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公開番号
2025018252
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-06
出願番号
2023121800
出願日
2023-07-26
発明の名称
逆浸透膜処理方法
出願人
栗田工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
C02F
1/44 20230101AFI20250130BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約
【課題】RO膜給水にスケール防止剤を添加してRO膜処理する方法において、スケール防止剤の添加量を的確に制御して、薬品コスト、処理コスト、回収コストの低減を図る。
【解決手段】RO膜給水にスケール防止剤を添加してRO膜装置に通水するRO膜処理方法であって、該スケール防止剤の添加量を該RO膜給水又は該RO膜の濃縮水について測定した精密濾過膜又は限外濾過膜の透過性指標の測定値、或いは、該RO膜装置のフラックスの測定値に基づいて決定するRO膜処理方法。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
逆浸透膜給水にスケール防止剤を添加して逆浸透膜装置に通水する逆浸透膜処理方法であって、
該スケール防止剤の添加量を該逆浸透膜給水又は該逆浸透膜の濃縮水について測定した精密濾過膜又は限外濾過膜の透過性指標の測定値、或いは、該逆浸透膜装置のフラックスの測定値に基づいて決定する逆浸透膜処理方法。
続きを表示(約 310 文字)
【請求項2】
前記透過性指標の測定値に基づいて前記スケール防止剤の添加量を決定する方法であって、該透過性指標の測定値が予め設定した閾値を超えた場合に該スケール防止剤の添加量を所定量増加させる請求項1の逆浸透膜処理方法。
【請求項3】
前記透過性指標の測定値は、SDI値、FI値、MF値又はMFF値である請求項1又は2に記載の逆浸透膜処理方法。
【請求項4】
前記逆浸透膜装置のフラックスの測定値に基づいて前記スケール防止剤の添加量を決定する方法であって、該フラックスの測定値が予め設定した閾値を下回った場合に該スケール防止剤の添加量を所定量増加させる請求項1の逆浸透膜処理方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、逆浸透(RO)膜給水にスケール防止剤を添加してRO膜処理する方法に関するものであり、特に、RO膜を用いた排水の回収、とりわけ、電子産業分野等から排出される排水にスケール防止剤を添加してRO膜処理し、透過水を回収再利用するにあたり、スケール防止剤の添加量を的確に制御して効率良く造水する方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
電子産業分野等から排出される排水をRO膜処理して回収再利用するに当たり、排水に含まれるスケール成分(Ca,Mg,Feなど)がRO膜で濃縮されて濃度が上昇し、その溶解度を超えてRO膜表面でスケールが発生することを防止するため、RO膜給水にスケール分散剤を添加することが行われている。ここで使用されるスケール防止剤については、各種のスケール防止剤が提案されている(例えば、特許文献1~3)。
【0003】
従来、RO膜給水へのスケール防止剤の添加量は、排水に含まれるスケール成分の想定される最大濃度に基づいて、定量添加とされていた。
【0004】
被処理排水の水質の変動にかかわらず、スケール防止剤を定量添加すると、スケール防止剤の過剰分が無駄になり、その分の薬品コストがかかる。また、RO膜濃縮水中に含有されて排出されるスケール防止剤の薬品処理の負荷が大きく、排水処理コスト、回収コストが増大する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第5884730号公報
特許第6057002号公報
特許第6146075号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、RO膜給水にスケール防止剤を添加してRO膜処理する方法において、スケール防止剤の添加量を的確に制御して、薬品コスト、処理コスト、回収コストの低減を図るRO膜処理方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記課題を解決すべく検討を重ねた結果、RO膜給水又は濃縮水について測定した精密濾過(MF)膜又は限外濾過(UF)膜の透過性指標の測定値、或いはRO膜装置のフラックス(透過流束)の測定値に基づいてスケール防止剤の添加量を決定すること、具体的には、該透過性指標又はフラックスに閾値を設け、この閾値を超えない範囲でスケール防止剤を薬注することにより、スケール防止剤の薬注量を削減した上で、削減前と同等の処理水質、処理水量を維持することができることを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は以下を要旨とする。
【0008】
[1] 逆浸透膜給水にスケール防止剤を添加して逆浸透膜装置に通水する逆浸透膜処理方法であって、
該スケール防止剤の添加量を該逆浸透膜給水又は該逆浸透膜の濃縮水について測定した精密濾過膜又は限外濾過膜の透過性指標の測定値、或いは、該逆浸透膜装置のフラックスの測定値に基づいて決定する逆浸透膜処理方法。
【0009】
[2] 前記透過性指標の測定値に基づいて前記スケール防止剤の添加量を決定する方法であって、該透過性指標の測定値が予め設定した閾値を超えた場合に該スケール防止剤の添加量を所定量増加させる[1]の逆浸透膜処理方法。
【0010】
[3] 前記透過性指標の測定値は、SDI値、FI値、MF値又はMFF値である[1]又は[2]に記載の逆浸透膜処理方法。
(【0011】以降は省略されています)
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