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公開番号
2025011752
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-24
出願番号
2023114048
出願日
2023-07-11
発明の名称
耐水紙体の製造方法および耐水紙体
出願人
個人
代理人
個人
主分類
D21H
17/53 20060101AFI20250117BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】ポリ乳酸の材料比率を小さくできるようにするとともに、生分解速度を早められるようにした耐水紙体の製造方法などを提供する。
【解決手段】パルプ繊維2とポリ乳酸の粉体3と分散剤を液体4に混合させて、撹拌機5で分散させるように混合させる。そして、パルプ繊維2とポリ乳酸の粉体3を分散させた液体4を平面状に均し、ローラー6で水分を搾り取いて、乾燥させた後、ポリ乳酸の粉体3をパルプ繊維2内で加熱溶融させて、パルプ繊維2を互いに結合させる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
パルプ繊維と、生分解性樹脂の粉体と、を混合させる工程と、
当該パルプ繊維と生分解性樹脂を混合させた後に、生分解性樹脂を加熱溶融させる工程と、
を備えた耐水紙体の製造方法。
続きを表示(約 740 文字)
【請求項2】
パルプ繊維と、生分解性樹脂の粉体と、分散剤と、を液体に混入させる工程と、
撹拌機を用いてパルプ繊維と生分解性樹脂の粉体を分散させる工程と、
当該パルプ繊維と生分解性樹脂の粉体を分散させた液体を平面状にした後、液体を搾り取る工程と、
当該液体を除去した後に、前記生分解性樹脂の粉体を加熱溶融させる工程と、
を備えて製造するようにしたことを特徴とする耐水紙体の製造方法。
【請求項3】
パルプ繊維を混入させた液体を平面状にする工程と、
当該平面状にしたパルプ繊維に対して、生分解性樹脂の粉体、あるいは、生分解性樹脂の粉体を含有した液体を噴霧させる工程と、
当該生分解性樹脂の粉体を噴霧させた後、前記液体を搾り取る工程と、
当該液体を除去した後に、前記生分解性樹脂の粉体を加熱溶融させる工程と、
を備えて製造するようにしたことを特徴とする耐水紙体の製造方法。
【請求項4】
前記生分解性樹脂の粉体の平均粒子径が、5μmから50μmの大きさの範囲内である精求項1または2に記載の防水紙体の製造方法。
【請求項5】
前記パルプ繊維に対して生分解性樹脂の粉体が、5重量パーセントから15重量パーセントの範囲内に混合されるものである精求項1または2に記載の防水紙体の製造方法。
【請求項6】
さらに、発泡ポリ乳酸の粉体を塗布させるようにした精求項1または2に記載の防水紙体の製造方法。
【請求項7】
パルプ繊維で構成されたパルプ層と、
当該パルプ層内で溶融させた生分解性樹脂と、
を備えて構成される防水紙体。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、パルプ繊維を用いて製造されるシート製品や糸などの紙体に関するものであって、防水性を高めるとともに、廃棄する際には、生分解速度を早められるようにした耐水紙体の製造方法などに関するものである。
続きを表示(約 1,000 文字)
【背景技術】
【0002】
近年、プラスチック削減などの環境対策の観点から、コップやストローなどのプラスチック製品が、生分解可能な紙を使用した製品に移行しつつある。
【0003】
しかしながら、紙製品は水分を長時間含むと柔らかくなってしまうため、形状を保つことが困難である。このため、現在では、表面にポリ乳酸をコーティングして耐水性を保てるようにした製品が用いられている(特許文献1など)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-32015号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、このように使用されるポリ乳酸は、トウモロコシなどを原料として生成されるものであるため、トウモロコシなどの原価が高騰すると、材料費が高くなってしまうといった問題がある。
【0006】
また、ポリ乳酸で紙をコーティングした製品を廃棄する際には、肥料として再利用されることも多いが、このように肥料として用いる場合、生分解速度が遅くなるため、肥料として使用するのに長時間を要するといった問題がある。
【0007】
そこで、本発明は上記課題に着目してなされたもので、生分解性樹脂の材料比率を小さくできるようにするとともに、生分解速度を早められるようにした耐水紙体の製造方法などを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、本発明は上記課題を解決するために、パルプ繊維と、生分解性樹脂の粉体とを混合させる工程と、当該パルプ繊維と生分解性樹脂を混合させた後に、生分解性樹脂を加熱溶融させる工程と、を備えて耐水紙体を製造するようにしたものである。
【0009】
このようにすれば、表裏に生分解性樹脂をコーティングする必要がなくなるため、生分解性樹脂の比率を抑えてコストを低減させることができるとともに、生分解速度を早めることができるようになる。
【0010】
また、このような一例として、パルプ繊維と、生分解性樹脂の粉体と、分散剤と、を液体に混入させる工程と、撹拌機を用いてパルプ繊維と生分解性樹脂の粉体を分散させる工程と、当該パルプ繊維と生分解性樹脂の粉体を分散させた液体を平面状にした後、液体を搾り取る工程と、当該液体を搾り取った後、前記生分解性樹脂を加熱溶融させる工程と、を備えて製造する。
(【0011】以降は省略されています)
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