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公開番号2025019377
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-07
出願番号2023122956
出願日2023-07-28
発明の名称電解水生成装置
出願人株式会社テックコーポレーション
代理人個人,個人,個人,個人
主分類C02F 1/461 20230101AFI20250131BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】電解槽の長寿命化を図ることができる電解水生成装置を提供すること。
【解決手段】三室型電解槽(2)と、電解質供給部(4)と、電解質水溶液が前記電解質供給部(4)から供給されるとともに、前記中間室(23)との間で第1循環経路(50)を介して電解質水溶液が循環する電解質循環部(5)と、第1循環経路(50)と異なる経路で電解質水溶液を電解質循環部(5)に循環させる第2循環経路(60)と、第2循環経路(60)に接続する分岐経路(70)から電解質水溶液が供給される一室型電解槽(3)と、前記分岐経路(70)に設けられるファインバブル生成器(7)と、を備えることを特徴とする電解水生成装置(1)。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
供給される電解質水溶液を電気分解し、電解質の一部が消費された電解質水溶液を排出する中間室と、前記中間室からイオン化した電解質が供給されるアノード室及びカソード室と、を有する三室型電解槽と、
電解質供給部と、
電解質水溶液が前記電解質供給部から供給されるとともに、前記中間室との間で第1循環経路を介して電解質水溶液が循環する電解質循環部と、
前記第1循環経路と異なる経路で電解質水溶液を前記電解質循環部に循環させる第2循環経路と、
前記第2循環経路に接続する分岐経路から電解質水溶液が供給される一室型電解槽と、
前記分岐経路おいて、前記一室型電解槽の上流に設けられ、生成するファインバブルを、前記分岐経路を流れる電解質水溶液に含有させるファインバブル生成器と、
を備えることを特徴とする電解水生成装置。
続きを表示(約 750 文字)【請求項2】
請求項1に記載の電解水生成装置において、
前記第2循環経路には、第1リザーバタンクが設けられるとともに、前記第1リザーバタンクの下流、かつ前記電解質循環部の上流に第1ポンプが設けられ、
前記分岐経路は、前記第1リザーバタンクに接続することを特徴とする電解水生成装置。
【請求項3】
請求項2に記載の電解水生成装置において、
前記分岐経路には、第2リザーバタンクが設けられるとともに、前記第2リザーバタンクの下流、かつ前記ファインバブル生成器の上流に第2ポンプが設けられることを特徴とする電解水生成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の電解水生成装置において、
前記分岐経路において前記第2リザーバタンクの上流には、前記第1リザーバタンクから前記電解質水溶液を吸い出して前記第2リザーバタンクに送る第3ポンプが設けられることを特徴とする電解水生成装置。
【請求項5】
請求項1に記載の電解水生成装置において、
前記第2循環経路には、第1リザーバタンクが設けられるとともに、前記第1リザーバタンクの下流、かつ前記電解質循環部の上流に第1ポンプおよび第1開閉機構が上流から順に設けられ、
前記第2循環経路における前記第1ポンプの下流、かつ前記第1開閉機構の上流に前記分岐経路が接続し、
前記分岐経路には、前記第2循環経路から前記第1ポンプにより前記電解質水溶液が送られる第2リザーバタンクが設けられ、前記第2リザーバタンクの上流に第2開閉機構が設けられ、前記第2リザーバタンクの下流、かつ前記ファインバブル生成器の上流に第2ポンプが設けられる
ことを特徴とする電解水生成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、電解水生成装置に関する。
続きを表示(約 2,700 文字)【背景技術】
【0002】
図1は、本願出願人が開発した電解水生成装置100(特許文献1)の構成を示す図である。
三室型電解槽2から排出される電気分解後の電解質水溶液は、第1循環経路50により再度、三室型電解槽2に戻されるところ、三室型電解槽2の下流にて、所定濃度の電解質水溶液が供給され、消費分の電解質が補充される。従来、この補充に伴う余剰の電解質水溶液は、第1循環経路50から電解水生成装置100外に廃棄されていた。
【0003】
そこで、電解水生成装置100では、第1循環経路50に電解質循環部5が設けられている。電解質循環部5には、電解質供給部4から所定濃度の電解質水溶液が供給される。余剰の電解質水溶液は、電解質循環部5から一室型電解槽3に送られる。これにより、電解水生成装置100では、電解質水溶液の廃液の発生が抑制される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第6139809号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
