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公開番号
2025032763
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2023138228
出願日
2023-08-28
発明の名称
泥回収システム
出願人
大和ハウス工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
C02F
11/00 20060101AFI20250305BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】ホースの取り扱いを容易にし、床下に溜まった泥を好適に回収することが可能な泥回収システムを提供することにある。
【解決手段】泥回収システムSは、泥回収ヘッド1と、泥回収ヘッド1に第1ホース10を通じて接続される泥回収容器20と、泥回収容器に第2ホース30を通じて接続される第1吸引装置50と、泥回収容器に第3ホース40を通じて接続され、泥回収容器よりも大きく形成される泥回収ボックス60と、泥回収ボックスに第4ホース70を通じて接続される第2吸引装置80とを備えている。泥回収容器20は、泥回収ボックス60よりも床下B2に近い位置に配置される。第1吸引装置50は、床下B2に溜まった泥Mを泥回収容器20の内部に回収させるように吸引動作する。第2吸引装置80は、泥回収容器20内に回収された泥を泥回収ボックス60の内部に回収させるように吸引動作する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられる泥回収システムであって、
前記床下に溜まった泥を回収するための泥回収ヘッドと、
前記泥回収ヘッドに第1のホースを通じて接続され、前記泥を内部に回収しておく泥回収容器と、
前記泥回収容器に第2のホースを通じて接続される第1の吸引装置と、
前記泥回収容器に第3のホースを通じて接続され、前記泥回収容器よりも大きく形成され、前記泥を内部に回収しておく泥回収ボックスと、
前記泥回収ボックスに第4のホースを通じて接続される第2の吸引装置と、を備え、
前記泥回収容器は、前記泥回収ボックスよりも前記床下に近い位置に配置され、
前記第1の吸引装置は、前記床下に溜まった前記泥を前記泥回収ヘッド及び前記第1のホースを通じて前記泥回収容器の内部に回収させるように吸引動作し、
前記第2の吸引装置は、前記泥回収容器内に回収された前記泥を前記第3のホースを通じて前記泥回収ボックスの内部に回収させるように吸引動作することを特徴とする泥回収システム。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記第1の吸引装置、前記第2の吸引装置、前記泥回収ボックスは、前記建物の屋外に配置され、
前記泥回収容器が、前記建物の屋内に配置され、前記泥を一時的に回収するものであることを特徴とする請求項1に記載の泥回収システム。
【請求項3】
前記第1の吸引装置は、前記第2のホースを通じて前記泥回収容器の上方部分に接続され、前記泥回収容器の内部の空気を排出するように吸引動作し、
前記第2の吸引装置は、前記第4のホース、前記泥回収ボックス、前記第3のホースを通じて前記泥回収容器の下方部分に接続され、前記泥回収容器の内部の泥を前記泥回収ボックスへと移送するように吸引動作し、
前記第1の吸引装置、前記第2の吸引装置それぞれが吸引動作するときに、前記第2の吸引装置による吸引圧が前記第1の吸引装置による吸引圧よりも大きいことを特徴とする請求項2に記載の泥回収システム。
【請求項4】
前記第1の吸引装置は、前記床下に溜まった前記泥を前記第1のホースを通じて前記泥回収容器の内部に回収させるように吸引動作し、
前記第2の吸引装置は、前記第1の吸引装置よりも大きい吸引圧によって、前記第1のホースの内部に滞留した前記泥を前記泥回収容器の内部に回収させるように吸引動作することを特徴とする請求項3に記載の泥回収システム。
【請求項5】
前記泥回収容器に取り付けられ、前記泥回収容器に回収された前記泥の回収量が所定量又は所定量以上となったことを検出する泥検出センサと、
前記泥検出センサによる検出結果に基づいて前記第1の吸引装置、前記第2の吸引装置の吸引動作を制御する制御部と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の泥回収システム。
【請求項6】
前記制御部は、
前記泥検出センサにより前記泥回収容器に前記泥が所定量回収されていると判断したときに、前記第1の吸引装置及び前記第2の吸引装置を吸引動作させ、かつ、前記第1の吸引装置よりも前記第2の吸引装置の吸引圧を大きくする第1の制御を行い、
前記第1の制御を行っているときに、前記泥検出センサにより前記泥回収容器に前記泥が所定量回収されていないと判断したときに、前記第1の吸引装置を停止させ、前記第2の吸引装置を吸引動作させる第2の制御を行い、
前記第2の制御を行っているときに、前記泥検出センサにより前記泥回収容器に前記泥が所定量回収されたと判断したときに、前記第1の吸引装置を吸引動作させ、前記第2の吸引装置を吸引動作させる第3の制御を行うことを特徴とする請求項5に記載の泥回収システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、泥回収システムに係り、特に、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられる泥回収システムに関する。
続きを表示(約 2,700 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、台風や集中豪雨等により水害が発生し、家屋のような建物において床下浸水や床上浸水が発生している。床下に侵入した河川水や雨水は近隣の泥の微粒子を含んでおり、床下に溜まった泥(泥水)を取り除く作業が必要となるが、当該作業は大変重労働である。
