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公開番号
2025103013
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-07-08
出願番号
2025064096,2023131915
出願日
2025-04-09,2021-10-20
発明の名称
精製された含フッ素エーテル化合物を含む組成物の製造方法
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C07C
43/12 20060101AFI20250701BHJP(有機化学)
要約
【課題】精製された含フッ素エーテル化合物を含む組成物を提供する。
【解決手段】1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルメチルエーテル(HFE-356mec)と、
CF
3
CF=CFOCH
3
及び/又はCF
2
=CFCF
2
OCH
3
と、
を含む組成物であって、
CF
3
CF=CFOCH
3
及びCF
2
=CFCF
2
OCH
3
の総含有量が、HFE-356mecに対して、0.00001質量%以上0.1質量%以下であり、
前記組成物中、HFE-356mecの純度が95質量%超である、組成物。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルメチルエーテル(HFE-356mec)と、
CF
3
CF=CFOCH
3
及び/又はCF
2
=CFCF
2
OCH
3
と、
を含む組成物であって、
CF
3
CF=CFOCH
3
及びCF
2
=CFCF
2
OCH
3
の総含有量が、HFE-356mecに対して、0.00001質量%以上0.1質量%以下であり、
前記組成物中、HFE-356mecの純度が95質量%超である、組成物。
続きを表示(約 86 文字)
【請求項2】
更に、フッ化水素を含有し、
前記フッ化水素の含有量が、HFE-356mecに対して0.01質量%以下である、請求項1に記載の組成物。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、精製された含フッ素エーテル化合物を含む組成物の製造方法に関する。
続きを表示(約 2,500 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、ハイドロフルオロエーテル(HFE)は、地球温暖化係数(GWP:Global Warming Potential)及びオゾン層破壊係数(ODP:Ozone
Depletion Potential)が小さく、毒性が低いことから、クロロフルオロカーボン(CFC)及びハイドロクロロフルオロカーボン(HCFC)の代替品として注目されている。
【0003】
非特許文献1には、HFEの一種である1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルメチルエーテル(HFE-356mec)が、アルカリ存在下、ヘキサフルオロプロペン(HFP)とメタノールとの反応により得ることができることが開示されている。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0004】
Green Chemistry, 2002, 4, 60-63
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、精製された一般式(1)CHX
1
X
2
CF
2
OX
3
(式中、X
1
及びX
2
は、同一又は異なって、水素原子、フッ素原子、又はトリフルオロメチル基を示し、X
3
は、炭素数1~6のアルキル基を示す。ただし、X
1
及びX
2
の双方がトリフルオロメチル基となることはない。)で表される含フッ素エーテル化合物を含む組成物を製造する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、以下の項に記載の発明を包含する。
項1.
精製された含フッ素エーテル化合物を含む組成物の製造方法であって、
(A)一般式(1)CHX
1
X
2
CF
2
OX
3
(式中、X
1
及びX
2
は、同一又は異なって、水素原子、フッ素原子、又はトリフルオロメチル基を示し、X
3
は、炭素数1~6のアルキル基を示す。ただし、X
1
及びX
2
の双方がトリフルオロメチル基となることはない。)で表される含フッ素エーテル化合物の存在下、
一般式(2)CX
1
X
2
=CF(CF
2
)
n
OX
3
(式中、nは0又は1を示す。X
1
、X
2
及びX
3
は、前記に同じである。ただし、X
1
又はX
2
がトリフルオロメチル基である場合、nは0であり、X
1
及びX
2
の双方がトリフルオロメチル基となることはない。)で表される含フッ素オレフィン化合物と、ハロゲン化剤及び/又は酸化剤との反応により、前記一般式(2)で表される含フッ素オレフィン化合物をハロゲン付加物及び/又は酸化物に変換させて、前記一般式(1)で表される含フッ素エーテル化合物と、前記ハロゲン付加物及び/又は酸化物とを含む組成物を得る工程;及び
(B)前記工程(A)で得られた組成物から、前記ハロゲン付加物及び/又は酸化物を分離して、精製された含フッ素エーテル化合物を含む組成物を得る工程を含む、製造方法。項2.
前記ハロゲン化剤が、塩素化剤及び/又は臭素化剤である、項1に記載の製造方法。
項3.
前記工程(A)において、前記反応は、液相で行われる、項1又は2に記載の製造方法
。
項4.
前記工程(B)において、前記工程(A)で得られた組成物を精留塔で精留することにより、前記工程(A)で得られた組成物から、前記ハロゲン付加物及び/又は酸化物を分離する、項1~3のいずれか一項に記載の製造方法。
項5.
前記一般式(1)で表される含フッ素エーテル化合物が、1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルメチルエーテル(HFE-356mec)である、項1~4のいずれか一項に記載の製造方法。
項6.
前記一般式(2)で表される含フッ素オレフィン化合物が、CF
3
CF=CFOCH
3
及び/又はCF
2
=CFCF
2
OCH
3
である、項1~5のいずれか一項に記載の製造方法。
項7.
1,1,2,3,3,3-ヘキサフルオロプロピルメチルエーテル(HFE-356mec)と、
CF
3
CF=CFOCH
3
及び/又はCF
2
=CFCF
2
OCH
3
と、
【発明の効果】
【0007】
本開示の製造方法によれば、簡便な方法にて、精製された上記一般式(1)で表される含フッ素エーテル化合物を含む組成物を製造することができる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
本発明者らは、鋭意研究を行った結果、上記一般式(2)で表される含フッ素オレフィン化合物とハロゲン化剤及び/又は酸化剤との反応を利用することにより、上記目的を達成できることを見出した。
【0009】
本開示は、かかる知見に基づき、更に研究を重ねた結果完成されたものである。以下、本開示に含まれる実施形態について詳細に説明する。
【0010】
本明細書において、「含有」及び「含む」なる表現については、「含有」、「含む」、「実質的にからなる」及び「のみからなる」という概念を含む。
(【0011】以降は省略されています)
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