は自然素材から成る特殊波動素材を提供した。1.自然素材から成る特殊波動石や適度な遠赤外線を活用した水質改善装置(特開2008-012503)、2.自然素材から成る特殊波動石を活用した船(特開2008-012506)、3.自然素材から成る特殊波動石を活用した入れ物1(特開2008-012509)が考案されている。
また、隕石に関しては浄水器ではないが隕石から出ている治療効果のある電磁波を利用する為ガラスなどに隕石の細片を混入して球状に成形したツボ刺激器具を提供する(実登3184863)がある。
【0005】
その他では水道水を波動発生物質に触れさせることが出来るような浄水器及びそのカートリッジを提供する(特開2004-195443)があり、水道水を波動発生物質に触れさせることが出来るような浄水器及びそのカートリッジ、特に象牙、水晶、金華石、カオリナイト、ウォラストナイト、ロッククリスタル、ラピスラズリ、ピンクカルサイト、サンストーン、セレナイト、アクアマリン、ニュージェイド、ローズクォーツ、ソーダライト、バンデットカーネリアン、そしてアマゾナイトである。従ってこれ等の中から1種類をあるいは数種類を混合して用いることで、この物質に関連付けられる高波動作用を飲料水に施すことが出来るのであるが、更にニュージェイド、ソーダライト、ローズクォーツの3種を混合して成るものの成績が良いことが考案されている(実登3097013)。
遠赤外線放射性無機系建築材料及び遠赤外線放射性無機系建築材料の製造方法(特開2005-097859)で隕石が出てくる。
また、マイナスイオン、遠赤外線、消臭、抗菌、防カビに対する効果及び鮮度持等、また活性酸素等のフリーラジカル及び細胞の活性化、賦活化や抗酸化作用が期待できる機能性を付与したヒドロゾル(精油が飽和限界まで溶解しているという特性がある芳香蒸留水)を提供する。ヒドロゾルはトルマリン(電気石)、シリカ、黒曜石、水晶、ゼオライト、磁鉄鉱、黄土、溶岩、隕石等の天然鉱石類、酸化チタン、サンゴ、貝類、甲殻類の殻、備長炭、竹炭、木炭、海藻炭、セラミック等の粒子、粉末、微粉末を上記の天然鉱石類、酸化チタン、サンゴ、貝類、甲殼類、備長炭、竹炭、木炭、海藻炭、セラミック等の一つ又は、複数により抽出、精製したイオン水溶液、或いは海洋深層水と天然鉱石類、酸化チタン、サンゴ、貝類、甲殼類の殼、備長炭、竹炭、木炭、海藻炭、セラミック等により抽出、精製されたイオン水溶液に混合、攪拌し分散させたヒドルゾル(固体粒子が分散している安定な懸濁液)及びその製造方法を提供するもの(特開2004-018850)がある。
単に水道水のうまみを実現するフィルタリングとは異なり、水道水を波動発生物質(象牙、水晶、金華石、カオリナイト、ウォラストナイト、ロッククリスタル、ラピスラズリ、ピンクカルサイト、セレナイト、アクアマリン、ニュージェイド、ローズクォーツ、ソーダライト、サンストーン、バンデットカーネリアン、アマゾナイト)に触れさせることが出来るような浄水器及びそのカートリッジは(特開2004-195443)であり、高波動浄水器及びそのカートリッジで水道水を波動発生物質(ソーダライト、ニュージェイド、ローズクォーツ)を通す高波動浄水器(実登3097013)が出されているがそれ以外見当たらなかった。
【0006】
また、生体に有益な波動情報水を衛生的にかつ効率よく簡単に生成する特開2006-314899や、波動情報水を用いた運動能力改善方法及び能力低下部位に対する自己治癒力改善を喚起する特開2001-104255や、生命体又は非生命体の表面において測定される微弱電位差の波動情報を利用して、警報装置、噴水通水装置、空調装置、照明装置及びプレインシンクロナイザーの点滅を自動的に行うなど各種の基本情報を多重情報化する波動情報変換装置を提供する。特開平07-198429など、波動に関する発明がある。
水の浄水の種類には上記の波動水をはじめ磁気水、トルマリン水、アルカリイオン水、酸性水、解離水(フリーウォーター)、クラスターの小さい水(πウォーター)、活性水素水、マイナスイオン水、海洋深層水、還元水、電解水、酸素水、炭酸水、発砲水、無発砲水、原水(鉱水、鉱泉水、深井戸水、浅井戸水、伏流水、バナジウム水、湧水、温泉水、)など種々の文献や製品が認められるが、隕石を使用したフィルター及びカートリッジや浄水器、及びそれを通した水の文献は見当たらなかった。
