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公開番号2025003244
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-09
出願番号2023114085
出願日2023-06-23
発明の名称道路橋排水樋水質改善部材および水質改善具
出願人株式会社フジテクノ
代理人
主分類C02F 1/28 20230101AFI20241226BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】道路橋路面の排水は何の処理もなく排水樋から河川に流れ出ている。河川は湖、海へと流れ、やがて海洋汚染となることが懸念される。これを道路橋排水樋で止めようとするものである。
【解決手段】道路橋排水樋1で汚染物質をとり、河川に流れ出ない様に解繊された炭素繊維あるいは再生炭素繊維の不織布を活性炭不織布で包み込んだ水質改善部材8を水質改善具6に入れて提供するものである。道路橋排水には、たばこの吸い殻や落葉が混ざっているのでこれらを取り除くために、水質改善具6には傾斜板5を設けたことにより、水質改善具6はスムーズに汚染物質だけを除去することが出来る。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
解繊された炭素繊維あるいは再生炭素繊維を用いて不織布が形成され、これを活性炭不織布で包み込んだ道路橋排水樋用水質改善部材。
続きを表示(約 310 文字)【請求項2】
道路橋排水樋の先端に取り付けて使用する水質改善具であって、筒状で上方が開口した網カゴの内周面及び底面に請求項1に記載の前記水質改善部材を配置し、雨水とともに落ちてくる異物を排出するための傾斜網板を外周部が前記水質改善具に接触するように前記網カゴの中に取り付けるとともに、前記傾斜網板の表面に対向する側に前記異物を排出する排出口を設けた水質改善具。
【請求項3】
前記傾斜網板は楕円形状であり、その短径が水質改善具の内径と略同じである請求項2に記載の水質改善具。
【請求項4】
前記傾斜網板の網目はピッチ3mm~10mmの範囲である請求項2に記載の水質改善具。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、道路排水樋水質改善部材及び水質改善具に関するものである。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
市街地の道路排水中には、人の活動による汚濁負荷、大気中の浮遊物や降下ばい塵、自動車排気ガス、タイヤ摩耗片や自動車塗装のはがれなどの汚濁物質が含まれる。しかも、雨が降ると、この汚濁物質が未処理のまま公共用水路に流失する。この道路排水中には、窒素やリンなどの栄養塩類や有機物はもちろんのこと、微量有害物質である重金属類や芳香族炭化水素(PAHs)、油分なども含まれる。
道路排水中においては、Cu,Pb,Zn,Cr,Cd,Niの6種類の重金属による汚染も顕著である。エンジン内でガソリンや軽油の燃焼時に発生するPAHsも、排気ガスと併せて排出される。これらが大気浮遊、降下物として路面に堆積し、やはり排水として流失する。
PAHsは強い発がん性があることが知られており、主に原油(石油、軽油、タール)に含まれている。
これらの対策は未だ実施されず垂れ流し状態である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許7077502号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
道路橋排水樋からは道路の雨水と共に汚濁物質が未処理のまま垂れ流し状態で流れ出している。本発明は解繊された炭素繊維あるいは再生炭素繊維で不織布を形成し、それをポリエステルの不織布より汚濁物質を多く吸収する活性炭不織布で包み込んで形成されたものを道路橋排水樋に取り付けて解決しようとするものであ
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の道路橋排水樋の先端に炭素繊維あるいは再生炭素繊維の不織布を活性炭不織布で包み込んだ水質改善部材8を入れた網カゴ4を取り付けることにより、雨水と共に汚濁物質が未処理のまま垂れ流されるのを防ぐことを特徴とする。
【0006】
前記網カゴは、たばこの吸い殻や落ち葉の落下時に妨げとならない様に、傾斜網板5を設けてある。
【発明の効果】
【0007】
本発明の道路橋排水樋の先端に炭素繊維あるいは再生炭素繊維の不織布を活性炭不織布で包み込んだ水質改善部材を入れた網カゴを取り付けることにより、雨水と共に汚濁物質が未処理のまま垂れ流されるのを防ぐことを特徴とし、たばこの吸い殻や葉の落下時に妨げとならない様に、傾斜網板を設けることにより、解決できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
一般的な道路橋排水樋を示す図
水質改善具を示す図
網カゴを示す図
傾斜網板を示す図
水質改善具から水質改善部材を取り除いた状態を示す図
水質改善具の断面を模式的に示す図
水質改善具の模式図
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明の道路橋排水樋1に取り付け水質改善具2は、図2の様な網カゴ4の中に炭素繊維あるいは再生炭素繊維の不織布を活性炭不織布で包み込んだ図6の様な水質改善部材8を入れたものである。
【実施例】
【】
前特許7077502号公報では、油分を吸着する試験を行っていなかったので、今回は油分吸着試験を行った。
【0010】
再生炭素繊維不織布の油分吸着に関しては、バッチ吸着試験で行った結果、1gあたり17.689mg吸着することが分かった。
(【0011】以降は省略されています)

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