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公開番号
2025014147
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2023116422
出願日
2023-07-18
発明の名称
脱水装置
出願人
株式会社加藤建設
,
東京機材工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
11/121 20190101AFI20250123BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】目詰まりを抑制することができる脱水装置を提供する。
【解決手段】本発明に係る脱水装置は、脱水スクリーン2と近接して対向する位置に、土砂収容部1の天端16から底壁10側へ延びて土砂収容部1内における土砂ESの脱水スクリーン2側への流動を規制する規制板4が設けられている。このため、土砂収容部1に収容された土砂ESは、土砂の重さ(土圧)によって水平方向へと広がる際、規制板4が配置される高さ領域では土砂が規制板4によってせき止められ、規制板4と底壁10との隙間Sを介して、脱水スクリーン2側へと流動する。これにより、土砂収容部1の土砂ESの土圧の大半は規制板4に作用し、脱水スクリーン2に直接作用するおそれがないため、脱水スクリーン2の目詰まりを抑制することができる。
【選択図】図4
特許請求の範囲
【請求項1】
概ね矩形状の底壁と、前記底壁の側辺部からそれぞれ立ち上がる第1側壁、第2側壁、第3側壁及び第4側壁と、を有し、上部が開放された土砂収容部と、
前記第1側壁に設けられ、前記土砂収容部に収容された土砂の流出を抑制しつつ、前記土砂収容部に収容された土砂に含まれる泥水を排出可能な脱水スクリーンと、
前記脱水スクリーンを介して排水された泥水を貯留する貯水槽と、
前記土砂収容部の内部に前記脱水スクリーンと近接して対向するように配置され、前記土砂収容部の天端から前記底壁に向かって延びて前記底壁との間に所定の隙間を形成し、前記土砂収容部に収容された土砂のうち前記隙間よりも上方に位置する土砂の前記脱水スクリーン側への流動を規制する規制板と、
を備えた、
ことを特徴とする脱水装置。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の脱水装置であって、
前記脱水スクリーンは、
前記第1側壁の内側に臨み、前記土砂収容部に収容された土砂の流出を抑制しつつ前記泥水を排出可能なメッシュ金網と、
前記第1側壁の厚さ方向において、前記メッシュ金網よりも外側に配置され、前記メッシュ金網を補強するエキスパンドメタルと、
を重ね合わせて形成される、
ことを特徴とする脱水装置。
【請求項3】
請求項2に記載の脱水装置であって、
前記メッシュ金網は、10~30メッシュで構成される、
ことを特徴とする脱水装置。
【請求項4】
請求項3に記載の脱水装置であって、
前記メッシュ金網は、幅方向において2分割に構成され、一方側と他方側とで異なるメッシュサイズで構成される、
ことを特徴とする脱水装置。
【請求項5】
請求項1に記載の脱水装置であって、
前記規制板は、前記第1側壁に対して平行、又は前記土砂収容部の天端から前記底壁に向かって前記第1側壁に近づくように傾斜して配置される、
ことを特徴とする脱水装置。
【請求項6】
請求項5に記載の脱水装置であって、
前記規制板は、前記土砂収容部の天端から前記第1側壁の3分の2程度の深さ位置まで延出し、
前記隙間は、前記底壁から前記第1側壁の3分の1程度の高さ位置に設定される、
ことを特徴とする脱水装置。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか一項に記載の脱水装置であって、
前記貯水槽は、前記第1側壁の外側に隣接して配置され、
前記貯水槽に排水された前記泥水は、ポンプによって外部に排出される、
ことを特徴とする脱水装置。
【請求項8】
請求項1~6のいずれか一項に記載の脱水装置であって、
前記土砂収容部に収容された土砂は、前記土砂収容部の上部から前記規制板のうち前記脱水スクリーンとは反対の側面に沿って進入するショベルにより、前記第1側壁と対向する前記第2側壁側にかき上げられる、
