TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025033010
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-12
出願番号
2024146203
出願日
2024-08-28
発明の名称
水溶性含フッ素ポリマーの回収方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人とこしえ特許事務所
主分類
C02F
1/56 20230101AFI20250305BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】水溶性含フッ素ポリマーを高い回収率で回収することができる回収方法を提供すること。
【解決手段】数平均分子量が0.1×10
4
超である水溶性含フッ素ポリマーおよび水を含有する組成物と、カチオン性ポリマーとを混合することによって、前記組成物から前記水溶性含フッ素ポリマーを回収する水溶性含フッ素ポリマーの回収方法を提供する。
【選択図】 なし
特許請求の範囲
【請求項1】
数平均分子量が0.1×10
4
超である水溶性含フッ素ポリマーおよび水を含有する組成物と、カチオン性ポリマーとを混合することによって、前記組成物から前記水溶性含フッ素ポリマーを回収する水溶性含フッ素ポリマーの回収方法。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記組成物と前記カチオン性ポリマーとを混合し、前記水溶性含フッ素ポリマーおよび前記カチオン性ポリマーを含有する凝集物を生成させ、水と前記凝集物とを分離することによって、前記凝集物として前記水溶性含フッ素ポリマーを回収する請求項1に記載の回収方法。
【請求項3】
前記カチオン性ポリマーが、ポリエチレンイミン、ポリ(ジアリルジメチルアンモニウム)およびその塩、ポリ(メタクリル酸トリメチルアミノエチル)およびその塩、ポリメタクリル酸ジメチルアミノエチル、ジメチルアミン-エピクロロヒドリン縮合物、ジシアンジアミド-ホルマリン縮合物ならびにジシアンジアミド-ジエチレントリアミン縮合物からなる群より選択される少なくとも1種である請求項1または2に記載の回収方法。
【請求項4】
前記カチオン性ポリマーの量が、前記水溶性含フッ素ポリマーの質量に対して、1~10000質量%である請求項1または2に記載の回収方法。
【請求項5】
前記水溶性含フッ素ポリマーの数平均分子量が、0.3×10
4
以上である請求項1または2に記載の回収方法。
【請求項6】
前記水溶性含フッ素ポリマーが、イオン性基を有する請求項1または2に記載の回収方法。
【請求項7】
前記水溶性含フッ素ポリマーが、一般式(I)で表される単量体(I)に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)である請求項1または2に記載の回収方法。
一般式(I):CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;A
0
は、アニオン性基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
【請求項8】
重合体(I)の数平均分子量が、0.3×10
4
以上である請求項7に記載の回収方法。
【請求項9】
重合体(I)のイオン交換率が、53以下である請求項7に記載の回収方法。
【請求項10】
前記組成物中の前記水溶性含フッ素ポリマーの含有量が、前記組成物の質量に対して、0質量%超1質量%以下である請求項1または2に記載の回収方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、水溶性含フッ素ポリマーの回収方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、水相中のフッ素化合物の量を減らす方法であって、
a)前記水相に1つ以上のポリカチオン性ポリマー類またはその前駆体ポリマー類を添加してフッ素化合物を少なくとも部分的に沈殿させる工程と、
b)前記水相に1つ以上のポリアニオン性ポリマー類を添加する工程と、
を含む方法が記載されている。
【0003】
特許文献2には、下記一般式(I)で表される単量体に基づく重合単位(I)を含む重合体(I)を含有する水から前記重合体(I)を除去する除去工程を含むことを特徴とする水の処理方法が記載されている。
CX
1
X
3
=CX
2
R(-CZ
1
Z
2
-A
0
)
m
(I)
(式中、X
1
及びX
3
は、それぞれ独立して、F、Cl、H又はCF
3
であり;X
2
