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公開番号
2025149417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050061
出願日
2024-03-26
発明の名称
紙製容器用プルトップ、該プルトップを有する紙製容器、及び紙製容器の製造方法
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B65D
53/00 20060101AFI20251001BHJP(運搬;包装;貯蔵;薄板状または線条材料の取扱い)
要約
【課題】紙製容器開口部を封止するための内フィルムを不要とし、プルタブシールの接着も良好なプルトップを提供する。
【解決手段】容器に設けられた開口部を封止するためのラミネートシート(A)20aと、基材層31及びヒートシール層32を有するプルタブシール30とを含み、前記プルタブシールのヒートシール層と、前記開口部を封止するラミネートシート(A)とが接着している、紙製容器用プルトップ。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
容器に設けられた開口部を内側から封止するためのラミネートシート(A)と、
基材層及びヒートシール層を有するプルタブシールとを含み、
前記プルタブシールのヒートシール層と、前記ラミネートシート(A)とが開口部において接着している、紙製容器用プルトップ。
続きを表示(約 800 文字)
【請求項2】
前記ラミネートシート(A)が、第1のラミネートシートと第2のラミネートシートとを含み、
前記第1のラミネートシート、前記第2のラミネートシート、前記プルタブシールがこの順に積層されており、
前記第1のラミネートシートと前記第2のラミネートシートとが開口部において接着している、請求項1に記載の紙製容器用プルトップ。
【請求項3】
前記ラミネートシート(A)が、ポリエチレン樹脂を含む、請求項1または2に記載の紙製容器用プルトップ。
【請求項4】
前記基材層が、紙基材、またはポリエチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンを含む樹脂基材を含み、前記ヒートシール層が、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、及び直鎖状低密度ポリエチレンからなる群から選択される少なくとも1種を含む、請求項1または2に記載の紙製容器用プルトップ。
【請求項5】
前記第2のラミネートシートが、前記プルタブシールのヒートシール層と接着する面に、剥離剤層を有する、請求項2に記載の紙製容器用プルトップ。
【請求項6】
前記第2のラミネートシートが、前記開口部及びその周辺に剥離剤未塗布領域を有する、請求項5に記載の紙製容器用プルトップ。
【請求項7】
請求項1または2に記載の紙製容器用プルトップを有する、紙製容器。
【請求項8】
前記紙製容器が、1枚の紙材料から形成される、請求項7に記載の紙製容器。
【請求項9】
前記紙材料が、紙基材とラミネートシートを有し、紙基材とラミネートシートとの間に遮光層を有する、請求項8に記載の紙製容器。
【請求項10】
前記遮光層が、アルミニウム箔を含む、請求項9に記載の紙製容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙製容器用プルトップ、該プルトップを有する紙製容器、及び紙製容器の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、主に密閉容器には、容器に取り付けられたプルタブ(つまみ)を引っ張ることによって、容器を開封する仕組み、いわゆるプルトップが用いられている。
【0003】
近年、CO
2
削減や石油由来のプラスティック製品の削減の観点から、紙製容器を用いることが増加している。紙製容器にも上記プルトップは用いられており、プルタブを引っ張ることにより、容器の内容物を取り出すための穴を開けたり、ストロー等の突起物を挿入可能な状態にしたりすることができる。
【0004】
液体用の紙製容器では、紙に耐水性を持たせ、また、内容物へ紙の臭い移りを防ぐために、容器紙基材の内側となる面にラミネート加工を行うことにより、内容物の液体が直接紙基材に触れることを防ぐことができるが、液体を注入または取り出すための開口部の断面は紙基材が露出してしまう。
【0005】
プルトップについて、特許文献1には、紙基材の最表面にヒートシール層を有する容器基材に開口部が設けられ、該開口部を該容器外側からプルタブシールが被覆し、該容器内側から内フィルムが被覆するプルタブであって、該プルタブシールが、容器外側から紙基材層、遮光層、ガスバリア層およびヒートシール層を含み、該内フィルムが、該容器内側から、ポリオレフィン層、ガスバリア層およびヒートシール層を含むプルタブが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2007-210640号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
特許文献1のプルタブは、内フィルムが容器内側から開口部を被覆することで開口部断面の紙基材が液体に触れないようしているが、プルタブ開封に必要なきっかけ部(非接着部)を設けるために、プルタブシールのヒートシール層に剥離剤を塗布しており、内フィルムとの接着性によっては、プルタブ開封時にプルタブシールと内フィルムが解離してしまって、開口部付近の内フィルムが残存し、容器を開封することができないおそれが生じる。
【0008】
以上から、本発明は、容器に設けられた開口部を封止するための内フィルムを不要とし、プルタブシールの接着も良好なプルトップを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明者らは、上記課題を解決すべく種々検討を行った結果、本発明により、当該課題を解決できることを見出して本発明を完成するに至った。すなわち本発明は下記のとおりである。
【0010】
[1] 容器に設けられた開口部を内側から封止するためのラミネートシート(A)と、基材層及びヒートシール層を有するプルタブシールとを含み、前記プルタブシールのヒートシール層と、前記ラミネートシート(A)とが開口部において接着している、紙製容器用プルトップ。
[2] 前記ラミネートシート(A)が、第1のラミネートシートと第2のラミネートシートとを含み、前記第1のラミネートシート、前記第2のラミネートシート、前記プルタブシールがこの順に積層されており、前記第1のラミネートシートと前記第2のラミネートシートとが開口部において接着している、上記[1]に記載の紙製容器用プルトップ。
[3] 前記ラミネートシート(A)が、ポリエチレン樹脂を含む、上記[1]または[2]に記載の紙製容器用プルトップ。
[4] 前記基材層が、紙基材、またはポリエチレンテレフタレートもしくはポリプロピレンを含む樹脂基材を含み、前記ヒートシール層が、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、及び直鎖状低密度ポリエチレンからなる群から選択される少なくとも1種を含む、上記[1]~[3]のいずれか1つに記載の紙製容器用プルトップ。
[5] 前記第2のラミネートシートが、前記プルタブシールのヒートシール層と接着する面に、剥離剤層を有する、上記[2]~[4]のいずれか1つに記載の紙製容器用プルトップ。
[6] 前記第2のラミネートシートが、前記開口部及びその周辺に剥離剤未塗布領域を有する、上記[5]に記載の紙製容器用プルトップ。
[7] 上記[1]~[6]のいずれか1つに記載の紙製容器用プルトップを有する、紙製容器。
[8] 前記紙製容器が、1枚の紙材料から形成される、上記[7]に記載の紙製容器。
[9] 前記紙材料が、紙基材とラミネートシートとを有し、紙基材とラミネートシートとの間に遮光層を有する、上記[8]に記載の紙製容器。
[10] 前記遮光層が、アルミニウム箔を含む、上記[9]に記載の紙製容器。
[11] 紙基材に開口部を設け、前記紙基材をラミネートシートで被覆し、容器を成形する工程を含み、最表面にヒートシール層を有するプルタブシールを、前記開口部でラミネートシートに接着させる工程を含む、紙製容器の製造方法。
[12] 前記容器を成形する工程が、1枚の紙材料を用いて液体を充填しながら容器を成形する工程を含む、上記[11]に記載の紙製容器の製造方法。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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