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公開番号
2025058771
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-09
出願番号
2023168911
出願日
2023-09-28
発明の名称
耐油紙
出願人
リンテック株式会社
代理人
弁理士法人後藤特許事務所
主分類
D21H
21/14 20060101AFI20250402BHJP(製紙;セルロースの製造)
要約
【課題】耐油性及び透湿性を両立しつつ、折割れ耐油性にも優れる耐油紙を提供する。
【解決手段】本発明は、原紙と、該原紙の少なくとも一方の面近傍に含浸された耐油剤及び樹脂とを備えてなり、原紙は、叩解度が20°SR以上50°SR以下であり、かつ、サイズ度が0秒以上10秒未満であり、耐油剤が、長鎖脂肪族化合物であり、樹脂が、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステル系ポリウレタン、及びポリカーボネート系ポリウレタンから選択される少なくとも1種のポリウレタンである耐油紙である。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
原紙と、該原紙の少なくとも一方の面近傍に含浸された耐油剤及び樹脂とを備えてなり、
前記原紙は、叩解度が20°SR以上50°SR以下であり、かつ、サイズ度が0秒以上10秒未満であり、
前記耐油剤が、長鎖脂肪族化合物であり、
前記樹脂が、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステル系ポリウレタン、及びポリカーボネート系ポリウレタンから選択される少なくとも1種のポリウレタンである耐油紙。
続きを表示(約 330 文字)
【請求項2】
前記長鎖脂肪族化合物が、炭素数8以上24以下のアルキル基を有するアルキルアミンと、ヒドロキシ基を有する多価カルボン酸との反応生成物である請求項1記載の耐油紙。
【請求項3】
前記原紙のサイズ度が、0秒以上10秒以下である請求項1記載の耐油紙。
【請求項4】
前記耐油剤及び前記樹脂が、さらに、前記原紙の他方の面近傍にも含浸されている請求項1記載の耐油紙。
【請求項5】
透気抵抗度が、500秒以下である請求項1記載の耐油紙。
【請求項6】
前記長鎖脂肪族化合物及び前記ポリウレタンの合計量に対する前記ポリウレタンの含有量が、15質量%以上90質量%以下である請求項1記載の耐油紙。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、耐油紙に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
耐油紙は、油分や水分を多く含むファーストフードや揚げ物、焼き物といった調理済の食品、チョコレート等の油脂を多く含む食品に対する包装用紙及び包装容器、或いは食品トレイ等の紙製敷物として広く利用されている。
【0003】
一般的に、紙に耐油性を付与する耐油剤としては、フッ素樹脂系耐油剤が汎用されており、例えば、紙基材表面にフッ素樹脂系耐油剤を塗工して耐油層を設けた耐油紙や、紙基材にフッ素樹脂系耐油剤を内添させた耐油紙が知られている。しかし、フッ素樹脂系耐油剤を使用した耐油紙は、燃焼時に発生するパーフルオロ化合物等による環境負荷が問題視され、フッ素樹脂系耐油剤を含まない耐油紙が求められている。
【0004】
一方で、包装用紙及び包装容器には、食品の風味、保存性等の観点から透湿性が求められる。例えば、耐油性と通気性に優れる耐油紙として、特許文献1に、オレフィン系樹脂と、ウレタン樹脂と、パラフィンワックスとを含む水系耐油剤を原紙に塗工してなる耐油紙が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2022-188338号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、耐油性及び透湿性を有していても、包装及び容器として加工される際、折り目から油分が染み出すという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐油性及び透湿性を両立しつつ、折割れ耐油性にも優れる耐油紙を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、原紙と、原紙の少なくとも一方の面近傍に含浸された耐油剤及び樹脂とを備えてなり、原紙は、叩解度が20°SR以上50°SR以下であり、かつ、サイズ度が0秒以上10秒未満であり、耐油剤が、長鎖脂肪族化合物であり、樹脂が、ポリエーテル系ポリウレタン、ポリエステル系ポリウレタン、及びポリカーボネート系ポリウレタンから選択される少なくとも1種のポリウレタンである耐油紙である。
【0008】
長鎖脂肪族化合物は、炭素数8以上24以下のアルキル基を有するアルキルアミンと、ヒドロキシ基を有する多価カルボン酸との反応生成物であることが好ましい。
【0009】
原紙のサイズ度は、0秒以上10秒以下であることが好ましい。
【0010】
耐油剤及び樹脂は、さらに、原紙の他方の面近傍にも含浸されていることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)
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