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公開番号
2025027753
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2023132853
出願日
2023-08-17
発明の名称
情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび水処理システム
出願人
オルガノ株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/00 20230101AFI20250220BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】測定対象に変化が生じた箇所を容易に特定する。
【解決手段】水処理システムの複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する取得部110と、複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、取得部110が取得した第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する時間軸調整部120と、取得部110が取得した第2の水情報取得点における第2の時系列データと、時間軸調整部120が時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する比較部130とを有する。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
水処理システムの複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得部が取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する時間軸調整部と、
前記取得部が取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸調整部が前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する比較部とを有する情報処理装置。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
請求項1に記載の情報処理装置において、
前記遅延時間を算出する遅延時間算出部を有し、
前記遅延時間算出部は、前記第1の水情報取得点と前記第2の水情報取得点との間に具備された、水処理装置における前記測定対象の流量と、前記測定対象を貯留するタンクにおける水位と、前記タンクの容量と、前記測定対象が流通する配管の径と、前記配管の長さと、前記配管内を流通する前記測定対象の流量との少なくとも1つに基づいて、前記遅延時間を算出し、
前記時間軸調整部は、前記遅延時間算出部が算出した遅延時間を用いて、前記取得部が取得した第1の時系列データの時間軸を調整する情報処理装置。
【請求項3】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記時間軸調整部が時間軸を調整した第1の時系列データと、前記取得部が取得した前記第2の時系列データとを、互いに同じ時間軸で出力する出力部を有する情報処理装置。
【請求項4】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記時間軸調整部は、前記取得部が取得した第1の時系列データの時間軸をスライドする情報処理装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記時間軸調整部は、前記取得部が取得した第1の時系列データの変化の大きさが閾値以上である期間、または、前記取得部が取得した第1の時系列データのピーク値を測定した期間について時間軸を拡張する情報処理装置。
【請求項6】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記時間軸調整部は、前記取得部が取得した第1の時系列データの時間軸のうち、前記水処理システムに備えられた水処理装置が運転を停止している期間について時間軸を時間軸方向へ圧縮する情報処理装置。
【請求項7】
請求項1または請求項2に記載の情報処理装置において、
前記取得部は、前記第1の水情報取得点における、前記測定対象である液体の水質と、圧力と、流量と、温度と、前記第1の水情報取得点に設けられた装置の運転状態と、前記第1の水情報取得点に設けられた装置について発せられた情報と、の少なくとも1つを前記第1の時系列データとして取得する情報処理装置。
【請求項8】
複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する処理と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する処理と、
前記取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する処理とを行う情報処理方法。
【請求項9】
コンピュータに、
複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する手順と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する手順と、
前記取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する手順とを実行させるためのプログラム。
【請求項10】
複数の水処理装置と、情報処理装置とを有し、
前記複数の水処理装置それぞれに応じた複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得部が取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する時間軸調整部と、
前記取得部が取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸調整部が前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する比較部とを有する水処理システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび水処理システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、水処理施設における水質値を直感的に捉えるために、測定装置の設置地点または測定地点ごとの測定データを記憶部に格納しておき、格納されている測定データの中から選択された測定装置の設置地点または測定地点の測定データに基づいて、図やグラフまたはチャートを生成して表示する装置が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2019-10613号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
測定対象が流通(移動)等するものである場合、ある変化が測定対象に生じると、当該変化が検出されるタイミングが測定点ごとに異なる。例えば、測定対象が水処理システムに備えられた水処理装置の被処理水や処理水である場合、当該水処理システムには、被処理水や処理水が水処理システム内で滞留する滞留時間があったり、また、被処理水や処理水が水処理システム内を循環する循環時間があったり、水処理装置が運転を停止する時間(期間)があったりする。例えば、水処理システムのある測定地点での時系列データの特定時刻における測定対象の変化の原因を調査(特定)するために、他の測定地点での時系列データと比較する場合、測定地点間で時系列データに時間遅延が生じ得る。そのため、測定対象に変化が生じた箇所を特定することが困難となってしまう場合がある。
【0005】
本発明の目的は、測定対象に変化が生じた箇所を容易に特定することができる情報処理装置、情報処理方法、プログラムおよび水処理システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の情報処理装置は、
水処理システムの複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得部が取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する時間軸調整部と、
前記取得部が取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸調整部が前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する比較部とを有する。
【0007】
また、本発明の情報処理方法は、
複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する処理と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する処理と、
前記取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する処理とを行う。
【0008】
また、本発明のプログラムは、
コンピュータに、
複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する手順と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する手順と、
前記取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する手順とを実行させる。
【0009】
また、本発明の水処理システムは、
複数の水処理装置と、情報処理装置とを有し、
前記複数の水処理装置それぞれに応じた複数の水情報取得点それぞれにおける水情報の時系列データを取得する取得部と、
前記複数の水情報取得点のうちの第1の水情報取得点から第2の水情報取得点に測定対象が到達するまでの時間を遅延時間として用いて、前記取得部が取得した前記第1の水情報取得点における第1の時系列データの時間軸を調整する時間軸調整部と、
前記取得部が取得した前記第2の水情報取得点における第2の時系列データと、前記時間軸調整部が前記時間軸を調整した第1の時系列データとを比較する比較部とを有する。
【発明の効果】
【0010】
本発明においては、測定対象に変化が生じた箇所を容易に特定することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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