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公開番号2025053887
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-07
出願番号2023162986
出願日2023-09-26
発明の名称透明紙
出願人リンテック株式会社
代理人弁理士法人後藤特許事務所
主分類D21H 21/26 20060101AFI20250331BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約【課題】優れた視認性を有する透明紙を提供する。
【解決手段】本発明は、ヘイズが90%以下、かつ全光線透過率が70%以上である原紙と、原紙の少なくとも一方の面に設けられた透明化層と、を備え、透明化層が、ポリオレフィン樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン、シランカップリング剤、及び脂肪酸エステルの少なくとも1種を含有する透明紙である。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
ヘイズが90%以下であり、かつ全光線透過率が70%以上である原紙と、
前記原紙の少なくとも一方の面に設けられた透明化層と、を備え、
前記透明化層が、ポリオレフィン樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン、シランカップリング剤、及び脂肪酸エステルの少なくとも1種を含有する透明紙。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記ポリオレフィン樹脂が、エチレン-酢酸ビニル共重合体、又はポリエチレンであり、前記脂肪酸エステルが、ソルビタン脂肪酸エステルである請求項1記載の透明紙。
【請求項3】
前記透明化層が、さらに前記原紙の他方の面にも設けられている請求項1記載の透明紙。
【請求項4】
前記原紙は、叩解度が70°SR以上100°SR以下であり、かつ、緊度が、1.0g/cm

以上1.5g/cm

以下である請求項1記載の透明紙。
【請求項5】
前記透明化層が、ポリオレフィン樹脂を含有するラミネート層である請求項1記載の透明紙。
【請求項6】
前記ラミネート層の厚さが、5~40μm以上である請求項5記載の透明紙。
【請求項7】
前記透明化層が、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン、シランカップリング剤、及び脂肪酸エステルの少なくとも1種を含有する塗布層である請求項1記載の透明紙。
【請求項8】
前記塗布層における、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン、シランカップリング剤、及び脂肪酸エステルの少なくとも1種の含有量が0.5g/m

以上20g/m

以下である請求項7記載の透明紙。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、透明紙に関する。
続きを表示(約 940 文字)【背景技術】
【0002】
近年、環境への配慮から、プラスチックの包装材料に代わり、紙基材を用いた透明紙が用いられている。このような透明紙は、一般的に、紙基材に流動パラフィン等の透明化剤を処理して形成される。例えば、特許文献1には、パルプを含む原紙と、原紙の両面に樹脂層とを有する包装材料であって、原紙がポリアルキレングリコールを含有するものが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-154603号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、紙と対象物が離れた場合でも、包装した内容物が確認できる視認性を得るには、さらなる検討が望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、優れた視認性を有する透明紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、ヘイズが90%以下であり、かつ全光線透過率が70%以上である原紙と、原紙の少なくとも一方の面に設けられた透明化層と、を備え、透明化層が、ポリオレフィン樹脂、メラミン樹脂、ポリエステル樹脂、シリコーン、シランカップリング剤、及び脂肪酸エステルの少なくとも1種を含有する透明紙である。
【0006】
ポリオレフィン樹脂は、エチレン-酢酸ビニル共重合体、又はポリエチレンであり、脂肪酸エステルは、ソルビタン脂肪酸エステルであることが好ましい。
【0007】
透明化層は、さらに原紙の他方の面にも設けられていることが好ましい。
【0008】
原紙は、叩解度が70°SR以上100°SR以下であり、かつ、緊度が、1.0g/cm

以上1.5g/cm

以下であることが好ましい。
【0009】
透明化層は、ポリオレフィン樹脂を含有するラミネート層であることが好ましい。
【0010】
ラミネート層の厚さは、5μm以上40μm以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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