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公開番号
2025163751
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-30
出願番号
2024067245
出願日
2024-04-18
発明の名称
粉末状セルロース
出願人
日本製紙株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
,
個人
,
個人
主分類
C08B
15/08 20060101AFI20251023BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、樹脂組成物とした際の流動性と、樹脂組成物中の分散性が良好な粉末状セルロースを提供すること目的とする。
【解決手段】本発明は、粒子径D50が10~100μmであり、安息角が55°以下、かつ崩壊角が38°以下である成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。安息角と崩壊角の差で示される差角が10~30°であることが好ましく、アスペクト比が1.0~6.0であることがより好ましく、極限粘度が380ml/g以下であることがさらに好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
粒子径D50が10~100μmであり、安息角が55°以下、かつ崩壊角が38°以下である成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
続きを表示(約 320 文字)
【請求項2】
安息角と崩壊角の差で示される差角が10~30°である、請求項1に記載の成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
【請求項3】
アスペクト比が1.0~6.0である、請求項1に記載の成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
【請求項4】
極限粘度が380ml/g以下である、請求項1に記載の成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
【請求項5】
粒子径D50が10~100μmであり、安息角が55°以下、かつ崩壊角が38°以下である成形用樹脂材料用の粉末状セルロースの製造方法であって、セルロース原料の粉砕時に酸加水分解工程を経ることを特徴とする、成形用樹脂材料用の粉末状セルロースの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉末状セルロースに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、粉末状セルロースは、ゴム、プラスチック等の樹脂材料の強化剤として用いられている(例えば、特許文献1)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-012875号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
粉末状セルロースを含む樹脂組成物の使用用途の一つとして、家電筐体や自動車の内装、外装部品などの外観部品に用いられている。外観部品に要求される特性として引張強さや曲げ強さ、衝撃強度などの機械的強度があり、部品成形時には樹脂の流動性が必要とされる。
しかしながら、一般的なセルロース繊維を含む樹脂組成物は流動性が低く、また、樹脂組成物中のセルロース繊維の分散性が低いことが原因となって望まれるような機械的強度が発現しないことが課題となっている。
【0005】
本発明は上記に鑑みてなされたものであって、樹脂組成物とした際の流動性と、樹脂組成物中の分散性が良好な粉末状セルロースを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は、以下の〔1〕~〔5〕を提供する。
〔1〕粒子径D50が10~100μmであり、安息角が55°以下、かつ崩壊角が38°以下である成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
〔2〕安息角と崩壊角の差で示される差角が10~30°である、〔1〕に記載の成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
〔3〕アスペクト比が1.0~6.0である、〔1〕に記載の成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
〔4〕極限粘度が380ml/g以下である、〔1〕に記載の成形用樹脂材料用の粉末状セルロース。
〔5〕粒子径D50が10~100μmであり、安息角が55°以下、かつ崩壊角が38°以下である成形用樹脂材料用の粉末状セルロースの製造方法であって、原料パルプの粉砕時に酸加水分解工程を経ることを特徴とする、成形用樹脂材料用の粉末状セルロースの製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、樹脂組成物とした際の流動性と、樹脂組成物中の分散性が良好な粉末状セルロースを提供することが可能となる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
〔1.粉末状セルロース〕
粒子径D50が10~100μmであり、安息角が55°以下、かつ崩壊角が38°以下である。
【0009】
〔1.1.粒子径〕
粉末状セルロースの粒子径は、体積蓄積分布の積算値が10%、50%、90%となるときの粒子径分布(10%径、50%径、90%径、それぞれ、D.10、D.50、D.90)として表すことができる。本明細書において粒子径は、湿式測定(超音波照射あり)にて得られたD.50の値を指す。
【0010】
本発明の粒子径D.50は、10~100μmが好ましく、15~80μmがより好ましく、20~60μmがさらに好ましい。一般に粒子径が大きいほど、繊維同士の絡まりが高まる傾向にある。さらに、上記範囲であることにより、樹脂、ゴム等に添加した際にそれらの特性を損なわずに適切に強度を向上させることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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