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公開番号
2025136780
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-09-19
出願番号
2024035618
出願日
2024-03-08
発明の名称
農薬用添加剤
出願人
日本製紙株式会社
代理人
弁理士法人酒井国際特許事務所
主分類
C08H
7/00 20110101AFI20250911BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】本発明は、拡展性に優れる農薬用添加剤を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、重量平均分子量が5,000~37,000、有機態S含量が1.3~5.1質量%である、スルホメチル化クラフトリグニンを含有する、農薬用添加剤、及び、水田又は水耕栽培用の農薬用添加剤を提供する。スルホメチル化クラフトリグニンは、アルカリ性ニトロベンゼン酸化による総分解生成物収率が14%以下、多分散度が1.5~4.7、及び重量平均分子量が5,000~23,000、から選ばれる少なくとも1つを満たすことが好ましい。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
重量平均分子量が5,000~37,000、有機態S含量が1.3~5.1質量%であるスルホメチル化クラフトリグニンを含有する、農薬用添加剤。
続きを表示(約 360 文字)
【請求項2】
スルホメチル化クラフトリグニンのアルカリ性ニトロベンゼン酸化による総分解生成物収率が14%以下である、請求項1に記載の農薬用添加剤。
【請求項3】
スルホメチル化クラフトリグニンの重量平均分子量が5,000~23,000である、請求項1又は2に記載の農薬用添加剤。
【請求項4】
スルホメチル化クラフトリグニンの多分散度が1.5~4.7である、請求項1又は2に記載の農薬用添加剤。
【請求項5】
固形状農薬用である、請求項1又は2に記載の農薬用添加剤。
【請求項6】
液体状農薬用である、請求項1又は2に記載の農薬用添加剤。
【請求項7】
水田又は水耕栽培用の農薬用である、請求項1又は2に記載の農薬用添加剤。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、農薬用添加剤に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
植物細胞壁の主要構成成分の一つであるリグニンは、紙パルプ産業においてパルプ化を目的とした蒸解処理により大規模に分離されている。得られるリグニンは、蒸解の際に変性を受けることもあり、蒸解法によりクラフトリグニン、リグニンスルホン酸塩等に分類されている。一部リグニンスルホン酸塩等は、必要に応じてさらに化学変性処理され、大規模かつ商業的に各種用途に利用されている。
【0003】
特許文献1には、還元性糖類の含量が5質量%未満かつ糖スルホン酸類の含量が6質量%未満である純度85質量%以上のリグニンスルホン酸塩を界面活性剤として含む農薬組成物について記載されている。
【0004】
特許文献2には、低融点農薬薬効成分A、リグニンスルホン酸金属塩B、蔗糖脂肪酸エステルC及び増粘剤を必須成分として含有し、低融点農薬薬効成分の耐粒子成長性を発揮する水性懸濁農薬組成物について記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特許第6483857号公報
特許第6189136号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
農薬製剤における重要な物理的性質として、拡展性があげられる。拡展性とは、一般に、農薬成分を含む被拡展体が水中で分散して均一かつ速やかに広がる性質を意味する。しかしながら、特許文献1の農薬組成物、又は特許文献2の水性懸濁農薬組成物は、拡展性が不十分であり、使用される領域が限定されるおそれがある。
【0007】
本発明は、拡展性に優れる農薬用添加剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の〔1〕~〔7〕を提供する。
〔1〕重量平均分子量が5,000~37,000、有機態S含量が1.3~5.1質量%であるスルホメチル化クラフトリグニンを含有する、農薬用添加剤。
〔2〕スルホメチル化クラフトリグニンのアルカリ性ニトロベンゼン酸化による総分解生成物収率が14%以下である、〔1〕に記載の農薬用添加剤。
〔3〕スルホメチル化クラフトリグニンの重量平均分子量が5,000~23,000である、〔1〕又は〔2〕に記載の農薬用添加剤。
〔4〕スルホメチル化クラフトリグニンの多分散度が1.5~4.7である、〔1〕~〔3〕のいずれか1項記載の農薬用添加剤。
〔5〕固形状農薬用である、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の農薬用添加剤。
〔6〕液体状農薬用である、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の農薬用添加剤。
〔7〕水田又は水耕栽培用の農薬用である、〔1〕~〔4〕のいずれか1項に記載の農薬用添加剤。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、拡展性に優れる農薬用添加剤を提供することができ、農薬に配合されることにより農薬中の成分の分散性を向上し得る。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[1.農薬用添加剤]
本発明の農業用添加剤は、スルホメチル化クラフトリグニンを含有する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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