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公開番号
2025076032
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-15
出願番号
2023187654
出願日
2023-11-01
発明の名称
パルプ組成物
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D21H
17/04 20060101AFI20250508BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】耐油性及び/又は耐水性を有する新規なパルプ組成物を提供する。
【解決手段】ワックス及びパルプ基材を含むパルプ組成物であって、前記ワックスが炭化水素ワックスであり、前記パルプ基材がバガスパルプを含む、パルプ組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
ワックス及びパルプ基材を含むパルプ組成物であって、
前記ワックスが炭化水素ワックスであり、
前記パルプ基材がバガスパルプを含む、パルプ組成物。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記ワックスが、パラフィンワックス及びマイクロクリスタリンワックスからなる群から選択される少なくとも一種である、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項3】
前記ワックスの融点が40℃以上120℃以下である、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項4】
前記ワックスの量が前記パルプ基材に対して0.5重量%以上25重量%以下である、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項5】
前記パルプ基材中、前記バガスパルプの量が20重量%以上100重量%以下である、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項6】
前記パルプ組成物が分散剤を含む、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項7】
前記パルプ組成物が紙用併用薬品を含む、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項8】
前記パルプ組成物が、サイズ剤、及び紙力剤からなる群から選択される少なくとも一種を含む、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項9】
前記パルプ組成物が硫酸バンドを含む、請求項1に記載のパルプ組成物。
【請求項10】
請求項1~9のいずれか一項に記載のパルプ組成物から成形される、パルプ成形品。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示はパルプ組成物、特に耐油性及び/又は耐水性を有するパルプ組成物に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、糖脂肪酸エステルとヘミセルロース又はリグニンとを含有する組成物がセルロース系材料のバリア機能の改質に使用できることを開示している。
【0003】
特許文献1に記載の組成物においては糖脂肪酸エステルが必須成分であり、糖脂肪酸エステルに代えてその他の成分を用いた場合について検討されていない。また、当該組成物により優れた耐油性や耐水性が発現することは開示されてはいない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
WO2021/019468
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、耐油性及び/又は耐水性を有する新規なパルプ組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
ワックス及びパルプ基材を含むパルプ組成物であって、
前記ワックスが炭化水素ワックスであり、
前記パルプ基材がバガスパルプを含む、パルプ組成物。
[項2]
前記ワックスが、パラフィンワックス及びマイクロクリスタリンワックスからなる群から選択される少なくとも一種である、項1に記載のパルプ組成物。
[項3]
前記ワックスの融点が40℃以上120℃以下である、項1又は2に記載のパルプ組成物。
[項4]
前記ワックスの量が前記パルプ基材に対して0.5重量%以上25重量%以下である、項1~3のいずれか一項に記載のパルプ組成物。
[項5]
前記パルプ基材中、前記バガスパルプの量が20重量%以上100重量%以下である、項1~4のいずれか一項に記載のパルプ組成物。
[項6]
前記パルプ組成物が分散剤を含む、項1~5のいずれか一項に記載のパルプ組成物。
[項7]
前記パルプ組成物が紙用併用薬品を含む、項1~6のいずれか一項に記載のパルプ組成物。
[項8]
前記パルプ組成物が、サイズ剤、及び紙力剤からなる群から選択される少なくとも一種を含む、項1~7のいずれか一項に記載のパルプ組成物。
[項9]
前記パルプ組成物が硫酸バンドを含む、項1~8のいずれか一項に記載のパルプ組成物。
[項10]
項1~9のいずれか一項に記載のパルプ組成物から成形される、パルプ成形品。
[項11]
食品接触用途である、項10に記載のパルプ成形品。
[項12]
ワックスを含む撥剤でパルプ基材を処理する工程を含むパルプ組成物の製造方法であって、
前記ワックスが炭化水素ワックスであり、
前記パルプ基材がバガスパルプを含む、パルプ組成物の製造方法。
[項13]
前記ワックスが、パラフィンワックス及びマイクロクリスタリンワックスからなる群から選択される少なくとも一種である、項12に記載のパルプ組成物の製造方法。
【発明の効果】
【0007】
本開示におけるパルプ組成物は、耐油性及び/又は耐水性に優れ得る。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<パルプ組成物>
本開示におけるパルプ組成物はワックス及びパルプ基材を含む。本開示におけるパルプ組成物は耐油性及び/又は耐水性、好ましくはその両方に優れ得る。
【0009】
本開示におけるパルプ組成物は、パルプ基材にワックスを添加することにより得られる。パルプ組成物は、パルプ基材を、ワックスを含む撥剤で処理することにより得られてもよく、ここで、撥剤の添加量や撥剤の組成は、各成分が所望の量となるように、調整されてよい。撥剤に含まれ得る各成分を、別途添加剤としてパルプ組成物に添加してもよい。
【0010】
本開示におけるパルプ組成物は炭素数8以上のフルオロアルキル基を有する化合物、炭素数8以上のパーフルオロアルキル基を有する化合物、炭素数4以上のフルオロアルキル基を有する化合物、炭素数4以上のパーフルオロアルキル基を有する化合物、パーフルオロアルキル基を有する化合物、フルオロアルキル基を有する化合物、及びフッ素原子を有する化合物からなる群から選択されるいずれかを有しなくてもよい。本開示におけるパルプ組成物は、これらのフッ素化合物を含まなくても、基材に撥液性を付与し得る。
(【0011】以降は省略されています)
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