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公開番号2024120921
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-09-05
出願番号2024099116,2021214401
出願日2024-06-19,2021-12-28
発明の名称電動作業車
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60L 3/00 20190101AFI20240829BHJP(車両一般)
要約【課題】充電を行っている間における車体の安全管理を良好に行えるようにすることが要望されていた。
【解決手段】電動作業車は、車体を走行駆動可能な電動モータMと、電動モータMに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置KDにより充電可能なバッテリー4と、給電装置側の給電用コネクタ36が接続可能な接続部37と、電動モータMの作動を制御するとともに、給電装置KDによる充電状態を制御する制御装置34と、制御装置34を動作可能状態または非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けて、制御装置34の状態を切り換え可能な切換操作部44と、が備えられ、給電装置KDによるバッテリー4への充電作動中において、切換操作部44が制御装置34を非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けた場合、給電装置KDによる充電を継続して行い、充電が完了すると、制御装置34を非作動状態に切り換える。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
車体を走行駆動可能な電動モータと、
前記電動モータに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置により充電可能なバッテリーと、
前記給電装置側の給電用コネクタが接続可能な接続部と、
前記電動モータの作動を制御するとともに、前記給電装置による充電状態を制御する制御装置と、
前記制御装置を動作可能状態または非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けて、前記制御装置の状態を切り換え可能な切換操作部と、が備えられ、
前記給電装置による前記バッテリーへの充電作動中において、前記切換操作部が前記制御装置を非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けた場合、前記給電装置による充電を継続して行い、充電が完了すると、前記制御装置を非作動状態に切り換える電動作業車。
続きを表示(約 2,500 文字)【請求項2】
車体を走行駆動可能な電動モータと、
前記電動モータに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置により充電可能なバッテリーと、
前記給電装置側の給電用コネクタが接続可能な接続部と、
前記電動モータの作動を制御するとともに、前記給電装置による充電状態を制御する制御装置と、
前記制御装置を動作可能状態または非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けて、前記制御装置の状態を切り換え可能な切換操作部と、が備えられ、
前記制御装置は、前記給電用コネクタが前記接続部に接続された状態で前記給電装置による前記バッテリーへの充電を開始したのちの充電作動中においては、車体の移動走行を禁止するように構成され、
前記給電装置による前記バッテリーへの充電作動中において、前記切換操作部が前記制御装置を非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けた場合、前記給電装置による充電を継続して行い、充電が完了すると、前記制御装置を非作動状態に切り換える電動作業車。
【請求項3】
車体を走行駆動可能な電動モータと、
前記電動モータに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置により充電可能なバッテリーと、
前記給電装置側の給電用コネクタが接続可能な接続部と、
前記電動モータの作動を制御するとともに、前記給電装置による充電状態を制御する制御装置と、
前記制御装置を動作可能状態または非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けて、前記制御装置の状態を切り換え可能な切換操作部と、
前記切換操作部に差し込み装着可能な操作キーと、が備えられ、
前記制御装置は、前記給電用コネクタが前記接続部に接続された状態で前記給電装置による前記バッテリーへの充電を開始したのちの充電作動中においては、車体の移動走行を禁止するように構成され、
前記給電装置による前記バッテリーへの充電作動中において、前記切換操作部から前記操作キーが取り外された状態に切り換わった場合、前記給電装置による充電を継続して行う電動作業車。
【請求項4】
車体を走行駆動可能な電動モータと、
前記電動モータに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置により充電可能なバッテリーと、
前記給電装置側の給電用コネクタが接続可能な接続部と、
前記電動モータの作動を制御するとともに、前記給電装置による充電状態を制御する制御装置と、
前記制御装置を動作可能状態または非作動状態に切り換えるための操作指令を受け付けて、前記制御装置の状態を切り換え可能な切換操作部と、
車体側に備えられる受信部との間で無線通信可能な操作キーと、が備えられ、
前記制御装置は、前記給電用コネクタが前記接続部に接続された状態で前記給電装置による前記バッテリーへの充電を開始したのちの充電作動中においては、車体の移動走行を禁止するように構成され、
