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公開番号2024171591
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-12-12
出願番号2023088677
出願日2023-05-30
発明の名称収穫機
出願人株式会社クボタ,株式会社斎藤農機製作所
代理人弁理士法人R&C
主分類A01D 45/22 20060101AFI20241205BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】収穫機において、シートが敷かれた圃場の作物を無理なく収穫することができるように構成する。
【解決手段】シートSが敷かれた圃場Gの作物を保持し収穫して、保持した作物を圃場Gから持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する収穫部3が備えられる。圃場Gの作物の保持を開始する収穫部3の保持開始部分11aに対して下側で、保持開始部分11aに対して右側及び左側に配置され、シートSに接地追従してシートSを上方から押圧可能な右及び左の接地体20が備えられる。右及び左の接地体20の間に配置され、シートSを破るシート処理部28が備えられる。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
走行装置が設けられた機体と、
前記機体の前部に設けられ、シートが敷かれた圃場の作物を保持し収穫して、保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する収穫部と、
圃場の作物の保持を開始する前記収穫部の保持開始部分に対して下側で、前記保持開始部分に対して右側及び左側に配置され、前記シートに接地追従して前記シートを上方から押圧可能な右及び左の接地体と、
右及び左の前記接地体の間に配置され、前記シートを破るシート処理部とが備えられている収穫機。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
前記シート処理部が、前記保持開始部分に対して右及び左の前記接地体の一方側に偏移して配置されている請求項1に記載の収穫機。
【請求項3】
前記シート処理部が、前記保持開始部分に対して後側に配置されている請求項1に記載の収穫機。
【請求項4】
作物の前記シート処理部への接触を回避するガード部材が、前記シート処理部に対して前側に設けられている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の収穫機。
【請求項5】
前記シート処理部が、前記保持開始部分に対して右及び左の前記接地体の一方側に偏移して配置され、
前記ガード部材は、前記機体の前進に伴って、作物を左右方向で前記保持開始部分の側に向けて案内する請求項4に記載の収穫機。
【請求項6】
前記シート処理部が、左右方向に沿った軸芯周りに回転しながら前記シートを切断する円板カッターである請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の収穫機。
【請求項7】
前記円板カッターを昇降可能に前記収穫部に取り付けるカッター昇降機構と、前記円板カッターを下方に向けて付勢するカッター付勢機構とが備えられている請求項6に記載の収穫機。
【請求項8】
前記軸芯が前記接地体の接地面に対して所定の高さだけ上側に位置する前記円板カッターと前記接地体との間の上下間隔が設定され、
前記上下間隔を越えての前記円板カッターと前記接地体との上下方向での接近を阻止し、且つ、前記上下間隔を越えての前記円板カッターと前記接地体との上下方向での離間を許容する上下間隔維持部が備えられている請求項7に記載の収穫機。
【請求項9】
前記カッター昇降機構が、上下揺動可能に前記収穫部に接続され、前記収穫部から斜め前方下方に向けて延出されたアームであり、
前記円板カッターが前記アームの前部に取り付けられている請求項7に記載の収穫機。
【請求項10】
前記接地体の前端部が、前記保持開始部分に対して前側に配置され、
前記接地体の後端部が、前記保持開始部分に対して後側に配置されている請求項1~3のうちのいずれか一項に記載の収穫機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場の作物を収穫する収穫機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に開示されているように、収穫部が機体の前部に設けられ、機体の前進に伴って、収穫部が、圃場の作物を保持し収穫して、保持した作物を圃場から持ち上げ、斜め後方上方に向けて搬送するように構成された収穫機がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-2497号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
圃場の保温及び雑草防止等の為に、シートが圃場に敷かれ、シートの開口部に、種が播かれたり、苗が植え付けられたりして、作物の生育が行われることがある。
このような圃場において、収穫機の収穫部が、シートが敷かれた圃場の作物を保持し収穫して、保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する場合、シートが作物と一緒に持ち上げられて、シートの一部と作物とが収穫部により一緒に搬送される状態が懸念される。
【0005】
本発明は、圃場の作物を保持し収穫して、保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する収穫部が備えられた収穫機において、シートが敷かれた圃場の作物を無理なく収穫することができるように構成することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の収穫機は、走行装置が設けられた機体と、前記機体の前部に設けられ、シートが敷かれた圃場の作物を保持し収穫して、保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する収穫部と、圃場の作物の保持を開始する前記収穫部の保持開始部分に対して下側で、前記保持開始部分に対して右側及び左側に配置され、前記シートに接地追従して前記シートを上方から押圧可能な右及び左の接地体と、右及び左の前記接地体の間に配置され、前記シートを破るシート処理部とが備えられている。
【0007】
本発明によると、収穫機の収穫部が、シートが敷かれた圃場の作物を保持し収穫して、保持した作物を圃場から持ち上げ斜め後方上方に向けて搬送する場合、シートにおいて収穫部の保持開始部分に対して右側及び左側の部分が、右及び左の接地体により押圧されており、シートにおいて右及び左の接地体の間の部分が、シート処理部により破られる。
【0008】
本発明によると、収穫部により保持された作物が圃場から持ち上げられる際に、シートが作物と一緒に持ち上げられようとしても、シート処理部によりシートが破られることにより、シートは作物から離れ易いのであり、右及び左の接地体によりシートが押圧されることにより、シートは持ち上げられ難い。
【0009】
これにより、シートの一部と作物とが収穫部により一緒に搬送されることによる収穫部での搬送詰まり等を少なくすることができ、収穫された作物へのシートの混入を少なくすることができて、シートが敷かれた圃場の作物の収穫性能を向上させることができる。
【0010】
本発明において、前記シート処理部が、前記保持開始部分に対して右及び左の前記接地体の一方側に偏移して配置されていると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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