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公開番号2025017046
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-02-05
出願番号2023119915
出願日2023-07-24
発明の名称屎尿処理装置、屎尿処理方法、および、屎尿処理システム
出願人三井住友建設株式会社
代理人弁理士法人インテクト国際特許事務所,個人
主分類C02F 11/00 20060101AFI20250129BHJP(水,廃水,下水または汚泥の処理)
要約【課題】
屎尿に対する1日当たりの処理能力をより向上させた屎尿処理装置および屎尿処理システムを提供する。
【解決手段】
便器からの屎尿を受け入れ、微生物処理することにより、便器の洗浄水として利用する処理水を生成する第1槽(2)と、洗浄水として、第1槽からの前記処理水を貯え、殺菌処理を行う第2槽(3)と、第2槽内の一部の液体を受け入れ、基材に接触させ水分を蒸発させる第3槽(4)と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
便器からの屎尿を受け入れ、微生物処理することにより、前記便器の洗浄水として利用する処理水を生成する第1槽と、
前記洗浄水として、前記第1槽からの前記処理水を貯え、殺菌処理を行う第2槽と、
前記第2槽内の一部の液体を受け入れ、基材に接触させ水分を蒸発させる第3槽と、
を備えることを特徴とする屎尿処理装置。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記第3槽が、前記第3槽内のガスを外部に排出させるファンを有することを特徴とする請求項1に記載の屎尿処理装置。
【請求項3】
前記基材の水分に関するデータから、前記ファンの運転条件を算出することを特徴とする請求項2に記載の屎尿処理装置。
【請求項4】
前記第3槽が、前記第1槽内の汚泥を含む前記液体を受け入れることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の屎尿処理装置。
【請求項5】
前記第1槽が、嫌気性細菌により前記微生物処理を行う嫌気部と、好気性細菌により前記微生物処理を行う好気部を有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の屎尿処理装置。
【請求項6】
前記基材が、木材チップであることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の屎尿処理装置。
【請求項7】
前記第2槽の殺菌処理が電気分解であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の屎尿処理装置。
【請求項8】
便器からの屎尿を受け入れる第1槽であって、前記屎尿を微生物処理することにより、前記便器の洗浄水として利用する処理水を生成する処理水生成ステップ、
前記洗浄水として、前記第1槽からの前記処理水を貯える第2槽において、殺菌処理を行う殺菌ステップと、
前記第2槽内の一部の液体を受け入れる第3槽であって、前記第3槽内の基材に接触させ水分を蒸発させる蒸発ステップと、
を含むことを特徴とする屎尿処理方法。
【請求項9】
壁排水の便器と、
前記便器からの屎尿を受け入れ、微生物処理することにより、前記便器の洗浄水として利用する処理水を生成する第1槽と、
前記洗浄水として、前記第1槽からの前記処理水を貯え、殺菌処理を行う第2槽と、
前記第2槽内の一部の液体を受け入れ、基材に接触させ水分を蒸発させる第3槽と、
を備えることを特徴とする屎尿処理システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、屎尿処理装置、屎尿処理方法、および、屎尿処理システムに関する。
続きを表示(約 1,100 文字)【背景技術】
【0002】
建築現場、仮設住宅等で使用される循環水洗式のトイレが開発されている。例えば、特許文献1には、トイレから排出される汚物を含む被処理水を微生物処理する処理槽と、処理槽に対して空気を送り込むブロアと、バイオトイレシステム全体を制御する制御装置とを備え、ブロアと制御装置とが共通の空間内に配設されており、ブロアが制御装置により暖められた空気を吸引し、当該空気を処理槽に配設された散気管から排出し、処理槽の前段に配設され、ブロアの曝気による好気性処理を行いながら被処理水を貯留し、貯留された被処理水をポンプで排出して処理槽に送出する第1調整槽を備えるバイオトイレシステムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-37824号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、使用頻度が多い場合、主として小水に伴う水分投入に伴い、汚水を処理した処理水がオーバーフローするため、1日当たりの処理能力が限られるという問題があった。
【0005】
そこで、本発明は上記の問題点等に鑑みて為されたもので、その課題の一例は、屎尿に対する1日当たりの処理能力をより向上させた屎尿処理装置等を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、便器からの屎尿を受け入れ、微生物処理することにより、前記便器の洗浄水として利用する処理水を生成する第1槽と、前記洗浄水として、前記第1槽からの前記処理水を貯え、殺菌処理を行う第2槽と、前記第2槽内の一部の液体を受け入れ、基材に接触させることで、便器の使用に伴い増加する水分を蒸発させる第3槽と、を備えることを特徴とする。
【0007】
また、請求項2に記載の発明は、前記第3槽が、前記第3槽内のガスを外部に排出させるファン、ヒータ、撹拌装置を有することを特徴とする。
【0008】
また、請求項3に記載の発明は、前記基材の水分に関するデータから、前記ファン、ヒータ、撹拌装置の運転条件を算出することを特徴とする。
【0009】
また、請求項4に記載の発明は、前記第3槽が、前記第1槽内の汚泥を受け入れることを特徴とする。
【0010】
また、請求項5に記載の発明は、前記第1槽が、嫌気性細菌により前記微生物処理を行う嫌気部と、好気性細菌により前記微生物処理を行う好気部を有することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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