そのため、掃除機のような吸引装置を利用して、建物の床下に溜まった泥を回収するための泥回収システムが知られている。
【0003】
泥回収システムとして、具体的には、建物の屋外に吸引装置(吸引装置の本体)と、大型の泥回収ボックスとをホースで接続した状態で設置する。そして、当該ホースを建物の屋外から屋内の床下まで伸ばし、ホースの先端部にある泥回収ヘッドを操作して床下に溜まった泥を吸引する。吸引された泥は泥回収ボックスに回収される。
例えば、特許文献1には、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられるものではないが、所定領域に滞留した汚泥を効率良く回収するための汚泥回収装置が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2014-125754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられる泥回収システムでは、建物の屋外に大型の吸引装置と、大型の泥回収ボックスとを設置している。そのため、ホースを屋外から屋内の床下まで連続して伸ばすこととなり、ホースが長くなって取り扱いが煩雑になることがあった。例えば、ホースが長くなると、床下に溜まった泥を吸引するときに泥の重量が加算されてホースが相当重くなり、ホースの取り扱いが困難になる。また、ホース内で泥が滞留し易くなってしまう。
そのため、従来よりもホースの取り扱いを容易にし、床下に溜まった泥を好適に回収することが可能な技術が求められていた。
【0006】
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、従来よりもホースの取り扱いを容易にし、床下に溜まった泥を好適に回収することが可能な泥回収システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、ホース内で泥が滞留しにくく、またホース内で泥が滞留したときにも対応し易い泥回収システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題は、本発明の泥回収システムによれば、建物の床下に溜まった泥を回収する際に用いられる泥回収システムであって、前記床下に溜まった泥を回収するための泥回収ヘッドと、前記泥回収ヘッドに第1のホースを通じて接続され、前記泥を内部に回収しておく泥回収容器と、前記泥回収容器に第2のホースを通じて接続される第1の吸引装置と、前記泥回収容器に第3のホースを通じて接続され、前記泥回収容器よりも大きく形成され、前記泥を内部に回収しておく泥回収ボックスと、前記泥回収ボックスに第4のホースを通じて接続される第2の吸引装置と、を備え、前記泥回収容器は、前記泥回収ボックスよりも前記床下に近い位置に配置され、前記第1の吸引装置は、前記床下に溜まった前記泥を前記泥回収ヘッド及び前記第1のホースを通じて前記泥回収容器の内部に回収させるように吸引動作し、前記第2の吸引装置は、前記泥回収容器内に回収された前記泥を前記第3のホースを通じて前記泥回収ボックスの内部に回収させるように吸引動作すること、により解決される。
【0008】
上記構成により、従来よりもホースの取り扱いを容易にし、床下に溜まった泥を好適に回収することが可能な泥回収システムを実現できる。
詳しく述べると、上記泥回収システムは、泥回収容器と、第1の吸引装置と、泥回収容器よりも大きく形成された泥回収ボックスと、第2の吸引装置とを備えており、それぞれ複数のホースによって接続されている。そして、泥回収容器は、泥回収ボックスよりも床下に近い位置に配置されている。そのため、従来と比較してホースの長さを短くすることができ(複数のホースを用いて各ホースの長さを短くでき)、ホースの取り扱いを容易にすることができる。すなわち、1本のホースが長くなることで泥の重量が加算されてホースが重くなることを避けられる。ホース内における泥の滞留を抑制することもできる。
また、泥回収容器、泥回収ボックスを備えることで、床下に溜まった泥を泥回収容器へと吸引するときに揚程(吸い上げ揚程)を低くすることができる。そのため、吸引装置の吸引力を比較的低く設定した場合であっても、泥を好適に回収することができる。
また、第1、第2の吸引装置を備えており、各吸引装置の機能を分担させることで、好適に床下に溜まった泥を回収できる。
【0009】
このとき、前記第1の吸引装置、前記第2の吸引装置、前記泥回収ボックスは、前記建物の屋外に配置され、前記泥回収容器が、前記建物の屋内に配置され、前記泥を一時的に回収するものであると良い。
上記構成により、ホースの長さ(特に第1のホースの長さ)を短くすることができ、第1のホース内での泥の滞留を抑制できる。また、床下に溜まった泥を泥回収容器へと吸引するときに揚程をより低くすることができる。
【0010】
このとき、前記第1の吸引装置は、前記第2のホースを通じて前記泥回収容器の上方部分に接続され、前記泥回収容器の内部の空気を排出するように吸引動作し、前記第2の吸引装置は、前記第4のホース、前記泥回収ボックス、前記第3のホースを通じて前記泥回収容器の下方部分に接続され、前記泥回収容器の内部の泥を前記泥回収ボックスへと移送するように吸引動作し、前記第1の吸引装置、前記第2の吸引装置それぞれが吸引動作するときに、前記第2の吸引装置による吸引圧が前記第1の吸引装置による吸引圧よりも大きいと良い。
上記のように、第1の吸引装置の機能(主として空気を排出する機能)と、第2の吸引装置の機能(主として泥を排出する機能)とを分担させて、好適に床下に溜まった泥を回収できる。また、第1の吸引装置よりも第2の吸引装置の吸引圧を大きくすることで、泥回収容器内に集められた泥を泥回収ボックスへと効率良く移送させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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