ことを特徴とする脱水装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、例えば立坑の沈下掘削に伴い揚土された泥土(産業廃棄物)の脱水に用いる脱水装置に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来の脱水装置としては、例えば以下の特許文献1に記載されたものが知られている。
【0003】
すなわち、従来では、揚土に供するバケットに濾過部材を設けることにより、揚土時において、前記濾過部材を介して脱水を行っていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2007-009527号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、前記従来の脱水装置では、前記濾過部材にかかる土圧により、濾過部材の隙間に泥土が入り込むことで、濾過部材の目詰まりが生じてしまう問題があった。また、この目詰まりした濾過部材については、高圧洗浄ないし交換を行う必要があり、作業負担及び経済負担を招来してしまっていた。このように、バケットに濾過部材を設けてなる前記従来の脱水装置では、濾過部材の目詰まりを招来してしまう点で改善の余地を残していた。
【0006】
本発明は、かかる技術的課題に着目して案出されたものであり、目詰まりを抑制することができる脱水装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る脱水装置は、その一態様として、概ね矩形状の底壁と、前記底壁の側辺部からそれぞれ立ち上がる第1側壁、第2側壁、第3側壁及び第4側壁と、を有し、上部が開放された土砂収容部と、前記第1側壁に設けられ、前記土砂収容部に収容された土砂の流出を抑制しつつ、前記土砂収容部に収容された土砂に含まれる泥水を排出可能な脱水スクリーンと、前記脱水スクリーンを介して排水された泥水を貯留する貯水槽と、前記土砂収容部の内部に前記脱水スクリーンと近接して対向するように配置され、前記土砂収容部の天端から前記底壁に向かって延びて前記底壁との間に所定の隙間を形成し、前記土砂収容部に収容された土砂のうち前記隙間よりも上方に位置する土砂の前記脱水スクリーン側への流動を規制する規制板と、を備えている。
【0008】
このように、本発明によれば、脱水スクリーンと近接して対向する位置に、土砂収容部の天端から底壁側へ延びるように設けられ、土砂収容部の土砂の脱水スクリーン側への流動を規制する規制板が設けられている。このため、土砂収容部に収容された土砂は、土砂の重さ(土圧)によって水平方向へと広がる際、規制板が配置される高さ領域では土砂が規制板によりせき止められ、規制板と底壁との隙間を介して、脱水スクリーン側へと流動する。すなわち、土砂収容部の土砂の土圧の大半は規制板に作用し、脱水スクリーンに直接作用するおそれがないため、脱水スクリーンの目詰まりを抑制することができる。
【0009】
また、規制板と底壁との隙間を介して脱水スクリーン側へ流動した土砂は、脱水スクリーンのうち隙間と対向する脱水スクリーンの下端部領域のみに作用する。その結果、土砂に含まれる泥水については、隙間を介して規制板の下側を回り込み、隙間と対向する脱水スクリーンの下端部領域は勿論のこと、脱水スクリーンに面する土砂の上側、すなわち脱水スクリーンのうち規制板と対向する上端側領域から排水させることが可能となる。これにより、泥水を、脱水スクリーンにおいて土砂が及ばない領域からも排出させることができるため、泥水の排水性を向上させることができる。換言すれば、たとえ土砂により脱水スクリーンの一部(下端部領域)に目詰まりが生じたとしても、土砂が作用しない脱水スクリーンの上端側領域を介して、泥水の良好な排水を確保することができる。
【0010】
さらに、脱水スクリーンに近接対向して規制板が設けられていることにより、ショベルで土砂収容部内の土砂をかき上げて排土する際、ショベルの爪が脱水スクリーンに直接接触するおそれがない。このため、ショベルの爪により脱水スクリーンを損傷してしまうおそれがなく、排土時における脱水スクリーンの保護を図り、脱水スクリーンの寿命を延ばすことができる。
(【0011】以降は省略されています)
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