【0007】
ここで、クラスターについて説明する。2個以上の分子又は原子がファンデルワールス力や水素結合などの比較的に弱い相互作用で集合したものをクラスターと呼んでいる。水は水素結合によりクラスターを形成している代表的な物質である。水分子の緊密度を示すのにクラスターを使うことがあるが、液体の水のクラスターを正確に測定した実験は今の所2件しか見いだせない。一件は米国のK.Liu(Henan Polytechnic University)らによってNATURE誌に発表(Vol 381 6 JUNE 1996年)された。それによると、クラスターサイズが六分子構造をとっている水が一番比熱量が高く最も安定しており、その構造はカゴ状を呈しており、H
2
Oが6個集まったのが最も安定しているということを結論づけている。つまり、クラスターの構造により同じ水でも力が違うのである。また、K.Liuらは図1の様になっていると実験結果を述べている。
また、もう一件はSAYKALLY Richard J. (Univ. California at Berkeley, CA, USA)らは六分子体の水つまり「水の6個の集まりは多三次元水素結合構造の最小の代表」として特に大切であると述べている。またRichard J. らは上記の真ん中、右上の図の様になっていると実験結果を述べている(SCIENCE誌)。
また、應義塾大学 医学部 薬理学教室の安井正人らは水(H
2
O)が生物にとって最も重要な分子の一つであり、実際、MRI(磁気共鳴画像)は体内における水分子の動態を反映してその水構造の違いから癌を診断している。MRIは脳の形態・機能解析にも用いられる。しかしながら、がん細胞や脳組織における水挙動の生物学的意義は未だ不明な点が多く残されており生体内水構造に関する研究は大変遅れている。水は研究対象になりにくいことや観測技術が伴わなかったことがその一因と思われる。水分子動態として細胞膜水拡散や細胞機能として細胞内外の自由水、構造水の解析が必要で、水の構造は生命維持に不可欠と考えられ、これからの研究が待たれるとしている。つまり、K.Liuら、やRichard Jら、は水の六つの水分子の構造化が安定しており、安井正人らは水の水分子の構造化が生命維持に必要であろうと述べている。
【0008】
故・真下悟(東海大学理学部 教授)のグループでは、水が水としての性質を持つためには、少なくとも6個以上水分子がまとまって存在する必要があるとしている。
また、クラスターが小さい方が美味しい水と主張したのは松下和弘(元・日本電子)である。松下の書いた論文「食品をNMRでみる‐分子レベルでとらえた「味」の違い-」(現代化学1989年1月、62-67)がある。しかし、美味しさは置いておいてK.LiuらやSAYKALLY Richard J.らは五員環の水は良くないと言っている。つまり、クラスターが小さい方が良い水とは限らないのである。
それでは如何にして6つの水分子のクラスターを作るかということになるが、仮にできたとしても証明するのは困難である。仮に松下が用いた
17
O-NMRで検査して線幅が小さく変化しても、分子の回転運動と同時にプロトン交換の影響もうけるので分子運動の速さに直接の関係はない。分子運動の指標になるのは、NMRのT1緩和時間(熱平衡状態からずらされた縦磁化が熱平衡状態へ戻るのに必要な時間)の方であるがT1緩和時間を観測したとしても、分子集団の大小は分からない。分子運動に関する特徴的な時間が測定できるだけである。その測定結果を説明するために「分子集団」という「モデル」を考えようということであって、決してT1緩和時間や
17
O-NMRの線幅の変化が分子集団の存在と大きさの変化の証拠にならないのである。つまり、
17
O-NMRの線幅が水分子集団のサイズを反映するということは未確認であり、今のところ
17
