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公開番号
2025120140
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-08-15
出願番号
2025010237
出願日
2025-01-24
発明の名称
パルプ用耐油剤
出願人
ダイキン工業株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
D21H
21/14 20060101AFI20250807BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】基材(特にパルプ基材)に耐油性を付与できる新規な耐油剤の提供。
【解決手段】炭化水素基含有重合体を含むパルプ用耐油剤であって、前記炭化水素基含有重合体が、単量体(a1)から誘導された繰り返し単位を有し、前記単量体(a1)が、炭素数6以上40以下の炭化水素基及びNH基含有基を有する炭化水素基含有単量体であり、前記単量体(a1)から誘導された繰り返し単位の量が重合体に対して90重量%超である、パルプ用耐油剤。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
炭化水素基含有重合体を含むパルプ用耐油剤であって、
前記炭化水素基含有重合体が、単量体(a1)から誘導された繰り返し単位を有し、
前記単量体(a1)が、炭素数6以上40以下の炭化水素基及びNH基含有基を有する炭化水素基含有単量体であり、
前記単量体(a1)から誘導された繰り返し単位の量が重合体に対して90重量%超である、パルプ用耐油剤。
続きを表示(約 1,000 文字)
【請求項2】
前記炭化水素基含有重合体がフッ素原子を有しない、請求項1に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項3】
前記単量体(a1)が
(a1)式:
CH
2
=C(-X
a1
)-C(=O)-Y
a11
-Z(-Y
a12
-R
a1
)
n
[式中、R
a1
は、それぞれ独立して、炭素数6以上40以下の炭化水素基であり、
X
a1
は、水素原子、一価の有機基又はハロゲン原子であり、
Y
a11
は、-O-又は-NH-であり、
Y
a12
は、それぞれ独立して、直接結合、あるいは-O-、-C(=O)-、-S(=O)
2
-、-NH-又は-CH
2
-から選ばれる少なくとも1つ以上で構成される基であり、
Zは、直接結合、あるいは2価又は3価の炭素数1~5の炭化水素基であり、
nは、1又は2である。]
で表される単量体である、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項4】
前記単量体(a1)から誘導された繰り返し単位の量が重合体に対して97重量%超である、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項5】
単量体(b)から誘導された繰り返し単位の量が、重合体に対して0重量%以上7重量%未満であり、
前記単量体(b)が、親水性基としてオキシアルキレン含有基を有する親水性単量体である、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項6】
単量体(c)から誘導された繰り返し単位の量が、重合体に対して0重量%以上3重量%未満であり、
前記単量体(c)がイオン性基含有単量体である、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項7】
前記炭化水素基含有重合体が乳化重合で得られた重合体である、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項8】
分散剤を含む、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項9】
アニオン性分散剤を含む、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
【請求項10】
リグニン化合物を含む、請求項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は撥剤、特にパルプ用耐油剤に関する。
続きを表示(約 2,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1は、炭素数1~40の炭化水素基およびNH基含有基を有する単量体から形成された繰り返し単位を、重合体に対して80重量%以上の量で有する炭化水素基含有重合体を含む耐油剤を開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-10656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献2において、特に炭化水素基含有単量体の比率が特に高い場合については検討されていない。
【0005】
本開示は、基材(特にパルプ基材)に耐油性を付与できる新規な耐油剤を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は以下の態様を含む:
[項1]
炭化水素基含有重合体を含むパルプ用耐油剤であって、
前記炭化水素基含有重合体が、単量体(a1)から誘導された繰り返し単位を有し、
前記単量体(a1)が、炭素数6以上40以下の炭化水素基及びNH基含有基を有する炭化水素基含有単量体であり、
前記単量体(a1)から誘導された繰り返し単位の量が重合体に対して90重量%超である、パルプ用耐油剤。
[項2]
前記炭化水素基含有重合体がフッ素原子を有しない、項1に記載のパルプ用耐油剤。
[項3]
前記単量体(a1)が
(a1)式:
CH
2
=C(-X
a1
)-C(=O)-Y
a11
-Z(-Y
a12
-R
a1
)
n
[式中、R
a1
は、それぞれ独立して、炭素数6以上40以下の炭化水素基であり、
X
a1
は、水素原子、一価の有機基又はハロゲン原子であり、
Y
a11
は、-O-又は-NH-であり、
Y
a12
は、それぞれ独立して、直接結合、あるいは-O-、-C(=O)-、-S(=O)
2
-、-NH-又は-CH
2
-から選ばれる少なくとも1つ以上で構成される基であり、
Zは、直接結合、あるいは2価又は3価の炭素数1~5の炭化水素基であり、
nは、1又は2である。]
で表される単量体である、項1又は2に記載のパルプ用耐油剤。
[項4]
前記単量体(a1)から誘導された繰り返し単位の量が重合体に対して97重量%超である、項1~3のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項5]
単量体(b)から誘導された繰り返し単位の量が、重合体に対して0重量%以上7重量%未満であり、
前記単量体(b)が、親水性基としてオキシアルキレン含有基を有する親水性単量体である、項1~4のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項6]
単量体(c)から誘導された繰り返し単位の量が、重合体に対して0重量%以上3重量%未満であり、
前記単量体(c)がイオン性基含有単量体である、項1~5のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項7]
前記炭化水素基含有重合体が乳化重合で得られた重合体である、項1~6のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項8]
分散剤を含む、項1~7のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項9]
アニオン性分散剤を含む、項1~8のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項10]
リグニン化合物を含む、項1~9のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項11]
水性媒体を含む、項1~10のいずれか一項に記載のパルプ用耐油剤。
[項12]
Y
【発明の効果】
【0007】
本開示によれば、基材(特にパルプ基材)に耐油性を付与できる。
【発明を実施するための形態】
【0008】
<用語の定義>
本明細書において用いられる場合、「n価の基」とは、n個の結合手を有する基、すなわちn個の結合を形成する基を意味する。また、「n価の有機基」とは、炭素を含有するn価の基を意味する。かかる有機基としては、特に限定されないが、炭化水素基又はその誘導体であり得る。炭化水素基の誘導体とは、炭化水素基の末端又は分子鎖において、1つ又はそれ以上のN、O、S、Si、アミド、スルホニル、シロキサン、カルボニル、カルボニルオキシ、ハロゲン等を有している基を意味する。
【0009】
本明細書において用いられる場合、「炭化水素基」とは、炭素及び水素を含む基であって、炭化水素から水素原子を脱離させた基を意味する。かかる炭化水素基としては、特に限定されるものではないが、C
1-20
炭化水素基、例えば、脂肪族炭化水素基、芳香族炭化水素基等が挙げられる。上記「脂肪族炭化水素基」は、直鎖状、分岐鎖状又は環状のいずれであってもよく、飽和又は不飽和のいずれであってもよい。また、炭化水素基は、1つ又はそれ以上の環構造を含んでいてもよい。炭化水素基は、明示的に記載した場合、1つ又はそれ以上の置換基により置換されていてもよい。
【0010】
本明細書において、「各出現において独立して」、「互いにそれぞれ独立して」、「それぞれ独立して」又はこれと同様の表現が明示的に記載されているか否かに関わらず、例外である旨の記載がある場合を除き、化学構造中に複数出現し得る用語(記号)が定義される場合、出現毎に独立して当該定義が適用される。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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