TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025015262
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-30
出願番号2023118568
出願日2023-07-20
発明の名称マクロスティッキー処理剤
出願人栗田工業株式会社
代理人個人,個人,個人
主分類D21H 21/02 20060101AFI20250123BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】 本発明は、新たなマクロスティッキー処理技術を提供することを主な目的とする。
【解決手段】 本発明は、融点が50℃以下の油脂状化合物、カチオン基を有するポリビニルアルコール、及び、陽転させるために用いるカチオン性化合物から選択される1種又は2種以上を含有する、マクロスティッキー処理剤を提供できる。本発明は、前記マクロスティッキー処理剤を、マクロスティッキー含有対象に用いる、マクロスティッキー処理方法を提供できる。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
融点が50℃以下の油脂状化合物、カチオン基を有するポリビニルアルコール、及び、陽転させるために用いるカチオン性化合物から選択される1種又は2種以上を含有する、マクロスティッキー処理剤。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記油脂状化合物が、親水基を有し、水への溶解度が0.1%以下の油脂状化合物である、請求項1に記載のマクロスティッキー処理剤。
【請求項3】
前記油脂状化合物が、ポリアルキレンオキサイド化合物、又は、グリセリンエステル化合物である、請求項1に記載のマクロスティッキー処理剤。
【請求項4】
前記カチオン性化合物は、マクロスティッキー含有対象を陽転させる量以上になるように用いるカチオン性ポリマーである、請求項1に記載のマクロスティッキー処理剤。
【請求項5】
紙製造における原質工程又は抄紙工程のスクリーン又はクリーナーで生じるリジェクトに対して用いるためのものである、請求項1又は2に記載のマクロスティッキー処理剤。
【請求項6】
古紙原料を用いて紙を製造する工程中のスラリーに対して用いるためのものである、請求項1又は2に記載のマクロスティッキー処理剤。
【請求項7】
融点が50℃以下の油脂状化合物、カチオン基を有するポリビニルアルコール、及び、陽転させるために用いるカチオン性化合物から選択される1種又は2種以上を含有する、マクロスティッキー処理剤を、マクロスティッキー含有対象に用いる、マクロスティッキー処理方法。
【請求項8】
前記カチオン性化合物を、マクロスティッキー含有対象を陽転させる量以上になるように使用する、請求項7に記載のマクロスティッキー処理方法。
【請求項9】
マクロスティッキー含有対象に対して、前記カチオン性化合物を陽転させる量以上になるように使用すること、その後アニオン性化合物及び/又は別のスラリーを陽転が解消されるまで使用することを含む、請求項7又は8に記載のマクロスティッキー処理方法。
【請求項10】
前記油脂状化合物が、親水基を有し、水への溶解度が0.1%以下の油脂状化合物である、請求項7に記載のマクロスティッキー処理方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、マクロスティッキー処理剤、及びマクロスティッキー処理方法などに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
紙製造におけるパルプ含有水にピッチが含まれ、ピッチ障害を引き起こしている。一般的に、ピッチとは、パルプ由来の樹脂成分、再生古紙中の合成粘着物質、製紙工程で使用される添加薬剤に由来する有機物を主体とする疎水性の粘着物質をいう。抄紙原料に用いるパルプ含有水にピッチが含まれ、集積されることで、集塊化したピッチ塊による欠点(spots)の多発、抄紙機、製紙用具又は製紙工程における設備などに付着したピッチによる裁断、製品品質低下、生産効率低下、脱水性悪化などのピッチトラブルの原因となっている。
【0003】
ピッチトラブルに対しては、設備の樹脂コーティング、スクリーンやクリーナーによるピッチ夾雑物除去;ニーダーやリファイナーによるピッチ塊微細化などの機械的な対策や用具洗浄剤などの外添薬剤、及び、定着剤、分散剤、不粘着化剤、分解酵素などの内添薬剤などの薬剤による対策;定期的なマシン洗浄、余剰白水やリジェクトスラリーの系外排出量などの操業条件調整による対策などのピッチトラブル対策が実施されている。
【0004】
ピッチトラブル対策のための内添薬剤として、以下のようなものが提案されている。例えば、無機薬剤や微粒子樹脂によるピッチ粘着性低減用の内添薬剤が知られており、例えば、特許文献1には、天然タルク粉末に少量の非膨潤性フツ素雲母粉末を混合してなる製紙用パルプピッチ吸着剤が提案されている。
また、界面活性剤の分散作用によるピッチ集塊化防止用の内添薬剤が知られており、例えば、特許文献2には、構成単位としてマレイン酸またはマレインアミド酸と、イソブチレン、ジイソブチレンまたはスチレンとを含む重合体、およびノニオン性界面活性剤を、重量比で50:50ないし10:90の割合で含有することを特徴とする製紙用ピッチ付着防止剤が提案されている。
