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公開番号
2025099144
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-03
出願番号
2023215575
出願日
2023-12-21
発明の名称
紙用柔軟剤及び紙
出願人
CHEMIPAZ株式会社
代理人
主分類
D21H
21/24 20060101AFI20250626BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】本発明は、パルプスラリーに添加した際に、優れた風合いを付与し、紙力の低下が少ない、紙用柔軟剤及び当該紙用柔軟剤を含有する紙を提供することを目的とする。
【解決手段】(A)成分として、
(a1)ポリオキシアルキレンモノアルキル(又はアルケニル)アミン
(a2)ポリオキシアルキレンモノアルキル(又はアルケニル)プロピレンジアミンから選ばれる少なくとも1種であり、炭素素数が特定の範囲内である化合物
及び
(B)成分として、
(b1)ポリオキシアルキレンモノアルキル(又はアルケニル)エーテル
(b2)ポリオキシアルキレンモノアルキル(又はアルケニル)エステル
(b3)ポリオキシアルキレンモノアルキル(又はアルケニル)エーテルモノアルケニルエステル
から選ばれる少なくとも1種であり、炭素素数が特定の範囲内である化合物
を含む紙用柔軟剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(A)成分として、
(a1)ポリオキシアルキレンモノアルキルアミン、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルアミン
(a2)ポリオキシアルキレンモノアルキルプロピレンジアミン、又はポリオキアルキレンモノアルケニルプロピレンジアミン
から選ばれる少なくとも1種であって、オキシアルキレン基の炭素数が2又は3であり、アルキル又はアルケニル基の炭素数が8~18である化合物
及び
(B)成分として、
(b1)ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテル、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルエーテル
(b2)ポリオキシアルキレンモノアルキルエステル、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルエステル
(b3)ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルモノアルケニルエステル、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルエーテルモノアルケニルエステル、
から選ばれる少なくとも1種であって、オキシアルキレン基の炭素数が2又は3であり、アルキル又はアルケニル基の炭素数が10~18である化合物
を含む紙用柔軟剤。
続きを表示(約 370 文字)
【請求項2】
(A)成分のオキシアルキレン基がエチレンオキシド基であることを特徴とする、請求項1に記載の紙用柔軟剤。
【請求項3】
(B)成分が(b1)、(b2)から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、請求項1に記載の紙用柔軟剤。
【請求項4】
(B)成分が(b1)であり、オキシアルキレン基としてエチレンオキシド基及びプロピレンオキシド基を含むことを特徴とする、
請求項3に記載の紙用柔軟剤。
【請求項5】
(A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=80/20~20/80であることを特徴とする、請求項1に記載の紙用柔軟剤。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の紙用柔軟剤を0.01~3質量%含有することを特徴とする紙。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パルプスラリーに添加した際に、優れた風合いを付与し、紙力の低下が少ない、紙用柔軟剤及び当該紙用柔軟剤を含有する紙に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、トイレットペーパー、ティッシュペーパー、キッチンペーパー、タオルペーパー等の衛生用紙には、風合が良好で、破れ難いといった特性が求められている。一般に、紙用柔軟剤はセルロース繊維の表面に定着して風合を向上させるが、同時にセルロース繊維間の水素結合を阻害して紙力を低下させる。 そのため、優れた風合を付与し、かつ、紙力の低下が少ない紙用柔軟剤が求められている。
【0003】
従来の紙用柔軟剤としては、ジ長鎖アルキル型4級アンモニウム塩(例えば特許文献1参照)に代表される4級アンモニウム塩型柔軟剤や、ポリアルキレンアルキルエーテルなどの非イオン性界面活性剤(例えば特許文献2,3参照)が知られている。
【0004】
しかしながら、4級アンモニウム塩型柔軟剤は紙力の低下が大きく、その使用量に制限があった。また、非イオン性界面活性剤は、パルプスラリーに添加した場合に、紙への定着が悪く、その柔軟効果は十分に満足されるものではなかった。
【0005】
これらの問題に対して、4級アンモニウム塩型柔軟剤と非イオン性界面活性剤を予め混合してパルプスラリーに添加することで、非イオン性界面活性剤の定着を向上させた紙用柔軟剤(例えば、特許文献4)が知られている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開昭63-165597号公報
特公昭41-9801号公報
特開昭56-107072号公報
特開2004-44058号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献4で示された柔軟剤を使用して製造した紙も、風合は必ずしも十分ではなく、紙力の低下は依然として大きかった。
【0008】
本発明は、パルプスラリーに添加した際に、優れた風合を紙に付与し、紙力の低下が少ない紙用柔軟剤及び紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、特定の構造を有する3級アミン化合物と非イオン性界面活性剤を予め混合してなる紙用柔軟剤が、優れた風合を示し、紙力の低下が小さいことを見出し、本発明の完成に至った。
【0010】
すなわち、前記課題を解決するための手段である本発明は、
<1>(A)成分として、
(a1)ポリオキシアルキレンモノアルキルアミン、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルアミン
(a2)ポリオキシアルキレンモノアルキルプロピレンジアミン、又はポリオキアルキレンモノアルケニルプロピレンジアミン
から選ばれる少なくとも1種であって、オキシアルキレン基の炭素数が2又は3であり、アルキル又はアルケニル基の炭素数が8~18である化合物
及び
(B)成分として、
(b1)ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテル、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルエーテル
(b2)ポリオキシアルキレンモノアルキルエステル、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルエステル
(b3)ポリオキシアルキレンモノアルキルエーテルモノアルケニルエステル、又はポリオキシアルキレンモノアルケニルエーテルモノアルケニルエステル、
から選ばれる少なくとも1種であって、オキシアルキレン基の炭素数が2又は3であり、アルキル又はアルケニル基の炭素数が10~18である化合物
を含む紙用柔軟剤、
<2>
(A)成分のオキシアルキレン基がエチレンオキシド基であることを特徴とする、前記<1>に記載の紙用柔軟剤、
<3>
(B)成分が(b1)、(b2)から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする、前記<1>に記載の紙用柔軟剤、
<4>
(B)成分が(b1)であり、オキシアルキレン基としてエチレンオキシド基及びプロピレンオキシド基を含むことを特徴とする、
前記<3>に記載の紙用柔軟剤、
<5>
(A)成分と(B)成分の質量比が(A)/(B)=80/20~20/80であることを特徴とする、前記<1>に記載の紙用柔軟剤、
<6>
前記<1>~<5>のいずれか1項に記載の紙用柔軟剤を0.01~3質量%含有することを特徴とする紙、
である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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