前記給電装置による前記バッテリーへの充電作動中において、前記操作キーが前記車体との通信可能距離よりも遠方に位置する状態に切り換わった場合、前記給電装置による充電を継続して行う電動作業車。
【請求項5】
車体を走行駆動可能な電動モータと、
前記電動モータに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置により充電可能なバッテリーと、
前記給電装置側の給電用コネクタが接続可能な接続部と、
前記電動モータの作動を制御するとともに、前記給電装置による充電状態を制御する制御装置と、が備えられ、
前記制御装置は、前記給電用コネクタが前記接続部に接続された状態で前記給電装置による前記バッテリーへの充電を開始したのちの充電作動中においては、車体の移動走行を禁止するように構成され、
前記電動モータの動力を、走行クラッチを介して車体走行装置に伝達するように構成され、
前記制御装置は、前記充電作動中においては、前記走行クラッチの入り指令が指令されても前記走行クラッチの入り状態への切り換えを行わないように構成されている電動作業車。
【請求項6】
車体を走行駆動可能な電動モータと、
前記電動モータに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置により充電可能なバッテリーと、
前記給電装置側の給電用コネクタが接続可能な接続部と、
前記電動モータの作動を制御するとともに、前記給電装置による充電状態を制御する制御装置と、が備えられ、
前記制御装置は、前記給電用コネクタが前記接続部に接続された状態で前記給電装置による前記バッテリーへの充電を開始したのちの充電作動中においては、車体の移動走行を禁止するように構成され、
車体に対して作業装置が着脱可能であり、
前記電動モータの動力を、作業クラッチを介して前記作業装置に伝達するように構成され、
前記制御装置は、前記充電作動中においては、前記作業クラッチの入り指令が指令されても前記作業クラッチの入り状態への切り換えを行わないように構成されている電動作業車。
【請求項7】
前記給電装置による充電を継続して行い、充電が完了すると、前記制御装置を非作動状態に切り換える請求項3又は4に記載の電動作業車。
【請求項8】
前記制御装置は、前記充電作動中においては、前記電動モータを駆動させないように構成されている請求項1から6のいずれか1項に記載の電動作業車。
【請求項9】
前記バッテリーからの電力をインバータを介して前記電動モータに供給するように構成され、
前記制御装置は、前記充電作動中においては、前記インバータへの出力を停止することにより前記電動モータを駆動させないように構成されている請求項8に記載の電動作業車。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車体を走行させながら、例えば、対地作業やその他の作業を行うように構成され、且つ、車体を走行駆動可能な電動モータと電動モータに駆動用電力を供給するバッテリーとを備えた電動作業車に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
この種の電動作業車では、例えば、特許文献1に記載されるように、バッテリーの電力が消費されると、接続用コネクタを介して接続された外部の給電装置から充電が行われる。そして、充電が行われている間においては、車体側では特別な制御は行われていなかった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2021-957号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記バッテリーに対する充電は長い時間が必要である場合がある。その結果、充電が行われている間に、例えば、運転者が充電中であることを忘れて誤って車体の運転部に着座して運転操作を行うことが考えられる。又、車体から運転者が離れたときに、他人が運転操作を行うことも考えられる。そうすると、車体が不測に移動して車体や給電装置が破損する等のおそれがあり、充電を行っている間における車体の安全管理が充分ではなかった。
【0005】
そこで、充電を行っている間における車体の安全管理を良好に行えるようにすることが要望されていた。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る電動作業車の特徴構成は、車体を走行駆動可能な電動モータと、前記電動モータに駆動用電力を供給するとともに、外部の給電装置により充電可能なバッテリーと、前記給電装置側の給電用コネクタが接続可能な接続部と、前記電動モータの作動を制御するとともに、前記給電装置による充電状態を制御する制御装置と、が備えられ、前記制御装置は、前記給電用コネクタが前記接続部に接続された状態で前記給電装置による前記バッテリーへの充電を開始したのち、前記バッテリーへの充電が完了するまでの間の充電作動中においては、車体の移動走行を禁止するように構成されている点にある。
【0007】
本発明によれば、バッテリーへの充電を開始してから充電が完了するまでの間の充電作動中においては、車体の移動走行が禁止される。その結果、充電に長い時間が必要である場合において、運転者が誤って車体の運転部に着座して運転操作を行ったり、他人が運転操作するようなことがあっても、車体が移動して車体や給電装置が破損する等の不利が回避される。
【0008】
従って、充電を行っている間における車体の安全管理を良好に行えるようにすることが可能となった。
【0009】
本発明においては、前記制御装置は、前記充電作動中においては、前記電動モータを駆動させないように構成されていると好適である。
【0010】
本構成によれば、充電作動中においては、電動モータが駆動されることがないので、車体が電動モータの動力によって車体が移動走行することがない。車体に作業装置が装備されている場合には、電動モータにより作業装置が駆動されることがない。従って、動力源である電動モータが駆動できないので、安全性を確保することができる。
(【0011】以降は省略されています)

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