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公開番号2025098957
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-07-02
出願番号2024210944
出願日2024-12-04
発明の名称濁り判定装置
出願人ダイキン工業株式会社
代理人弁理士法人前田特許事務所
主分類G01N 21/27 20060101AFI20250625BHJP(測定;試験)
要約【課題】作動油の濁りを判定する、使い勝手のよい濁り判定装置を提供する。
【解決手段】作動油の濁りを判定する濁り判定装置(10)は、被撮影部材(40)と、撮像部(35)と、判定部(25)とを備える。被撮影部材(40)は、明部と暗部とを形成する。撮像部(35)は、被撮影部材(40)との間に作動油が存在するように、被撮影部材(40)から離れた位置に設けられる。撮像部(35)は、被撮影部材(40)の画像を判定用画像として取得する。判定部(25)は、判定用画像における明部と暗部の階調差に基づいて、作動油の濁りの程度を判定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
油圧機器の作動油の濁りを判定する濁り判定装置(10)であって、
明部(51)と暗部(52)とを形成する被撮影部材(40)と、
上記被撮影部材(40)との間に上記作動油が存在するように上記被撮影部材(40)から離れた位置に設けられ、上記被撮影部材(40)の画像を判定用画像(50)として取得する撮像部(35)と、
上記撮像部(35)が取得した上記判定用画像(50)における上記明部(51)と上記暗部(52)の階調差に基づいて、上記作動油の濁りの程度を判定する濁り判定動作を行う判定部(25)とを備える
濁り判定装置。
続きを表示(約 1,300 文字)【請求項2】
上記濁り判定動作において、上記判定部(25)は、上記判定用画像(50)における上記明部(51)と上記暗部(52)の階調差が小さいほど、上記作動油の濁りの程度が高いと判定する
請求項1に記載の濁り判定装置。
【請求項3】
上記濁り判定動作は、上記判定部(25)が、上記判定用画像(50)における上記明部(51)と上記暗部(52)の階調差を、基準階調差と比較することによって、上記作動油の濁りの程度を判定する動作である
請求項1に記載の濁り判定装置。
【請求項4】
上記基準階調差は、上記被撮影部材(40)と上記撮像部(35)の間に濁りの無い状態の上記作動油が存在する状態で上記撮像部(35)が取得した上記判定用画像(50)における、上記明部(51)と上記暗部(52)の階調差である
請求項3に記載の濁り判定装置。
【請求項5】
上記判定部(25)は、
上記判定用画像(50)に基づいて上記作動油の色を判定する色判定動作を行い、
上記濁り判定動作において、上記色判定動作において判定した上記作動油の色に対応する上記基準階調差を、上記判定用画像(50)における上記明部(51)と上記暗部(52)の階調差と比較する
請求項3に記載の濁り判定装置。
【請求項6】
上記判定用画像(50)のうち上記明部(51)だけを含む部分が、第1領域(56)であり、
上記色判定動作は、上記判定部(25)が、上記判定用画像(50)の上記第1領域(56)に基づいて上記作動油の色を判定する動作である
請求項5に記載の濁り判定装置。
【請求項7】
上記被撮影部材(40)は、上記明部(51)と上記暗部(52)とを複数ずつ形成し、
上記判定用画像(50)のうち上記明部(51)と上記暗部(52)を複数ずつ含む領域が、第2領域(57)であり、
上記濁り判定動作において、上記判定部(25)は、上記第2領域(57)における上記明部(51)の階調値の最大値と上記暗部(52)の階調値の最小値の差に基づいて、上記作動油の濁りの程度を判定する
請求項1~6のいずれか一つに記載の濁り判定装置。
【請求項8】
上記判定部(25)は、上記作動油の濁りの原因を判定する原因判定動作を行う
請求項1~6のいずれか一つに記載の濁り判定装置。
【請求項9】
上記判定用画像(50)のうち上記明部(51)と上記暗部(52)の両方を含む領域が、第2領域(57)であり、
上記原因判定動作は、上記判定部(25)が、上記判定用画像(50)の上記第2領域(57)における階調値の平均値に基づいて、上記作動油の濁りの原因を判定する動作である
請求項8に記載の濁り判定装置。
【請求項10】
上記被撮影部材(40)は、上記明部(51)と上記暗部(52)とを複数ずつ形成し、
上記第2領域(57)は、上記判定用画像(50)のうち上記明部(51)と上記暗部(52)を複数ずつ含む領域である
請求項9に記載の濁り判定装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、作動油の濁りの程度を判定する濁り判定装置及び濁り判定システムに関するものである。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
例えば工作機械に設けられた油圧シリンダ等の油圧機器を作動させるために、作動油が用いられる。作動油は、異物の混入や酸化などによって、次第に劣化する。従来より、作動油の状態を判定する装置が知られている。特許文献1には、作動油の劣化を判定する装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2015/060457号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
作動油の状態を判定する従来の装置は、作動油の検査用サンプルを油圧機器から採取して装置にセットしなければならないものが多く、使い勝手が悪かった。
【0005】
本開示の目的は、作動油の濁りを判定する、使い勝手のよい濁り判定装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の第1の態様は、油圧機器の作動油の濁りを判定する濁り判定装置(10)であって、明部(51)と暗部(52)とを形成する被撮影部材(40)と、上記被撮影部材(40)との間に上記作動油が存在するように上記被撮影部材(40)から離れた位置に設けられ、上記被撮影部材(40)の画像を判定用画像(50)として取得する撮像部(35)と、上記撮像部(35)が取得した上記判定用画像(50)における上記明部(51)と上記暗部(52)の階調差に基づいて、上記作動油の濁りの程度を判定する濁り判定動作を行う判定部(25)とを備える。
【0007】
第1の態様において、撮像部(35)は、被撮影部材(40)の画像を、判定用画像(50)として取得する。撮像部(35)と被撮影部材(40)の間には、濁り判定の対象となる作動油が存在する。判定用画像(50)における明部(51)と暗部(52)の階調差は、撮像部(35)と被撮影部材(40)の間に在る作動油の濁りの程度によって異なる。そこで、判定部(25)は、判定用画像(50)における明部(51)と暗部(52)の階調差に基づいて、作動油の濁りの程度を判定する。
【0008】
第1の態様の濁り判定装置(10)は、濁り判定の対象となる作動油が撮像部(35)と被撮影部材(40)の間に在れば、作動油の濁りの程度を判定できる。そのため、この濁り判定装置(10)を用いれば、作動油の検査用サンプルを油圧機器から採取せずに、作動油の濁りの程度を判定できる。
【0009】
本開示の第2の態様は、上記第1の態様において、上記濁り判定動作において、上記判定部(25)は、上記判定用画像(50)における上記明部(51)と上記暗部(52)の階調差が小さいほど、上記作動油の濁りの程度が高いと判定する。
【0010】
作動油の濁りの程度が高くなるにつれて、判定用画像(50)における明部(51)と暗部(52)の階調差は小さくなる。そのことを利用して、第2の態様の判定部(25)は、作動油の濁りの程度を判定する。
(【0011】以降は省略されています)

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