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公開番号
2025012623
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023115595
出願日
2023-07-14
発明の名称
パルプの解砕方法。
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
D21D
1/30 20060101AFI20250117BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】本発明によれば、フィブリル化及び短繊維化を抑制されたセルロース繊維を得ることができるパルプの解砕方法を提供することを課題とする。
【解決手段】パルプを粗粉砕処理した後、解砕機で処理することを特徴とするパルプの解砕方法であって、下記条件(A)及び(B)を満たすことを特徴とするパルプの解砕方法。
(A)該解砕機が、叩解機能部のついた円形またはそれに類する形状のプレートが複数相対することで叩解間隙を有し、該プレートの一方のみ又は相互に回転させることで叩解間隙を通過するパルプを解砕せしめること。
(B)(解砕処理後のパルプ平均フィブリル周囲長-解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)/(解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)×100であらわされる平均フィブリル周囲長変化率R(%)が、100%以下であること。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
パルプを粗粉砕処理した後、解砕機で処理することを特徴とするパルプの解砕方法であって、下記条件(A)及び(B)を満たすことを特徴とするパルプの解砕方法。
(A)該解砕機が、叩解機能部のついた円形またはそれに類する形状のプレートが複数相対することで叩解間隙を有し、該プレートの一方のみ又は相互に回転させることで叩解間隙を通過するパルプを解砕せしめること。
(B)(解砕処理後のパルプ平均フィブリル周囲長-解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)/(解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)×100であらわされる平均フィブリル周囲長変化率R(%)が、100%以下であること。
続きを表示(約 64 文字)
【請求項2】
前記叩解間隙が、0.1~5.0mmの範囲であることを特徴とする請求項1に記載のパルプの解砕方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パルプの解砕方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
セルロースを主成分とするパルプは、製紙用原料、紙おむつや家庭紙などに用いられるパルプ綿の原料、パルプを化学工程を経て衣料用繊維に加工したり、タバコフィルターチップやトリアセテートフィルム等に用いられる酢酸セルロースの原料など、多くの分野で使用されている。さらに近年は脱炭素技術の開発に伴い、土木や粉塵などに用いるバインダー成分としても石油由来のものから天然素材であるセルロースが注目されている。
【0003】
このような用途に用いるパルプとしては、解砕処理を行いほぐすことで、セルロース原料として利用されている。解砕処理としては、例えば、特許文献1には水中で解砕を行い、有機溶媒存在下で乾燥し解砕されたセルロール原料を得ることが提案されている。
【0004】
また特許文献2では、カッターミルなどを用いることでセルロース系破砕物を磨砕することで解砕させる方法が挙げられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開平3-197501号公報
特開平8-229421号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前述される従来の解砕方法では、解砕に伴いフィブリル化の進行や繊維長の低下などが発生してしまうことがあり、バインダー用途として用いる際には土壌や粉塵などを絡め取りやすくするため、フィブリル化を進行させずに繊維長を維持しながら解砕できることが望まれている。
【0007】
そこで本発明ではフィブリル化及び短繊維化を抑制されたセルロース繊維を得ることができるパルプの解砕方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは鋭意検討の結果、以下の(1)~(2)にて課題を解決できることを見出した。
(1)パルプを粗粉砕処理した後、解砕機で処理することを特徴とするパルプの解砕方法であって、下記条件(A)及び(B)を満たすことを特徴とするパルプの解砕方法。
(A)該解砕機が、叩解機能部のついた円形またはそれに類する形状のプレートが複数相対することで叩解間隙を有し、該プレートの一方のみ又は相互に回転させることで叩解間隙を通過するパルプを解砕せしめること。
(B)(解砕処理後のパルプ平均フィブリル周囲長-解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)/(解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)×100であらわされる平均フィブリル周囲長変化率R(%)が、100%以下であること。
(2)前記叩解間隙が、0.1~5.0mmの範囲であることを特徴とする(1)に記載のパルプの解砕方法。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、フィブリル化及び短繊維化を抑制されたセルロース繊維を得られるパルプの解砕方法を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
すなわち本発明は、パルプを粗粉砕処理した後、解砕機で処理することを特徴とするパルプの解砕方法であって、下記条件(A)及び(B)を満たすことを特徴とするパルプの解砕方法である。
(A)該解砕機が、叩解機能部のついた円形またはそれに類する形状のプレートが複数相対することで叩解間隙を有し、該プレートの一方のみ又は相互に回転させることで叩解間隙を通過するパルプを解砕せしめること。
(B)(解砕処理後のパルプ平均フィブリル周囲長-解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)/(解砕処理前のパルプの平均フィブリル周囲長)×100であらわされる平均フィブリル周囲長変化率R(%)が、100%以下であること。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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