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公開番号2025005214
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-16
出願番号2023105307
出願日2023-06-27
発明の名称トラス梁の制振構造
出願人株式会社竹中工務店
代理人弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類E04B 1/98 20060101AFI20250108BHJP(建築物)
要約【課題】トラス梁の下の空間を確保しつつ、トラス梁を制振する。
【解決手段】制振構造100は、一端部117が支持された第一トラス梁110と、第一トラス梁110よりも低く第一トラス梁110の上側他端接合部122の他方側に配置され他端部137が支持された第二トラス梁130と、第一トラス梁110の上側他端接合部122よりも一方側の上側一端接合部144と第二トラス梁130の下側一端接合部142とに接合された第一トラス架構210と、第一トラス梁110の上側他端接合部122と第二トラス梁130の下側一端接合部142よりも一方側の下側他端接合部144とに接合された第二トラス架構230と、第一トラス架構210と第二トラス架構230とに接続され第一トラス架構210と第二トラス架構230との上下方向の相対変位によって制振効果を発揮するオイルダンパー252と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
所定方向に沿って配置され一端部が支持された第一トラス梁と、
前記第一トラス梁よりも低く配置され、平面視において前記第一トラス梁の他端部の前記所定方向の他方側に前記所定方向に沿って配置され他端部が支持された第二トラス梁と、
前記第一トラス梁の前記他端部よりも前記所定方向の一方側の部位と前記第二トラス梁の一端部とに接合された第一接合部材と、
前記第一トラス梁の前記他端部と、前記第二トラス梁の前記一端部よりも前記所定方向の一方側の部位と、に接合された第二接合部材と、
前記第一接合部材と前記第二接合部材とに接続され、前記第一接合部材と前記第二接合部材との上下方向の相対変位によって制振効果を発揮する制振部材と、
を備えるトラス梁の制振構造。
続きを表示(約 330 文字)【請求項2】
前記第一トラス梁及び前記第二トラス梁は、平面視において、それぞれ前記所定方向と直交する直交方向に間隔をあけて並んで配置され、
前記第一接合部材は、前記直交方向に沿って配置され、複数の前記第一トラス梁及び前記第二トラス梁に接合され、前記直交方向の両端部が支持された第一トラス架構であり、
前記第二接合部材は、前記直交方向に沿って配置され、複数の前記第一トラス梁及び前記第二トラス梁に接合された第二トラス架構である、
請求項1に記載のトラス梁の制振構造。
【請求項3】
前記第一トラス梁と前記第二トラス梁とは、固有振動数が異なっている、
請求項1又は請求項2に記載のトラス梁の制振構造。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、トラス梁の制振構造に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1には、両端が固定構造物で支持された梁構造体の鉛直振動を低減する制振構造に関する技術が開示されている。この先行技術では、梁構造体の端部と固定構造物との連結部分に、当該梁構造体に生じる鉛直方向の変形によるエネルギーを吸収するダンパー部材が設けられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-106574号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
大スパンのトラス梁で大きな変位が生じるのはスパン中央部である。しかし、トラス梁のスパン中央部を制振するダンパー等の制振装置を設けると、制振装置の固定側の支持部材がトラス梁のスパン中央部に必要となり、トラス梁の下の大空間を有効活用できなくなる虞がある。
【0005】
本発明は、上記事実を鑑み、トラス梁の下の空間を確保しつつ、トラス梁を制振することが目的である。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第一態様は、所定方向に沿って配置され一端部が支持された第一トラス梁と、前記第一トラス梁よりも低く配置され、平面視において前記第一トラス梁の前記所定方向他方側に前記所定方向に沿って配置され他端部が支持された第二トラス梁と、前記第一トラス梁の前記他端部よりも前記所定方向一方側の部位と前記第二トラス梁の一端部とに接合された第一接合部材と、前記第一トラス梁の前記他端部と、前記第二トラス梁の前記一端部よりも前記所定方向一方側の部位と、に接合された第二接合部材と、前記第一接合部材と前記第二接合部材とに接続され、前記第一接合部材と前記第二接合部材との上下方向の相対変位によって制振効果を発揮する制振部材と、を備えるトラス梁の制振構造である。
【0007】
第一態様のトラス梁の制振構造では、地震時に第一トラス梁と第二トラス梁とは上下振動する。第一トラス梁と第二トラス梁とが同位相で上下振動していない状態であれば、第一トラス梁の他端部側と第二トラス梁の一端部側との回転角が異なるので、第一接合部材に対して第二接合部材は上下方向に相対変位する。そして、第一接合部材と第二接合部材とに上下方向の相対変位によって制振部材が制振効果を発揮し、第一トラス梁及び第二トラス梁の上下振動が低減する。すなわち、第一トラス梁及び第二トラス梁の下の空間を確保しつつ、第一トラス梁及び第二トラス梁が制振される。
【0008】
第二態様は、前記第一トラス梁及び前記第二トラス梁は、平面視において、それぞれ前記所定方向と直交する直交方向に間隔をあけて並んで配置され、前記第一接合部材は、前記直交方向に沿って配置され、複数の前記第一トラス梁及び複数の前記第二トラス梁に接合され、前記直交方向の両端部が支持された第一トラス架構であり、前記第二接合部材は、前記直交方向に沿って配置され、複数の前記第一トラス梁及び複数の前記第二トラス梁に接合された第二トラス架構である、第一態様に記載のトラス梁の制振構造である。
【0009】
第二態様のトラス梁の制振構造では、第一トラス梁及び第二トラス梁は、平面視において、それぞれ所定方向と直交する直交方向に間隔をあけて並んで配置されているので、第一トラス梁及び第二トラス梁の下に大空間が設けられる。
【0010】
第三態様は、前記第一トラス梁と前記第二トラス梁とは、固有振動数が異なっている、第一態様又は第二態様に記載のトラス梁の制振構造である。
(【0011】以降は省略されています)

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