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公開番号2024151573
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023065031
出願日2023-04-12
発明の名称圃場作業機
出願人株式会社クボタ
代理人弁理士法人R&C
主分類B60K 11/06 20060101AFI20241018BHJP(車両一般)
要約【課題】空冷エンジン、及び、空冷エンジンよりも車体横外側に位置して空冷エンジンに向けて冷却風を供給する冷却ファンを有する空冷エンジンユニットと、空冷エンジンユニットを覆うエンジンボンネットとが備えられた圃場作業機において、エンジン冷却などによって発生した熱気をエンジン冷却に悪影響し難くする。
【解決手段】空冷エンジンユニット4に沿って車体横幅方向に延びる導風部材40が備えられている。導風部材40は、冷却ファン35から空冷エンジン24に供給された冷却風を冷却ファン35が位置する側とは反対側に向けて流れるように導く。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
空冷エンジン、及び、前記空冷エンジンよりも車体横外側に位置して前記空冷エンジンに向けて冷却風を供給する冷却ファンを有する空冷エンジンユニットと、
前記空冷エンジンユニットを覆うエンジンボンネットと、
前記空冷エンジンユニットに沿って車体横幅方向に延びる状態で設けられ、前記冷却ファンから前記空冷エンジンに供給された冷却風を前記冷却ファンが位置する側とは反対側に向けて流れるように導く導風部材と、が備えられている圃場作業機。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記導風部材は、前記空冷エンジンユニットよりも車体後方側に設けられている請求項1に記載の圃場作業機。
【請求項3】
前記導風部材の前記冷却ファンが位置する側とは反対側の端部が、前記空冷エンジンユニットよりも車体横外側に突出している請求項2に記載の圃場作業機。
【請求項4】
前記導風部材の前記冷却ファンが位置する側とは反対側の端部に、平面視で車体横外側ほど車体前方側に位置する状態で傾斜し、当った冷却風を前記エンジンボンネットの排気口に向けて流れるように案内する傾斜案内部が備えられている請求項2または3に記載の圃場作業機。
【請求項5】
前記導風部材よりも車体後方側に静油圧式の無段変速装置が設けられている請求項2または3に記載の圃場作業機。
【請求項6】
前記無段変速装置に対して前記冷却ファンが位置する側とは反対側に設けられ、前記無段変速装置に向けて冷却風を供給する変速装置冷却ファンが備えられている請求項5に記載の圃場作業機。
【請求項7】
前記冷却ファンの吸気口の外側に設けられ、前記吸気口の外周囲からの前記冷却ファンによる吸気を抑制する吸気抑制部材が備えられている請求項2または3に記載の圃場作業機。
【請求項8】
前記吸気抑制部材は、前記吸気口の後側半分における上端側の一部分の周りと、前記吸気口の前側半分における上端側の一部分の周りとに亘って設けられ、前記吸気口の後側半分における前記一部分を除く部分の周りと、前記吸気口の前側半分における前記一部分を除く部分の周りとに設けられていない請求項7に記載の圃場作業機。
【請求項9】
空冷エンジン、及び、前記空冷エンジンよりも車体横外側に位置して前記空冷エンジンに向けて冷却風を供給する冷却ファンを有する空冷エンジンユニットと、
前記空冷エンジンユニットを覆うエンジンボンネットと、
前記冷却ファンの吸気口の外側に設けられ、前記吸気口の外周囲からの前記冷却ファンによる吸気を抑制する吸気抑制部材と、が備えられ、
前記吸気抑制部材は、前記吸気口の後側半分における上端側の一部分の周りと、前記吸気口の前側半分における上端側の一部分の周りとに亘って設けられ、前記吸気口の後側半分における前記一部分を除く部分の周りと、前記吸気口の前側半分における前記一部分を除く部分の周りとに設けられていない圃場作業機。
【請求項10】
前記空冷エンジンユニットよりも車体後方側に設けられ、前記冷却ファンから前記空冷エンジンに供給された冷却風を前記冷却ファンが位置する側とは反対側に向けて流れるように導く導風部材が備えられている請求項9に記載の圃場作業機。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、圃場作業機に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
特許文献1に示されるように、空冷エンジン、及び、空冷エンジンよりも車体横外側に位置して空冷エンジンに向けて冷却風を供給する冷却ファンを有する空冷エンジンユニットと、空冷エンジンユニットを覆うエンジンボンネット(ボンネット)と、が備えられた圃場作業機(田植機)がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2001-10359号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
冷却ファンからの冷却風によってエンジンの冷却が行われるが、エンジンの冷却、エンジンから発生する輻射熱などによって発生した熱気がエンジン周辺において停滞あるいは回流した場合、熱気のためにエンジンの冷却が効率よく行われず、高性能で高価なオイルクーラが必要になる。また、圃場作業機では、エンジンの付近に走行装置などに動力伝達する動力伝達装置が設けられるが、動力伝達装置が熱気などによって温度上昇する場合も同様である。
【0005】
本発明は、エンジン周辺の熱気による悪影響を受け難くしつつエンジンを冷却することができる圃場作業機を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明による圃場作業機は、
空冷エンジン、及び、前記空冷エンジンよりも車体横外側に位置して前記空冷エンジンに向けて冷却風を供給する冷却ファンを有する空冷エンジンユニットと、前記空冷エンジンユニットを覆うエンジンボンネットと、前記空冷エンジンユニットに沿って車体横幅方向に延びる状態で設けられ、前記冷却ファンから前記空冷エンジンに供給された冷却風を前記冷却ファンが位置する側とは反対側に向けて流れるように導く導風部材と、が備えられている。
【0007】
本構成によると、エンジン冷却などによって発生した熱気が導風部材によって導かれて冷却ファンが位置する側とは反対側に向けて流れるので、熱気がエンジンの周辺から流出し易い。熱気がエンジンの周辺から流出し易いことにより、熱気の停滞あるいは回流を抑制でき、熱気による悪影響を受け難くしつつエンジンを冷却することができる。
【0008】
本発明においては、
前記導風部材は、前記空冷エンジンユニットよりも車体後方側に設けられていると好適である。
【0009】
空冷エンジンユニットよりも車体後方側を流れる熱気が導風部材によって導かれて冷却ファンが位置する側とは反対側に向けて流れるので熱気がエンジンの周囲から流出し易い。熱気がエンジンの周囲から流出し易いことにより、熱気による悪響を受け難くしつつエンジンを冷却することができる。
【0010】
本発明においては、
前記導風部材の前記冷却ファンが位置する側とは反対側の端部が、前記空冷エンジンユニットよりも車体横外側に突出していると好適である。
(【0011】以降は省略されています)

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