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公開番号2025009041
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023111761
出願日2023-07-06
発明の名称浄化方法
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類C02F 1/24 20230101AFI20250109BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】被処理水から有機フッ素化合物を除去する浄化方法であって、浄化効率に優れる浄化方法を提供すること。
【解決手段】浄化方法は、被処理水から有機フッ素化合物を除去する浄化方法であり、被処理水の温度を適切な温度にすることと、被処理水に気泡を供給することと、被処理水の水面から泡沫を回収することとを有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被処理水から有機フッ素化合物を除去する浄化方法であって、
前記被処理水の温度を適切な温度にすることと、
前記被処理水に気泡を供給することと、
前記被処理水の水面から泡沫を回収することと、を有する、
浄化方法。
続きを表示(約 400 文字)【請求項2】
前記被処理水の温度を適切な温度にすることが、前記被処理水を加温すること、減温すること及び保温することの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の浄化方法。
【請求項3】
前記被処理水の温度を適切な温度にすることが、前記被処理水の温度を35℃~50℃の範囲にすることを含む、請求項1に記載の浄化方法。
【請求項4】
前記被処理水が土壌から揚水した水である、請求項1に記載の浄化方法。
【請求項5】
前記気泡がマイクロナノバブルを含む、請求項1に記載の浄化方法。
【請求項6】
さらに、前記被処理水に、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤(ただし、有機フッ素化合物を除く。)を添加すること、を有する、請求項1~請求項5のいずれか1項に記載の浄化方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、浄化方法に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、貯留された被処理水から、被処理水に含まれる有機フッ素化合物等の界面活性剤を分離する泡沫分離処理方法であって、貯留された被処理水中に気体を送り込んで気泡を生成し、気泡の空気-水界面に界面活性剤を濃縮して泡沫を生成し、被処理水の水面の近傍にて泡沫を回収する、泡沫分離処理方法が開示されている。
【0003】
特許文献2には、取水対象とする水中に気体を送り込んで気泡を発生させ、気泡と水とを接触させることにより水に含まれる汚染物質を気泡に吸着させて分離し、気泡を分離した後の水を採取する取水方法が開示されている。
【0004】
特許文献3には、PFAS含有水性混合物中のPFASを破壊する方法であって、PFAS含有水性混合物を分離手順に供して、PFAS含有水性混合物をPFAS富化画分及びPFAS枯渇画分に分離して、PFAS枯渇画分の少なくとも一部を少なくとも300℃の温度に加熱して、加熱PFAS枯渇画分を形成し、超臨界破壊段階の前に、加熱PFAS枯渇画分とPFAS富化画分を組み合わせて、高温PFAS含有水性混合物を形成すること、若しくは、PFAS含有水性混合物を第1の塩富化画分及び塩枯渇画分に分離して、塩枯渇画分を少なくとも300℃の温度に加熱して、加熱塩枯渇画分を形成し、超臨界破壊段階の前に、加熱塩枯渇画分とより低温の第1画分と組み合わせて、高温PFAS含有水性混合物を形成すること;及び、超臨界条件下で、高温PFAS含有水性混合物を酸化剤と反応させることを含む方法が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-050657号公報
特開2018-153742号公報
特表2022-537895号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
有機フッ素化合物は、界面活性、耐熱性、耐薬品性などの有用な性質を備えることから、製造業及び工業の広い用途で使われてきた。近年、有機フッ素化合物の生態毒性及び人体毒性が報告され、世界的に有機フッ素化合物の製造規制及び使用規制が強まっている。その一方で、有機フッ素化合物は難分解性であり、すでに環境に蓄積している有機フッ素化合物を浄化する技術の開発が急務である。
【0007】
本開示は、上記状況のもとになされた。
本開示は、被処理水から有機フッ素化合物を除去する浄化方法であって、浄化効率に優れる浄化方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記課題を解決するための具体的手段には、以下の態様が含まれる。
【0009】
<1>
被処理水から有機フッ素化合物を除去する浄化方法であって、
前記被処理水の温度を適切な温度にすることと、
前記被処理水に気泡を供給することと、
前記被処理水の水面から泡沫を回収することと、を有する、
浄化方法。
<2>
前記被処理水の温度を適切な温度にすることが、前記被処理水を加温すること、減温すること及び保温することの少なくとも1つを含む、<1>に記載の浄化方法。
<3>
前記被処理水の温度を適切な温度にすることが、前記被処理水の温度を35℃~50℃の範囲にすることを含む、<1>又は<2>に記載の浄化方法。
<4>
前記被処理水が土壌から揚水した水である、<1>~<3>のいずれか1つに記載の浄化方法。
<5>
前記気泡がマイクロナノバブルを含む、<1>~<4>のいずれか1つに記載の浄化方法。
<6>
さらに、前記被処理水に、陰イオン性界面活性剤、陽イオン性界面活性剤及び非イオン性界面活性剤からなる群から選ばれる少なくとも1種の界面活性剤(ただし、有機フッ素化合物を除く。)を添加すること、を有する、<1>~<5>のいずれか1つに記載の浄化方法。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、被処理水から有機フッ素化合物を除去する浄化方法であって、浄化効率に優れる浄化方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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