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公開番号
2024131996
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-09-30
出願番号
2023042614
出願日
2023-03-17
発明の名称
情報表示システム、画像の表示方法および作業車両
出願人
株式会社クボタ
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G01D
7/00 20060101AFI20240920BHJP(測定;試験)
要約
【課題】農作業時に必要な多様な情報を視認性良く表示する。
【解決手段】作業車両用の情報表示システムは、ディスプレイ素子を有するメータパネルユニットと、前記メータパネルユニットを制御する制御装置と、を備える。前記ディスプレイ素子は、それぞれが前記作業車両の異なる部分の状態を示す複数のインジケータを表示するためのインジケータ表示領域を含む。前記制御装置は、前記複数のインジケータのうち、点灯条件を満たす1つ以上のインジケータを、前記インジケータ表示領域に表示させ、前記1つ以上のインジケータの配置を、前記複数のインジケータの各々の点灯タイミングおよび消灯タイミングに基づいて変化させる。
【選択図】図23
特許請求の範囲
【請求項1】
作業車両用の情報表示システムであって、
ディスプレイ素子を有するメータパネルユニットと、
前記メータパネルユニットを制御する制御装置と、
を備え、
前記ディスプレイ素子は、それぞれが前記作業車両の異なる部分の状態を示す複数のインジケータを表示するためのインジケータ表示領域を含み、
前記制御装置は、
前記複数のインジケータのうち、点灯条件を満たす1つ以上のインジケータを、前記インジケータ表示領域に表示させ、
前記1つ以上のインジケータの配置を、前記複数のインジケータの各々の点灯タイミングおよび消灯タイミングに基づいて変化させる、
情報表示システム。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
前記インジケータ表示領域は、第1から第Nの表示位置を含み、Nは前記複数のインジケータの個数以下の整数であり、
前記制御装置は、
前記複数のインジケータのうち、前記点灯条件を満たす1つ以上のインジケータを、前記点灯条件を満たした順に、前記第1から第Nの表示位置の順番で表示させ、
2つ以上のインジケータが表示されている状態で、あるインジケータが点灯条件を満たさなくなったとき、前記インジケータを消灯させ、
前記インジケータの消灯の時点で、前記インジケータよりも後に点灯した1つ以上のインジケータが存在する場合、前記消灯の時点から所定時間が経過した後、前記1つ以上のインジケータの表示位置を1つずつ前にずらす、
請求項1に記載の情報表示システム。
【請求項3】
前記制御装置は、
前記インジケータの消灯の時点で、前記インジケータよりも後に点灯した1つ以上のインジケータが存在する場合、前記消灯の時点から所定時間が経過し、かつ点灯中の他のいずれのインジケータも前記点灯条件を満たしている場合、前記1つ以上のインジケータの表示位置を1つずつ前にずらす、
請求項2に記載の情報表示システム。
【請求項4】
前記制御装置は、
前記インジケータの消灯の時点から前記所定時間が経過する前に、点灯中の他のインジケータが前記点灯条件を満たさなくなった場合、前記他のインジケータを消灯させ、
前記他のインジケータの消灯の時点から前記所定時間が経過し、かつ点灯中の他のいずれのインジケータも前記点灯条件を満たしている場合、点灯中のインジケータの表示位置を前記第1から第Nの表示位置の順に再配列する、
請求項3に記載の情報表示システム。
【請求項5】
前記制御装置は、
前記インジケータの消灯の時点から前記所定時間が経過する前に、消灯した前記インジケータが再び点灯条件を満たした場合、
前記インジケータを同じ表示位置に再び点灯させ、
前記消灯の時点から前記所定時間が経過した場合であっても、他のインジケータの表示位置を変更することなく維持する、
請求項2から4のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項6】
前記第1から第Nの表示位置は、左から右に一列に並び、
前記制御装置は、前記点灯条件を満たす1つ以上のインジケータを、前記第1から第Nの表示位置の順に左詰めで表示させる、
請求項2から4のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項7】
前記所定時間は、1秒以上5秒以下である、請求項1から4のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項8】
前記所定時間は、2秒以上4秒以下である、請求項1から4のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項9】
前記メータパネルユニットは、前記ディスプレイ素子の周囲に、複数のハードウェアインジケータを有し、
前記制御装置は、前記作業車両の動作を制御する車両制御装置からの指令に従って、前記複数のハードウェアインジケータ、および前記インジケータ表示領域における前記複数のインジケータの点灯および消灯の制御を行う、
請求項1から4のいずれか1項に記載の情報表示システム。
【請求項10】
前記メータパネルユニットは、指示針を有する第1および第2のアナログメータを有し、
前記ディスプレイ素子は、前記第1および第2のアナログメータの間に設けられている、請求項1から4のいずれか1項に記載の情報表示システム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、情報表示システム、画像の表示方法および作業車両に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
次世代農業として、ICT(Information and Communication Technology)およびIoT(Internet of Things)を活用したスマート農業の研究開発が進められている。圃場で使用されるトラクタなどの作業車両の自動化および無人化に向けた研究開発も進められている。例えば、精密な測位が可能なGNSS(Global Navigation Satellite System)などの測位システムを利用して自動操舵で走行する作業車両が実用化されてきた。
【0003】
トラクタなどの農業用作業車両の運転席の正面には、走行速度、エンジンの負荷状態、作業車両の各部の状態を表示して運転者(オペレータ)に通知するメータパネルユニットが設けられている。
【0004】
特許文献1は、一般的な乗用車用のメータユニットを記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-32209号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
トラクタなどの農業機械に備え付けられるメータパネルには、走行または作業中の車両に関する種々の情報をオペレータに的確に通知することが求められる。また、このような農業機械は、屋外で様々な作業を実行するため、一般の乗用車に比べて、より多くの情報を表示する必要がある。農業機械がスマート農業に用いられる場合は、更に多くの情報を表示することが必要になる。しかし、メータパネルに表示される情報の量が増大するほど、視認性が低下し、運転者が必要な情報を取得することが難しくなる。
【0007】
また、このようなメータパネルに求められる要求の高まりは、農業機械だけでなく、建設現場での作業に用いられる建設機械についても同様である。以下、移動型の農業機械および建設機械を総称して「作業車両」と称することとする。
【0008】
本開示では、このような課題を解決することが可能な情報表示システム、当該情報表示システムを備える作業車両、および画像を表示するための表示方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示は、以下の項目に記載の解決手段を提供する。
【0010】
[項目1]
作業車両用の情報表示システムであって、
ディスプレイ素子を有するメータパネルユニットと、
前記メータパネルユニットを制御する制御装置と、
を備え、
前記ディスプレイ素子は、それぞれが前記作業車両の異なる部分の状態を示す複数のインジケータを表示するためのインジケータ表示領域を含み、
前記制御装置は、
前記複数のインジケータのうち、点灯条件を満たす1つ以上のインジケータを、前記インジケータ表示領域に表示させ、
前記1つ以上のインジケータの配置を、前記複数のインジケータの各々の点灯タイミングおよび消灯タイミングに基づいて変化させる、
情報表示システム。
(【0011】以降は省略されています)
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