TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025149721
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-10-08
出願番号
2024050531
出願日
2024-03-26
発明の名称
軟包装材用原紙および軟包装材
出願人
特種東海製紙株式会社
代理人
主分類
D21H
27/10 20060101AFI20251001BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】軟包装用の包装装置に於いて、包装加工時に破れなどの加工不良が発生しにくい、紙素材を用いた軟包装材及びその原紙を提供すること。
【解決手段】JIS K7128-3(1998)に基づく直角形引裂法(試験速度毎分200±20mm)において、横方向の最大引裂き荷重Fが2.0以上、かつ最大引裂き荷重の縦/横の比が1.2以上1.8以下である、軟包装材用原紙、並びに、軟包装材用原紙の少なくとも片面にヒートシール層を備える設けた軟包装材。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
JIS K7128-3(1998)に基づく直角形引裂法(試験速度毎分200±20mm)において、横方向の最大引裂き荷重Fが2.0N以上、かつ最大引裂き荷重の縦/横の比が1.2以上1.8以下である、軟包装材用原紙。
続きを表示(約 380 文字)
【請求項2】
縦方向の最大引裂き荷重Fが3.0N以上である、請求項1に記載の軟包装材用原紙。
【請求項3】
原料であるパルプに占める針葉樹パルプの割合が90質量%以上である、請求項1または2に記載の軟包装材用原紙。
【請求項4】
坪量が25~50g/m
2
である、請求項1に記載の軟包装材用原紙。
【請求項5】
請求項1に記載の軟包装材用原紙の少なくとも片面にヒートシール層を備える軟包装材。
【請求項6】
前記ヒートシール層がフィルムである、請求項5に記載の軟包装材。
【請求項7】
前記ヒートシール層がドライラミネート層である、請求項5に記載の軟包装材。
【請求項8】
紙の存在割合が51質量%以上である、請求項5に記載の軟包装材。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、軟包装材用原紙および軟包装材に関するものであり、特に、ピロー包装に適した強度物性を有する軟包装材用原紙に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
軟包装は、柔らかい素材により構成される、形状変更可能な包装であり、食料品、日用品、医療品といった幅広い分野で利用されている。軟包装の包装材は、軽量で丈夫であることが求められ、一般にはポリエチレン、ポリプロピレン、ナイロンといったプラスチックフィルム類を用途に応じて複数種類積層したものが用いられている。
【0003】
一方で、石油由来のプラスチック使用量の削減が求められており、軟包装の分野においても環境負荷を低減できる材料として紙素材を使用した包装材の需要が高まっている。一方で、紙素材はプラスチックフィルム系素材と比較して酸素バリア性、強度といった観点で劣っていることから、これらの物性を改良する技術開発が進められている。
【0004】
技術開発の例として、例えば、特許文献1には、製袋機で製袋可能な軟包装材用紙を提供することを目的として、紙基材と、少なくとも一方の最表面にヒートシール層を有し、当該紙基材が、厚さ25μm以上100μm以下であり、MD方向のヤング率が3GPa以上15GPa以下である軟包装材用紙が開示されている。
【0005】
また、特許文献2には、ヒートシール層が積層された領域の折り目による亀裂の抑制効果及び耐水性に優れるヒートシール紙を包装材として提供することを目的として、針葉樹未晒クラフトパルプを主成分とする紙基材と、当該紙基材の片面に積層されるヒートシール層とを備えており、当該紙基材における流れ方向の耐折強度が500回以上1,000回以下であり、幅方向の耐折強度が80回以上200回以下であるヒートシール紙が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2023-138252号公報
特開2023-107689号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
軽包装は、工業的には包装装置を用いて実施されており、中でも、省スペース、高速加工が可能、仕上がりが美しいといった利点から、ピロー包装において広く利用されている。
【0008】
しかし上記のように、軟包装用の包装材としては、通常はプラスチックフィルム類が使用されている。これを紙素材に置き換えた場合にはシートとしての挙動が紙とプラスチックフィルムとでは異なることから、紙素材を用いた包装材をプラスチックフィルム用の包装装置で用いることは容易ではない。
【0009】
特に、ピロー包装では包装機械上で包装材を連続的に内側に折り込んでいく工程があり、シートに対して一定方向に安定的に力がかかるのではなく、横などの異方向からも応力がかかる。プラスチックフィルムは柔軟性が高くて伸びることから、この応力を容易に吸収することができるが、紙素材はプラスチックフィルムと比較して伸びにくい、破れやすいといった性質があり、ピロー包装の際に皺が入りやすい、破断しやすいといった問題があった。
【0010】
また、ピロー包装においては前述のシートを折りこんでいく工程においてセーラーフォーマーと呼ばれる金具に沿ってシートを搬送していくが、紙素材においては張力がかかるとセーラーフォーマーのエッジ部に接触した部分が金属に押し付けられることで紙の流れ方向に裂けやすく、これを解消するために張力を下げると包装に皺が寄りやすいため、紙素材を用いた包装材を使用する場合は、包装機械の調整が非常にシビアで加工が難しいという問題があった。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
関連特許
特種東海製紙株式会社
軟包装材用シート
1日前
特種東海製紙株式会社
軟包装材用原紙および軟包装材
1日前
特種東海製紙株式会社
方法、プログラム、コンピュータ可読記憶媒体、コンピュータ装置及びシステム
1か月前
アイカ工業株式会社
紙透明化剤
2日前
三菱製紙株式会社
両艶クラフト紙
5か月前
日本製紙株式会社
耐雪紙
今日
オリベスト株式会社
ガラス繊維不織布
2日前
東洋アルミニウム株式会社
積層体
2か月前
株式会社大善
色管理システム
5か月前
CHEMIPAZ株式会社
紙用柔軟剤及び紙
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
コーナーロール機構
今日
ダイキン工業株式会社
組成物
3か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
3か月前
ダイキン工業株式会社
組成物
3か月前
独立行政法人 国立印刷局
ふるい分け残量算出方法
今日
花王株式会社
古紙のパルプ化処理方法
2か月前
特種東海製紙株式会社
軟包装材用原紙および軟包装材
1日前
丸住製紙株式会社
水解紙及び水解紙の製造方法
3か月前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
4か月前
リンテック株式会社
透明紙
6か月前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
6か月前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
4か月前
リンテック株式会社
耐油紙
6か月前
ダイキン工業株式会社
パルプ組成物
4か月前
セイコーエプソン株式会社
微細化装置
7日前
日本製紙株式会社
非塗工紙及び非塗工紙の製造方法
4か月前
ダイキン工業株式会社
パルプ用耐油剤
1か月前
株式会社マーケットヴィジョン
機能性紙製品
6か月前
花王株式会社
水解性シート
2か月前
独立行政法人 国立印刷局
抄紙機における光沢部の安全機構
1か月前
リンテック株式会社
剥離紙原紙
4か月前
大王製紙株式会社
段ボール用ライナ
20日前
日本フエルト株式会社
製紙用織物
3か月前
日本製紙クレシア株式会社
キッチンタオルロール
6か月前
レンゴー株式会社
白板紙
6か月前
大王製紙株式会社
印刷用塗工紙
5か月前
続きを見る
他の特許を見る