は、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;A
0
は、アニオン性基であり;Rは連結基であり;Z
1
及びZ
2
は、それぞれ独立して、H、F、アルキル基または含フッ素アルキル基であり;mは1以上の整数である。)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2011-519976号公報
国際公開第2020/218621号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示では、水溶性含フッ素ポリマーを高い回収率で回収することができる回収方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示によれば、数平均分子量が0.1×10
4
超である水溶性含フッ素ポリマーおよび水を含有する組成物と、カチオン性ポリマーとを混合することによって、前記組成物から前記水溶性含フッ素ポリマーを回収する水溶性含フッ素ポリマーの回収方法が提供される。
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、水溶性含フッ素ポリマーを高い回収率で回収することができる回収方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本開示において、「有機基」は、1個以上の炭素原子を含有する基、または有機化合物から1個の水素原子を除去して形成される基を意味する。上記有機基としては、1個以上の置換基を有していてもよいアルキル基が好ましい。
【0009】
本開示において、端点によって表わされる範囲には、その範囲内に含まれるすべての数値が含まれる(たとえば、1~10には、1.4、1.9、2.33、5.75、9.98などが含まれる)。
【0010】
本開示において、「少なくとも1」の記載には、1以上の全ての数値が含まれる(たとえば、少なくとも2、少なくとも4、少なくとも6、少なくとも8、少なくとも10、少なくとも25、少なくとも50、少なくとも100など)。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
日本ソリッド株式会社
礫間浄化体
2日前
マクセルイズミ株式会社
オゾン水生成装置
9日前
株式会社クリーンテックサービス東京
排水処理槽及び越流堰
10日前
三菱ケミカル株式会社
排水処理方法
9日前
水ing株式会社
水処理方法及び水処理装置
4日前
東ソー株式会社
亜鉛及びニッケル含有排水用の処理剤及び排水処理方法
10日前
WOTA株式会社
水処理システム、及び方法
9日前
株式会社テックコーポレーション
電解水生成装置
9日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
電解水生成装置
10日前
株式会社川本製作所
連結管及び薬液注入装置
4日前
イビデン株式会社
アミン廃液の濃縮方法
4日前
クボタ環境エンジニアリング株式会社
除去方法および除去装置
2日前
カーボントレードネオ株式会社
排水処理装置
4日前
野村マイクロ・サイエンス株式会社
超純水製造装置
11日前
クボタ環境エンジニアリング株式会社
運転方法およびカルシウム除去装置
2日前
国立大学法人 琉球大学
排水の固液分離、脱水及び乾燥装置
9日前
株式会社豊田自動織機
イオン交換器および燃料電池の冷却システム
11日前
WOTA株式会社
水処理システム、及び方法
9日前
メタウォーター株式会社
注入率制御装置及び注入率制御方法
9日前
株式会社合同資源
イオン選択透過特性を持つ炭化水素系アニオン交換膜を備える電気透析装置の運転方法
2日前
エスケー イノベーション カンパニー リミテッド
水処理用酸化電極及びそれを含む水処理システム
2日前
バイオファウリング テクノロジーズ,インコーポレイテッド
バイオファウリング保護
9日前
WOTA株式会社
生物処理システム、生物処理装置、水浄化システム、生物処理方法及び水浄化方法
3日前
水ing株式会社
難分解性物質吸着用カートリッジフィルタ装置、難分解性物質の除去システム、難分解性物質の除去方法及びカートリッジフィルタ装置の含水率低減方法
5日前
株式会社合同資源
フッ化物イオンとリン酸イオンの選択除去性を持つ無機系凝集剤によるヨウ素成分含有水溶液の製造方法、無機系凝集剤、およびリサイクル水溶液
2日前
ザ リージェンツ オブ ザ ユニバーシティ オブ カリフォルニア
がんを処置および改善するための方法
2日前
パナソニックIPマネジメント株式会社
伝送路構造
3日前
シャンハイテック ユニバーシティ
ASIC1チャネルアンタゴニスト抗体
4日前
他の特許を見る