O-NMR(NMRは16万円位と安価)での検出は不可能と考えられる。このように水の構造の厳密な分子スケールの説明を得ることは難しく、水の構造を特定するのはテラヘルツレーザー振動-回転トンネル分光法を用いるコンピュータシミュレーションが考案されているが1600万円程する高価な機械でソフトは別で構築しなければならないので一般的ではない。
また、より正確なのはSPring-8(兵庫県佐用郡佐用町光都一丁目1番1号、播磨科学公園都市内に位置する大型放射光施設)の高エネルギー非弾性散乱ビームライン(BL08W)でのコンプトン散乱法(X線の粒子(光子)が電子と衝突し散乱する前と後のエネルギー差を解析し、研究対象の分子や原子がもつ電子の運動様態を調べる手法)を用いた高精度実験により正確な構造を調べることができる可能性はあるが大変大掛かりである。
そこで、
17
O-NMRに頼ることなく、誰でも簡単にできる身体によい水の検査方法を考案した。その方法が上記の体幹重力軸テストである。
それは、アップライトキネシオロジー(筋肉の強度を触診することで病気を診断し、治療法を選択できると主張する代替医療の診断手法である。ジョージ・グッドハートが1964年に考案した。)また、バイ・デジタルOーリングテスト(手の指の力による代替医療の診断法である。ニューヨーク医大教授、昭和大学医学部客員教授 大村恵昭が1977年頃に考案した)があるが感覚に依存するところが大きく、医療関係者・医学研究者がこのテストを検査法として用いている医院・歯科医院・鍼灸接骨院が複数確認できることなどからも医療を専門とする研究者や臨床家から、必ずしも否定的な評価を得ているテストではないが数値化できない難点があることはぬぐい切れない。これらとほぼ同じ考え方を可視化すべく発明した方法を後述する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開2021-169072号公報
特開2021-159894号公報
特開2020-124714号公報
特開2020-121288号公報
特開2020-110801号公報
特開2019-167258号公報
特開2021-176609号公報
特開2021-171729号公報
特開2022-017611号公報
特開平08-164380号公報
特開2020-163370号公報
特開2022-093398号公報
特開2022-099208号公報
特開2022-102744号公報
特開2011-025217号公報
特開平07-204635号公報
実全平04-131483号公報
実全平04-131482号公報
特開2022-099208号公報
実開平06-048886号公報
実開平06-048886号公報
特開2008-136894号公報
特開2008-012506号公報
特許第2918535号
特開2022-099208号公報
特開2022-097852号公報
特開2010-253415号公報
特開2003-126865号公報
特開2004-261799号公報
特開2008-012503号公報
特開2008-012506号公報
特開2008-012509号公報
実登3184863号
特開2004-195443号公報
実登3097013号公報
特開2005-097859号公報
特開2004-018850号公報
特開2004-195443号公報
実登3097013号
特開2006-314899号公報
特開2001-104255号公報
特開平07-198429号公報
特開2001-321124号公報
特開平06-130008号公報
特開2004-016769号公報
特開2009-103298号公報
【非特許文献】
【0010】
超音波で物を動かす、浮遊させる実験を簡単にできる方法を解説-YouTube<https://www.youtube.com/watch?v=l7BwWhFqqpU>
ホームページ 超音波で物を動かす|電子工作の知恵袋 (ele-lab.com)<https://www.ele-lab.com/usonic7.php>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)
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