電解水生成装置では、電解質水溶液中に硬度成分としてカルシウムイオンやマグネシウムイオン等の陽イオンが含まれていると、それらの陽イオンが陰極に集まってスケールとして析出する。該スケールにより電流密度が低下し、電極の寿命が低下し、ひいては電解槽の寿命が低下するおそれがある。
【0006】
本発明の目的は、電解槽の長寿命化を図ることができる電解水生成装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、例えば以下の通りである。以下では、図の符号を参照のために用いている。
〔1〕供給される電解質水溶液を電気分解し、電解質の一部が消費された電解質水溶液を排出する中間室(23)と、前記中間室(23)からイオン化した電解質が供給されるアノード室(22)及びカソード室(21)と、を有する三室型電解槽(2)と、
電解質供給部(4)と、
電解質水溶液が前記電解質供給部(4)から供給されるとともに、前記中間室(23)との間で第1循環経路(50)を介して電解質水溶液が循環する電解質循環部(5)と、
前記第1循環経路(50)と異なる経路で電解質水溶液を前記電解質循環部(5)に循環させる第2循環経路(60)と、
前記第2循環経路(60)に接続する分岐経路(70)から電解質水溶液が供給される一室型電解槽(3)と、
前記分岐経路(70)において、前記一室型電解槽(3)の上流に設けられ、生成するファインバブルを、前記分岐経路(70)を流れる電解質水溶液に含有させるファインバブル生成器(7)と、
を備えることを特徴とする電解水生成装置(1,1A,1B)。
〔2〕〔1〕に記載の電解水生成装置(1,1A)において、
前記第2循環経路(60)には、第1リザーバタンク(64)が設けられるとともに、前記第1リザーバタンク(64)の下流、かつ前記電解質循環部(5)の上流に第1ポンプ(62)が設けられ、
前記分岐経路(70)は、前記第1リザーバタンク(64)に接続することを特徴とする電解水生成装置(1,1A)。
〔3〕〔2〕に記載の電解水生成装置(1,1A)において、
前記分岐経路(70)には、第2リザーバタンク(39)が設けられるとともに、前記第2リザーバタンク(39)の下流、かつ前記ファインバブル生成器(7)の上流に第2ポンプ(34)が設けられることを特徴とする電解水生成装置(1,1A)。
〔4〕〔3〕に記載の電解水生成装置(1A)において、
前記分岐経路(70)において前記第2リザーバタンク(39)の上流には、前記第1リザーバタンク(64)から前記電解質水溶液を吸い出して前記第2リザーバタンク(39)に送る第3ポンプ(92)が設けられることを特徴とする電解水生成装置(1A)。
〔5〕〔1〕に記載の電解水生成装置(1B)において、
前記第2循環経路(60)には、第1リザーバタンク(64)が設けられるとともに、前記第1リザーバタンク(64)の下流、かつ前記電解質循環部(5)の上流に第1ポンプ(62)および第1開閉機構(93)が上流から順に設けられ、
前記第2循環経路(60)における前記第1ポンプ(62)の下流、かつ前記第1開閉機構(93)の上流に前記分岐経路(70)が接続し、
前記分岐経路(70)には、前記第2循環経路(60)から前記第1ポンプ(62)により前記電解質水溶液が送られる第2リザーバタンク(39)が設けられ、前記第2リザーバタンク(39)の上流に第2開閉機構(94)が設けられ、前記第2リザーバタンク(39)の下流、かつ前記ファインバブル生成器(7)の上流に第2ポンプ(34)が設けられる
ことを特徴とする電解水生成装置(1B)。
【図面の簡単な説明】
【0008】
従来の電解水生成装置の構成を示す図である。
電解水生成装置の構成を示す図である。
電解質循環部の構成の一例を示す図である。
第1リザーバタンクの構成の一例を示す図である。
ファインバブル生成器の構成の一例を示す図である。
他の電解水生成装置の構成を示す図である。
他の電解水生成装置の構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
図2は、電解水生成装置1の構成を示す図である。
電解水生成装置1は、三室型電解槽2、一室型電解槽3、電解質供給部4、電解質循環部5、第2循環経路60、ファインバブル生成器7を備える。
【0010】
三室型電解槽2は、内部がカソード室21、アノード室22、カソード室21およびアノード室22の間にある中間室23に仕切られる。中間室23には、電解質循環部5から配管53を介して電解質水溶液が供給される。電解質水溶液として、例えばNaClが高濃度で溶解する塩水が用いられる。高濃度の塩水は、飽和食塩水であってもよい。電解質水溶液として、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、塩酸、塩化カリウム、塩化カルシウムまたはその混合物などの電解質が溶解するものが用いられてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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