ポリマーの定着作用の内添薬剤によるピッチ系外排出、分散作用の内添薬剤によるピッチの凝集化防止が知られており、例えば特許文献3には、当該文献記載の式(I):で表わされる構成単位と、当該文献記載の式(II):で表わされる構成単位からなり、式(I)で表わされる構成単位が約70~80モル%、式(II)で表わされる構成単位が約30~20モル%である水溶性のポリビニルアルコールを有効成分とする抄紙系ピッチ分散剤が提案されている。
また、酵素によるピッチ分解の内添薬剤が知られており、例えば、特許文献4には、機械パルプの製造工程及び/又は機械パルプを使用する製紙工程において、製紙原料及び/又は白水を脂肪酸グリセライド加水分解酵素で処理して製紙原料及び/又は白水中のピッチを除去することを特徴とするピッチトラブル防止法が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特公昭61-048975号公報
特公昭59-028676号公報
特公平02-014479号公報
特公平04-029794号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明者は、近年、製紙工程におけるピッチ障害を検討した。ピッチは、微細ピッチとマクロスティッキーとに大別される。
【0007】
微細ピッチは150μm未満のピッチであり、水の再利用に伴い抄紙工程の工程水中に蓄積してトラブルの原因となる特徴がある。微細ピッチに対する内添剤処理は状況に応じて定着、分散、不粘着、分解の作用の薬剤を使い分ければ一定の効果が期待できる。
【0008】
一方で、マクロスティッキーは粒子径150μm以上の大型のピッチ(JIS P8231:2005に準じた方法で定量)といわれ、板紙で見られるマクロスティッキーは原料古紙の夾雑物である粘着テープ、粘着ラベル、接着剤成分など有機系の粘着物の未離解物由来のものが多い。近年の古紙の再利用率向上に伴い、粘着テープなどの粘着剤成分や接着剤成分のような有機系の粘着物が多く含まれている低級古紙を、原料として再利用するようになってきており、このような粘着物から形成されやすく粒子が大きいマクロスティッキー対策も重要になってきている。
【0009】
しかしながら、マクロスティッキーは粒子が大きいことから、微細ピッチに対して効果が期待できるような、定着作用又は分散作用の効果を発揮させる内添薬剤では、マクロスティッキーに対する内添薬剤によるピッチコントロールの効果は十分ではない(例えば、後記〔実施例〕で示す比較例1-1~1-8で使用された薬剤など)。
【0010】
そこで、本発明は、マクロスティッキー処理の新たな技術を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

栗田工業株式会社
水処理装置及び水処理方法
17日前
栗田工業株式会社
排水処理設備および排水処理方法
10日前
栗田工業株式会社
二酸化炭素の回収方法及び回収装置
23日前
栗田工業株式会社
ベルトコンベヤの監視方法、システム及びプログラム
23日前
栗田工業株式会社
シュート部材の監視方法、監視システム及びプログラム
23日前
栗田工業株式会社
ベルトコンベヤのトラブル予測方法、システム及びプログラム
23日前
三菱製紙株式会社
包装用紙
1か月前
三菱製紙株式会社
印刷用紙
2か月前
三菱製紙株式会社
印刷用紙
2か月前
三菱製紙株式会社
包装用紙
1か月前
三菱製紙株式会社
グラビア印刷用紙
1か月前
日本製紙株式会社
塗工紙
3か月前
ハイモ株式会社
濾水性向上を図る抄紙方法
2か月前
井前工業株式会社
不燃紙又はシート
1か月前
個人
耐水紙体の製造方法および耐水紙体
2か月前
日本製紙クレシア株式会社
キッチンタオルロール
2か月前
日本製紙株式会社
パルプの解砕方法。
2か月前
株式会社サトミ製作所
叩解方法及び叩解装置
1か月前
王子ホールディングス株式会社
カレンダー装置
1か月前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
17日前
栗田工業株式会社
製紙工程用洗浄剤
2か月前
セイコーエプソン株式会社
解繊装置
1か月前
株式会社マーケットヴィジョン
機能性紙製品
8日前
日本フイルコン株式会社
工業用多層織物
1か月前
丸住製紙株式会社
機能性材料
2か月前
栗田工業株式会社
マクロスティッキー処理剤
2か月前
レンゴー株式会社
白板紙
4日前
ダイキン工業株式会社
パルプ製品の製造方法
4日前
長瀬産業株式会社
シート及びシートの製造方法
3日前
丸富製紙株式会社
セルロースナノファイバーの製造方法
3か月前
リンテック株式会社
剥離紙原紙
2か月前
ミヨシ油脂株式会社
スケール防止方法
3か月前
日本製紙株式会社
板紙、含浸用加工原紙および樹脂含浸紙
2か月前
ダイキン工業株式会社
ワックス及びパルプ用耐油剤
17日前
株式会社サトミ製作所
リファイナーの接触判定方法及びリファイナー
2か月前
TOPPANホールディングス株式会社
壁紙及び壁紙の製造方法
4か月前
続きを見る