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公開番号
2025172072
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-11-20
出願番号
2025135101,2024075630
出願日
2025-08-14,2024-05-08
発明の名称
クラフトパルプを含有する飼料組成物
出願人
日本製紙株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
A23K
10/32 20160101AFI20251113BHJP(食品または食料品;他のクラスに包含されないそれらの処理)
要約
【課題】本発明の課題は、食品残渣や発酵物残渣を含有しつつも、腐敗しにくく、液漏れが抑制された飼料を提供することである。
【解決手段】本発明によって、(a)食品残渣および/または発酵物残渣と、(b)木材由来のクラフトパルプと、を含有し、水分率が88%以下である固形の飼料組成物が提供される。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)食品残渣および/または発酵物残渣と、
(b)木材由来のクラフトパルプと、
を含有し、水分率が88%以下である固形の飼料組成物。
続きを表示(約 530 文字)
【請求項2】
食品残渣が植物の搾汁残渣である、請求項1に記載の飼料組成物。
【請求項3】
反芻動物用である、請求項2に記載の飼料組成物。
【請求項4】
a/bの重量比が10/90~90/10である、請求項1~3のいずれかに記載の飼料組成物。
【請求項5】
飼料組成物から搾汁した液体の電気伝導度が250mS/m以下である、請求項1~3のいずれかに記載の飼料組成物。
【請求項6】
飼料組成物から搾汁した液体のpHが5.0以上である、請求項1~3のいずれかに記載の飼料組成物。
【請求項7】
水分率が88%以下である固形の飼料組成物を製造する方法であって、
(a)食品残渣および/または発酵物残渣と、
(b)木材由来のクラフトパルプと、
を混合する工程を有する、上記方法。
【請求項8】
飼料組成物からの栄養成分の流出を抑制する方法であって、
(a)食品残渣および/または発酵物残渣と、
(b)木材由来のクラフトパルプと、
を混合して水分率が88%以下である固形の飼料組成物を調製する工程を含む、上記方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラフトパルプを含有する飼料組成物に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
木材を原料とするクラフトパルプは製紙用途に広く用いられているが、近年、木材由来のクラフトパルプを含有する飼料が提案されている(特許文献1~3)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-083281号公報
特許第6362732号公報
特開2021-193930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の課題は、食品残渣や発酵物残渣を含有しつつも、腐敗しにくく、また、液漏れが抑制された飼料を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を重ねた結果、食品残渣や発酵物残渣とクラフトパルプを混合することによって優れた飼料を製造できることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0006】
これに限定されるものでないが、本発明は、以下の態様を包含する。
[1] (a)食品残渣および/または発酵物残渣と、(b)木材由来のクラフトパルプと、を含有し、水分率が88%以下である固形の飼料組成物。
[2] 食品残渣が植物の搾汁残渣である、[1]に記載の飼料組成物。
[3] 反芻動物用である、[1]に記載の飼料組成物。
[4] a/bの重量比が10/90~90/10である、[1]~[3]のいずれかに記載の飼料組成物。
[5] 飼料組成物から搾汁した液体の電気伝導度が250mS/m以下である、[1]~[4]のいずれかに記載の飼料組成物。
[6] 飼料組成物から搾汁した液体のpHが5.0以上である、[1]~[5]のいずれかに記載の飼料組成物。
[7] 水分率が88%以下である固形の飼料組成物を製造する方法であって、
(a)食品残渣および/または発酵物残渣と、
(b)木材由来のクラフトパルプと、
を混合する工程を有する、上記方法。
[8] 飼料組成物からの栄養成分の流出を抑制する方法であって、
(a)食品残渣および/または発酵物残渣と、
(b)木材由来のクラフトパルプと、
を混合して水分率が88%以下である固形の飼料組成物を調製する工程を含む、上記方法。
【発明の効果】
【0007】
木材由来のクラフトパルプを飼料を混合することによってクラフトパルプが食品残渣などに含まれる水分を保持し、栄養素の流出を抑制するため、栄養価の高い飼料組成物を得
ることができる。また、食品残渣などに含まれる水分をクラフトパルプが吸収するため、保管や運搬時の腐敗を抑制し、また、容器からの液漏れをすることがなくなるので、扱いやすく運搬性に優れた飼料組成物を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1は、フリーストール牛舎における飼槽の一例を示す写真である。
図2は、溶出試験の様子を示す写真である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、クラフトパルプを含有する飼料組成物およびその製造方法に関する。本発明に係る飼料組成物は固形状であり、スラリーや液体のような流動性を有しておらず、形状や体積が基本的に一定である。本発明に係る飼料組成物の水分率は15~88%であり、好ましくは20~85%や25~80%であり、30~75%や35~70%、40~65%でや45~60%、としてもよい。
【0010】
本発明に係る飼料組成物は、家畜や家禽などいずれの動物用の飼料としても用いることができ、反芻動物への飼料としても適用することが出来る。反芻動物としては、例えば、乳牛や肥育牛などの牛はもちろん、羊、山羊などが挙げられる。本発明の飼料を反芻動物に給与する時期、すなわち適用対象である反芻動物の年齢、体格、健康状態などに特に制限はなく、例えば、哺乳期の仔牛から成牛、老廃牛まで用いることができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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